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ヒマラヤスギ雑記

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電話営業の言葉遣い

土曜日の朝、いつもより遅めの朝ごはんを用意しようとキッチンに向う途中で、電話が鳴る。土曜日のこの時間帯だと、東京の妹か、実家の両親か、夫の実家関係の可能性が高いのだが、この日はどれでもなかった。いきなり喋りだす。電話営業だ。

「奥様でいらっしゃいますか、私関西電力のXXXXプランをご紹介させてもらおうとお電話いたしました、電気代が年間でかなりお安くなるプランなのです」
関西電力のプランを紹介するという目的はわかるのだが、電話をしている人間の所属は関西電力ではないみたいだし、でもはっきり名乗らないし、それにこの時間帯に「お忙しい時間にすみません」とか「今電話してもよろしいですか」とか、枕詞もなくいきなりなので、最初から印象があまりよろしくない。というか、電話営業って、いっつもこんな感じた。ここで、「今忙しい!」と言って3秒で電話を切るというオプションもあるのだが、それは私のような臆病者にはハードルが高いので、目標は3分以内で通話を終了させることとなる。

「すみません、今から朝ごはんの支度をするのでお話できないのですが」と言ってみる。しかしこんなことで引き下がる電話営業嬢ではないのだ。
「奥様、ガス代と電気代、合わせておいくらでしょうか」と、全然人の話を聞かないで強引に会話をすすめる。

ここで「電話する時間はないって言ってるでしょ!」といって受話器を叩き切るというオプションもあるのだが、私のような小心者には勇気が要るので、目標は次の2分以内で通話を終了させることとなる。電話営業嬢は、畳み掛けるように喋る、「ガス代と電気代をあわせて月に1万円以上のお宅だとこのプランはお得なんですよ、奥様のお宅では月のガス代、電気代は合計おいくらになりますか」この質問に答えるべきなのかどうなのか、迷いつつ「月によって違いますから」「平均でいいんです、平均で」と、完全にあっちに主導権を握られる。で、「うーん、1万円を少し切るくらいでしょうかね(適当に返事)」と答えると、なんと電話営業嬢は「1万円ということですね、それでしたらこのプランはお得なんですよ、それで・・・」と喋り続けるのだ。1万円を切るというのは、1万円未満ということで、1万円ということではないつもりなんだけど。電話営業嬢は意図的に言っているのだろうか。私はそこがどうしても気になったので、そのまま喋り続ける彼女に、「あの、1万円を切るっていうことなんですけど」「ですから、1万円かかるお宅ではお得だと申し上げているのです」うーん、朝にいきなり電話してきて営業する行為よりも、言葉を正確に捉えてくれないことのほうが不快になってきて、ついに「あの、1万円を切るっていうのは、1万円じゃないの、1万円未満ってことだから、あなたのいう1万円以上ならお得という条件を満たしていません。なので、電話を切りたいのだけど、切ります」と宣言したら、住所だけでも教えろとか食い下がる。しかし、「1万円を切る」という表現を正確に理解してくれなかったことを根に持っていた私は(そこ?)、「もう、よろしいでしょう、お茶が沸くので(大うそをかます)」と言って受話器をやっと置いた。

横で聞いていた夫が、「最初の1分で切れるやろーそんなもん」と。なら、やってみろよ。
by himarayasugi2 | 2010-05-23 09:33 | 雑感 | Comments(2)
Commented by CHARADE at 2010-05-23 12:00 x
この手の相手には言葉尻をつかまれるので、こちらからは一切情報提供をしない方がいいですね。また怒鳴り返すのも、一見カッコいいですが、ミョーな恨みを買ってもいくないので、あまりいい選択ではありません。ひとわたり相手にしゃべらせて、一息ついたところで、「あっあの、興味ありませんので」といってそっと切るのが正しいと思います。
Commented by himarayasugi2 at 2010-05-23 14:57
CHARADEさん、
ミョーな恨みを買いたくないので、結果中途半端に相手との会話を続けてしまっているようです。今度かかってきたら、「興味ありませんので」とスマートに短時間に会話を終了させたいです(というより、かかってこないで欲しいけど)。
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