夫は昨日までお盆休みだった。休み中といっても、ケンの散歩のこともあるので起床時間は通常通り。夫がケンの朝散歩に行ってくれたり、朝食の準備をしてくれたり、の間に私はケン関係と、洗面所、トイレ、玄関のマットを洗濯する。そして換気して汗だくで掃除機をかける。マット類を早く乾かすために、二階の南のベランダの手摺や椅子にがんがんマットを干す。水を含んだマットは重いので、夫にも運ぶのを手伝ってもらった。早朝のくぐもった空は、あっというまに真夏の空になっていて、どんどん気温が上昇するのがわかる。予想最高気温は35度とか言ってたけど、もう33度くらいにはなっているんじゃないか。さっさと干して、クーラーのきいた室内にもどろう、と、ベランダのガラス戸に手をかけたら、鍵がかかっている!先に室内に戻った夫が鍵をかけたのだ。しかも、夫は「じゃ、シャワー浴びるから」と言ってちょっと前に一階に降りてしまっているのだ。灼熱のベランダに取り残された。
日焼け止めも塗っていないし、焼けるようなウッドデッキは日陰が全然なくて、帽子も被っていない。めっちゃ暑いわけ。鉄板の上のお好み焼きに等しい。ああ、意識が遠くなってゆく(嘘)。ケンが部屋の中から、ウッドデッキで狼狽している私を、不思議そうに首をかしげながら見つめている。「ケンちゃん!下に行って呼んで来て!」と叫んでみるも、ケンは、にぱっと笑ってこっちむいて尻尾を振るのだ。肝心なときに役に立たないんですけど。まじで泣きそうになって、ガラス戸をどんどんと叩き続けてみる。3分ほど経過したところで、素っ裸の夫が「いやー、ごめんごめん」のジェスチャーをしながらやってきて、鍵を開けてくれた。なぜ、笑っているのだ!これ以上、デッキにいたら死ぬところだったんですけど!
「ちょと、ひどいやん、どういうことよ、これ」「あ、ごめんねー、いつもの癖ですぐ閉めてしもた、めんごー」とお尻を振り振りバスルームに夫はもどっていった。ケンは、新しい遊びだと(なわけないでしょ)思ったみたいで、頭を振りながら笑顔で大興奮だった。違うって。怒りさめやらぬ私は、その後もずっと「私はかわいそうな妻、炎天下放置されて計画的に熱中症にされるところだった・・・」と、うじうじ言い続けてみた。めっちゃしつこく。で結局、この犯行をブログに晒すことで溜飲を下げたのだった。といいつつ、掲載許可は犯人の承諾を得たのだが。
夕方、夕刊を配達してくださった新聞屋さん(顔見知り)と、ちょこっと話す。
「今日は、もう、どないもこないも、暑いですねー」と新聞屋さん。
「そうですよねー。ほんと、気をつけてくださいね」と私。
「いやいや、ほんま、冗談やないねぇ」と笑顔でバイクに跨って行ってしまった。
しばらく35度とか36度の日が続くらしい。もう、無理っす。氷を抱いてぼんやりしたい。
追記:結局、本日ヒマラヤスギ地方は午後、37度だったのだ!もうすぐ来日するL, 日本は暑いよ。
(保冷剤入り手ぬぐいで、クールダウン中のケン。)