カタログギフトで選んだマルチスライサーが届く。これは先日、夫の会社の忘年会で当たった景品なのだ。忘年会ということで、空クジなしの抽選らしいが、夫が当ててきたものは、結構上位の景品らしい。豪華なカタログに、選びきれないほどの商品が掲載されていた。この中から選んだのが、マルチスライサー。
夫には何年かに一度、抽選の神様が降りてくる。数年前も、ブランド品を二度もパーティーで当てた。結婚前には、年賀状のお年玉くじで二等を当てて、腕時計を受け取った。私はというと、くじ運が全くない。商店街の抽選券10枚がポケットティッシュ10個に変換されることなど、日常茶飯事。そういえば昔占い師に、宝くじとかがドーンと当たって大もうけすることとは無縁の人生になると言われた。不況でも好況でも生活はあまり影響を受けないそうで、良くも悪くも貴方の頑張り次第なのよ、とのこと。そう言われてしまうと、ちょっと上手くいかないと「私って本当にダメなのね」って落ち込みも加速しそうである。失敗の原因を何かに転嫁したいときだってあるのだ。それに、上手くいってると、「私ってスゴイかも」と天狗になりがちだし。
公募では、何か当てたことはあっただろうかと記憶を辿るも、何もない。お米の名前もだめだったし、リゾートホテルの名前もだめだった。10年以上前に、伊藤園の俳句の公募で3回目の選考まで残ったということで、冊子が送られてきたことがあった。別に冊子に応募したのではなくて、賞金が欲しかったのだが。冊子は現在行方不明。捨てた?
マルチスライサー受取の同日、クリスマスカードが届く。カードに貼られた切手に、目が釘付け。カード本体よりも気に入る。銀色の封筒ともよく合っている。
調べてみると、ラファエル前派のエドワード・バーン=ジョーンズによる、イースト・サセックス州ライのセント・メアリー教会のステンドガラスの柄で、主題が「東方三博士」であることが判明。もしかして、地味目のカードも全て切手を引き立たせるための演出?だとしたら、気が利いていて、粋な演出。切手一枚で、クリスマス気分に浸る。
夫に得意げに銀色の封筒に貼られた切手を見せたら、「おお、アレキサンダー大王か」。クリスマス切手なんですけど。ターバン巻いている人=アレキサンダー大王なのか。
伊藤園の俳句コンテストで三回目まで選考に引っかかった句をおぼろげながら思い出す: 「留守電の ランプの点滅 暖かい」ちょっと違うかもしれない。でも、こんな感じ。それにしても、これでよく三回選考に残ったものだ。我ながら、ちょっとイタタ。