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ヒマラヤスギ雑記

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座右の銘を考えた日

三連休の最終日、前日にやっとレポートから解放されて休みらしい休みとなる。といっても、外は暑いし、とりあえず車で近くのモールに出かけることにした。バーゲンはもう殆どないだろうし、秋物に贅沢することに(無理だろうけど)。で、本屋へ移動。大型書店は涼しいし、いろいろな本があるしで、大賑わいである。最近、本屋も行ってなかった。平積みされているコーナーに行くと「今話題! 『ニーチェの言葉』」とポップが立ててあった。さらさらっと目を通すと、大きな字で分かりやすくニーチェの言葉が解説されていて、なんというか自己啓発本っぽい感じ。その横に『座右の銘』(だったと思う)という書籍も一緒に平積みされていたので、このコーナーはそういうコーナーのよう。

バブルの頃、大学4回生のとき、就職活動をしていたのだが、当時父親も会社の採用面接にちょこちょこ借り出されていたようで、このどうしようもない娘の面接をやはり心配していたようだった。「座右の銘とか聞かれるかもしれんけど、なんか考えてるんか?」と父。「うん、急がば回れ、って答えるねん」と私。「なんやそれ、やる気が伝わらへんから、いつも前向きです、にしなさい」と命令が下る。私は小学生の頃から答案用紙を見直さずにとりあえず書けたら浮かれてすぐ提出しては、ケアレスミスのてんこ盛を指摘されてきた。なので、母が「出す前にちゃんと見直しなさい、急がば回れでしょ」といつも言うので、いつのまにか「急がば回れ」が座右の銘となったのだ。確かにあのバブルの時代に「急がば回れ」が座右の銘というのは、ぱっとしないかもしれない。かといって、「いつも前向き」なんて自己啓発書みたいで嫌である。たまには後ろ向きになるときだってあるし。結局最終面接で、案の定座右の銘について聞かれたので、「いつも前向き、と、急がば回れです」と答えてみた。「いつも前向き」と言ったときは、面接官も「ほぉ」って顔だったけれど、「急がば回れ」と続くと「なんじゃそれ」みたいな顔になったような気がする。でもいいの。合格したから。

それにしても、座右の銘に関する書籍のコーナーがあるなんて驚いた。それだけ皆が自分を支える言葉を必要としているのだろう。でも、そういう言葉って「座右の銘リスト」やら「自己啓発書」の類をめくって探しに行かなくても、その人が必要としているときにきっと出会うような気がする。

本屋の隣の文房具コーナーで、紺色とベリジアンのボールペン0.7ミリを購入。私はシャーペンを使うことはまずないので、4月からボールペンの消費が激しいのだ。今まで職場でもらったボールペンは全て使い切ってしまった。ボールペンを買うなんて、久しぶり。それから、面白いケーキがあったのでその他食料品と一緒に購入して、帰宅。夫は庭木の消毒作業をし、私はケンの夕方散歩とケンの夕飯を準備した。来週こそ、あそぶぞー。
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(夫が、名前だけ見てスーパーで買ってきた「ケンちゃん」豆腐。クリーミーで美味しかった。チーズみたい。)
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(これは、キュビックシュークリームといって、立方体のシュークリーム。色が綺麗なので買ってみた。中には二種類のクリームが入っているけれど、砂糖を使わず素材の甘みとかだけで、さっぱりしていて、美味しかった。ちょっと高いけど、連休だからよしとする。)
by himarayasugi2 | 2010-07-20 08:26 | 雑感 | Comments(2)
Commented by 江草乗 at 2010-07-20 14:04 x
私の座右の銘は「なにごともあきらめが肝心」です。試験前に生とが参考書をぎりぎりまで開いていても「なにごともあきらめが肝心!」と告げて片づけさせます。しかしこの「あきらめ」というのは、やらずにあきらめるのではなくて、自分が全力で戦った後のことはすべてを神の手にゆだねてあきらめて運命を甘受せよという意味なんですが。
Commented by himarayasugi2 at 2010-07-20 16:29
江草さん、「なにごともあきらめが肝心」って私も好きですね。決して消極的な意味ではなくて、なんというか「腹を決める」みたいなニュアンスだと勝手に解釈しております。生徒さんもこうやって言葉に出会うのだなぁと思います。
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