我が家でインターネットを始めたのは、1998-9年だったと思う。かなり遅い。最初はメールとワード、エクセルを使ってたまにネットで検索する程度だった。そのうちネットの辞書なども頻繁に使うようになった。が、暫くは人のホームページへアクセスして日記やらブログを読むなんてことは全くしなかった。ここ最近では、ニュースも鉄道もレシピもみなネットで検索するし、人のブログも読むようになった。去年の10月からブログを始めるようになって、初めて主体的に情報を発信することも覚えた。正確には去年の秋からではあるが、今年はネット経由である程度情報なり考えを発信することに慣れた年と言えるだろう。
今までめったに人のブログにコメントなどしたことがなかったのだが、今年は少しするようになった。また、コメントもいただけることもあった。最初はブログをやっていても、一人で紙に書いている感じだったが、なんとなく、ディスプレーの向こう側に人の気配も感じられ始めた。そういう流れでネット経由で知り合った方と実際にお目にかかることもあったりで、10年ほどまえにインターネットを始めたときには想像もできなかった。出会いといえば、今年ではないがケンとの出会いもインターネットである。様々な事情で独りぼっちになった犬・猫の里親募集サイトにアクセスし、ちょっと寂しそうな顔をした柴犬を見たとき、どうしても一度会ってみたいと思ったのだった。あのときのサイトのケンの紹介文は「ケン 二歳くらい。人にも動物にもとにかく優しいです」だった。ケンとの出会いは私達夫婦にとって、とても大きなものである。
もうひとつ、ネットを通じて大きな出会いがあった。それは、我が家を設計してくださった建築家のMさんとの出会いである。正確にはインテリアカタログで最初お見かけしたのだが、その後何年もネット(Mさんのサイトなど)でMさんのご活躍を見てきて、この人に家のことをお願いしようかどうかと慎重に夫と考えていたのだ。思い切ってMさんにメールでコンタクトを取って依頼した結果、保守的なA型夫婦の私達が想像も出来なかった斬新でおおらかな、屋根に草を乗っけた家に暮らすことになった。あのとき、勇気を出してMさんにメールを送っていなかったら、おそらく北欧のハウスメーカーか、輸入住宅かにしていたかもしれない。それも今となったら考えられないことだ。
ネット経由の出会いのきっかけは、ブログへのコメントだったり、サイトへのメールだったりする。私にとっては全て「思い切って」したものばかりだった。かなり行動にうつすまでは時間をかけてはいる。でもそれでいいかなと思っている。ここまで情報が氾濫していると、やはり情報を読み解くのに時間もかかるから。そうやって少しずつネットでのコミュニケーションや主体的な情報発信に慣れてきていても、よい意味での警戒心や用心深さ、そして慎重さはいつも忘れないでいたいと思っている。少しハードルがあったほうが、かえっていい場合がある。自由にコミュニケーションが取れるということは、責任も伴うのだ。
おまけ:今年見つけてはまっているサイト。毎朝、「柴犬のチコ。」とこのサイトをパトロールするのが日課である。私の癒しの元は、ケンとチコちゃんとかぼすちゃん。
「かぼすちゃんとおさんぽ。」
おまけじゃなくてグチ:
火曜日の発表はグダグダだった。私のせいじゃないもん。
超難解文献読みましょう、の授業は水曜日が今学期最後だと思って、死ぬ気で予習していってそれはそれでいいんだけど、今年最後であって、今学期の最後じゃなかった(すごい脱力したもんね)。来年もあと一回ありますね、だって。最後って先生言ったやん。休講とちゃうん?私のせいじゃないもん。やるよ、やるよ、やりますよ。
年末に壊れてしまった、私。食器洗い機も壊れちゃったよ(泣)。