人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

『龍馬伝』23回:新撰組!弥太郎!

神戸に海軍操練所が完成し、龍馬達は神戸へやって来る。亀弥太は長州藩の集まりに合流するために京都へ行ってしまう。それを追いかけてゆく龍馬。しかし、池田屋に集まって謀議に出席していた者は全員斬り殺されてしまう。そこで新撰組のことを知る龍馬。土佐では、弥太郎に子供が生まれる。武市、以蔵に対する尋問が続く、というお話。あまりクライマックスというのがなかったけれども、広く浅く色々な情報を見せる回だった。

弥太郎は、子供も生まれビジネスも順調で余裕がでてきたのか、武市の家に一人残された妻、富の様子を心配して見にきたり(本人は否定しているが)、やっぱりええヤツだった。ああいうタイプが、たまに真心を見せるとやっぱりぐっとくる。富はどれほど嬉しかっただろう。材木も売れているようだし、もっとドラマに顔を出して欲しい。ずっとええヤツでいてほしい。

京に行った亀弥太をほっておけと言う操練所のメンバーに、龍馬は「この中でいなくなっていい仲間なんてひとりもいない」と言い放つ。少々出来すぎのセリフかもしれないけれど、こういうセリフに非常に弱い(私が)。200人しかいない海軍ならば、その200人で団結しなくてどうするのだ。海軍は、ビジネスではない。いざというときは生死も関係する運命共同体にもなりえる。そういった組織では、やはり幕末といわず、今でもこれくらい「熱い絆」は意識しておくべきだと思う。残念ながら亀弥太は、池田屋を襲撃した新撰組に重傷を負わされ、自決した。新撰組が池田屋を襲撃する場面は、最初の踏み込む音のみで、その後すぐ画面を暗転させ、死体を映す演出だった。これが余計に当時泣く子も黙るといわれていた新撰組の恐ろしさを余さず伝えている。返り血を浴びたまま、無表情に黙って京の都を連なって歩いている新撰組は、いっとき暗殺集団的な性質を帯びていた土佐勤王党とはまた違う「冷酷、容赦なし」である。色々なところに新撰組のスパイが紛れていたのかもしれない。物乞い、商人、みな新撰組に協力していたのだろうか。来週は、近藤勇がセリフを言うようである。セリフを言っても、冷酷で「切れた感じ」が損なわれなければいいのだが。原田泰造のあの感じはわりといいと思う。あの人も、独特の存在感があって画面が締まる。まだ合計で5分もテレビに映ったかどうかなのに、印象は強烈。

長次郎の祝言に登場する、勝海舟はまんま金八先生だった。お龍は、本当にあんなに愛想がなかったのだろうか。龍馬の着物の汚れが目立ってきている。出演者はみな顔に余計なメークを施すことが禁じられているのだろうか、リアルでちょっと薄汚れているし、テカッテいる。  来週は「愛の蛍」とのこと。よくわからないけど、楽しみぜよ。
by himarayasugi2 | 2010-06-07 08:36 | エンターテインメント | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 10秒で帰った営業 風水的にNGの場所 >>