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ヒマラヤスギ雑記

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最近観たテレビ記録:『LADY』『探偵ナイトスクープ』『江』

『LADY~最後の犯罪プロファイル』:初回は2時間スペシャルだったが、20分くらいでリタイア。プロファイリングものとか、大好きなのだが、これはちょっとうーん。脚本のテンポが悪いし、最初の「爆弾予告をしている犯人をパーティ会場の招待客からプロファイリングで見つける演習」というので、もう見る気がうせた。「ドレスに合うヒールの靴を探していて」現場に駆けつけるのが6分遅れるような主人公には感情移入はできない。こういったセリフをこういったキレイな人に言わせて、おしゃれでポップな犯罪ドラマにしたかったのか。現実感がない。ドラマの世界観が全く見えてこない。プロファイリングものでも天海祐希主演の『ボス』は、現実感のなさは共通していても、脚本とテンポとキャストの力でドラマとしては面白かった。『LADY』は、キャストに重鎮級も主役級も見当たらない。木村多江はちょっと期待できそうだけど、あとは・・・。これ以上視聴するのは、修行のような気がしてきた。20分ちょいで視聴断念。主人公も魅力的でない。キレイな造花のよう。表情がない。どの角度から見ても凄腕プロファイラーには見えない。常に機嫌が悪そうに見える顔である。

『探偵ナイトスクープ』:7日の『探偵ナイトスクープ』に、久々に号泣。65歳の男性が、亡くなった母の遺品を整理していて、戦死した父親が戦地から母に宛てて書いた葉書を見つける。男性は父親が戦死した後に生まれていて、今までずっと戦死した父は母が妊娠していたことを知っていたのかどうか知りたかったのだ。要は、父がこの世に自分の子供が誕生することをわかっていて亡くなったのか、知らずに戦死したのか、そこが男性の最も知りたいところだった。母が大事にしていた父からの葉書は、何度も何度も読み返されていて、文字は殆ど消えていて、紙もぼろぼろになっていた。この葉書から、父は亡くなる前に母に新しい命が宿っていたことを知っていたのかどうか、文字を解読して欲しいというのが男性の依頼。結局、奈良にある古文書などを解読する施設に葉書は持ち込まれる。赤外線をあて、画像をパソコンにとりこみ第一線のスタッフが葉書の解読にあたった。その結果、男性の父親は妻の妊娠を知っていて、自分の命がいつ消えるかわからない中、身重の妻を気遣う言葉を紙面いっぱいに綴っていたことが判明した。会ったことのない父からの愛情溢れる言葉を、泣きながら声を上げて読む男性。解読にあたった施設のスタッフも目が真っ赤である。当然、テレビの前の私も涙ぼろぼろ。男性の父はおそらく死を予感していたのだろう、これから強くわが子と生きていって欲しいという心からのエールだった。死と隣り合わせの戦場で、自身の命よりも日本にいる身重の妻を気遣う、平凡な一人の日本人の深い愛情を一枚の葉書が教えてくれた。とてもいいエピソードだった。しつこいけど、この番組大好き。

『江』:とりあえず、大河ドラマの第一回を視聴。最初はなんとなく間延びしていたのだが、浅井長政と織田信長が戦い始めたくだりから話は走り始める。夫曰く、戦国時代は日本史で人気のある時代やで。それはなんとなくわかる。テンポが速いのだ。織田信長が妹の市がいるのにも関わらず、小谷城へ総軍を送り込む。浅井長政は自分の命と引き換えに市とその姫君3人を信長に託して、自害する。浅井長政が、自分の命と引き換えに市らを守ろうとすることを、織田信長はわかっていたのではないかなと思った。そういう優しさのある者は戦国時代で勝者になれないのかもしれない。でもそういう優しさのある者のもとへあえて妹を嫁がせたのかもしれない。とにかく、浅井長政が、市を城から追い出して門を閉める場面はちょっと哀しかった。お久しぶりの鈴木保奈美は、法冷線は出ているものの目元は涼やかでさすがの美貌(でも好きじゃないけど三白眼)だった。ただ、首筋は縦筋が鶏のようにやや目立つ。やはり、首の手入れはちゃんとしなくては、と大河を見ながら考える。このドラマは、男性のキャストが結構すごいので、それを目当てに観るかもしれない。北大路欣也の存在感、主役かと思った。市村正親が明智光秀というのは見たいかも。豊川悦治の織田信長は今のところ可もなく不可もなく。市村正親でもよかったかもしれないし、北大路欣也でもいいかもしれない。また、織田信長の最初の登場シーンで着ていた着物の袖のデザインがモダンでよかった。パッチワークみたいで。女性の着物よりも男性の着物のほうがいい。というわけで、まだ主役の江が登場してないので、なんともいえない。夫は来週も見たいというので、観るかもしれないけど。まだ微妙である。観たらまた、嬉しげになんか書きそうだが。オープニングの江の舞には、ちょっと笑ってしまう。サイトのデザインがファンシーすぎ。戦国時代は面白いぜよ(違)。
by himarayasugi2 | 2011-01-10 08:22 | エンターテインメント | Comments(6)
Commented by あぼかどばなな at 2011-01-10 11:21 x
「探偵ナイトスクープ」のくだりは読んでいるだけでじんわりとこみ上げるものがありました。
Commented by himarayasugi2 at 2011-01-10 13:52
あぼかどばななさん、「探偵ナイトスクープ」のこのエピソードは、VTRが流れる前、依頼文を読み上げるところですでにスタジオの西田敏行、桂ざこばが涙ぐんでいました。ついでにいうと私も観る前からウルウルでした。よかったです、すごく。
Commented by くもり at 2011-01-10 16:34 x
私も観ていないのに、読んでいる間に涙があふれて画面が滲んでしまいました。いい番組ですよね。
Commented by himarayasugi2 at 2011-01-10 19:10
くもりさん、この番組は、スタッフや出演者の雰囲気もすごくいいっていうのが画面から伝わってきていて、こちらもほんわかできるのです。私も何か依頼したいっていつも思っています。
Commented by lunatic at 2011-01-11 12:21 x
ナイトスクープ 関東では3週(4週?)遅れの放送なので今から楽しみにしてみます。
前回取り上げられた水泳の話の時はたまたま神戸にいてリアルタイムで見ていたんですけれどねぇ…
Commented by himarayasugi2 at 2011-01-11 16:54
lunaticさん、このエピソードは久しぶりに依頼文を読む段階で涙出そうな感じでした。で、VTR始って号泣というコース。よい話でしたので、是非ご覧になってくださいね。
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