夫が金曜日に余計なことを言ってしまったと、ちょっと気にしている。詳細はこうである。金曜日の退社時、エレベーターで同じ部の若い女性2名と一緒になったとき。彼は世間話っぽく軽く「今からどっか行くん?」と尋ねたら、彼女らは、何も言わず軽く笑って頷いていたのだが、「目がな、ほっといてよ、って言うててん」とのこと。ちょっと気にしすぎかもしれないけれども、夫は聞くべきではなかったなぁ、失敗したー、と少し落込んでいる。「まー、それはセクハラ指数20パーセントってとこかな」と私がちゃかすと、「ああ、やっぱりそうか」とまた落ち込んでいた。自分たちから話すまでは、どこに行くだの、なにするだの、聞いてほしくないのだ。私もめっちゃ若いOLをやってたときはそうだった(と、思う。昔なので記憶が曖昧で)。今も昔も若い人は、年上の人間からの詮索めいた質問があまり好きではないのだと思う。
で、なんとなくそのまま退社後にイベントがあるかどうかって、見ていてわかるかという話題になった。結論から言うと、女性の場合は一目瞭然だということになった。まずは、夕方香水の匂いがオフィスですると、ああ、誰かコンパか飲み会か、はたまたデートやなっておっさん達は邪推する。女性同士なら、トイレに夕方に行ったときに、化粧直しとか念入りにやっている人を見ると、「あ、飲み会やな」とぴんとくる。あと朝から勝負服かどうかでもわかる。では、男性だとわからないのか、というとそうでもない。極私的なエピソードだけれど、独身時代、夫は平日にデートのときはいつも同じネクタイだった。おそらく彼の中での「晴れ着」カテゴリーのネクタイだったのだと思う。一応、お洒落してくれてるんだと、悪い気はしなかった。が、結婚後も彼がチョイスするネクタイを見ると、今日がちょっと「嬉しい」飲み会なのかどうなのかもわかってしまった。現在は、特別なことがない限り年中ノーネクタイデーなので、わかりにくくはなったけれど。でもまぁ、男性も女性も結婚したからといって、服装に気を使わないよりは、それなりに選んだものを身につけるというのがいいと思っている。