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ヒマラヤスギ雑記

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お留守番を頑張った犬

今週は集中講義があったため、ケンのお留守番時間が長く寂しい思いをさせてしまった。通常は、朝外出しても、午後明るいうちに帰宅したり、午前だけあるいは午後だけの外出にしてなるたけケンを長時間一人にしないようにするのだが、集中講義があった週は、いつもよりも長時間のお留守番が続いていたので、ちょっと心配だった。朝は6時前に起きて、暗い中、夫がケンをまず散歩に連れて行く。その間に私は着替えと身支度(両肩が痛くて動かないので、着替えに時間がかかるのだ)をして、ケンと人間の朝ごはんの準備。散歩から戻った夫はすぐシャワーを浴びて着替えて一緒に朝食。その後人間はばたばたと歯を磨き、皿を洗い、7時台に家を出る。ケンは、いつもだったら隣の実家に遊びに行っておやつをもらえる時間なのだが、お家の中でお留守番である(*1)。外出するときは、いつもケンには「お留守番おやつ」を与えるのだが、ケンは「お留守番おやつ」を私の手の中に見て、「あーあ」っていう表情をしてあきらめるのだ。その顔を見るのが毎朝ちょっと切なかった。帰りは日没後に私が帰宅し、ケンを散歩に連れて行って晩御飯をやる。今週ケンはずっと暗い時間にしかお散歩に行けなかった。
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(昇ったばかりの朝日を浴びるケン)「またみんなお出かけなの?」
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「またお留守番?」
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「・・・」
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(お留守番おやつを見て、ちょっとがっかりしてあきらめた顔のケン。ごめんよ。)

ケンはお留守番の間はずっとベッドで寝ているようだった。帰宅するとごそごそとベッドから這い出てくる。トイレの失敗もなく、意外と平気のようだなと安心していた。が、今週ケンはやっぱり寂しかったようで、普段はやらないような悪戯をちょこちょこやらかしていた。まず、寝室の床には私の部屋着の黒いニットパーカーが椅子から引き摺り下ろされていて、その上で寝ていたらしい。パーカーの中はケンの毛だらけである。同じことが夫のフリースにもされていて、寂しくなって匂いを求めて衣類を見つけたため、その上でしばし寝ていた模様。まぁ、毛がつくくらいだったらいいのだが、ある日は私のむくみ防止用の靴下(椅子に置いていたが、端がぴろーんと垂れていた)が、無残な姿に。またある日は、夫のギター手入れ用のフェルトっぽい布がずたずたに。これは夫が悪い。床に落としていったのだから(*2)。そしてまたある日は、洗濯ネットの一部がずたずたに。いつまでお留守番しても誰も帰ってこないし、寂しいし、つまらないしで、家人の匂いのしみついた衣類や噛み応えのある布などを見つけて遊んで寂しさを紛らわせていたようだ。犬の場合は、現行犯で叱らないと全然意味がないので、以後ケンが好きそうな布類はケンの届かないところに置き、ケンに悪戯する気が起こらないようにした。

今週はケンは人間が帰宅してから、ずっと甘えっぱなしだった。テレビを見ていると横に寄ってきて撫でてくれとアピールするし、寝る前にお風呂にはいろうと脱衣所を温めに階下に行けば、ついてくる。入浴中も扉の前でじっとオスワリしているのだ。こういうことは、普段はしないのに。またいなくなったらどうしようと心配なんだろうか(*3)。それは夫も気づいていたようで、2人して夜はケンをぐりぐり撫で回して安心させるように頑張ったのだった。
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(夜、テレビを見ていたら、撫でて欲しくて甘えて近寄ってくる柴犬)
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「お腹なでてよ」「はい、はい」
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「そうそう、そんな感じ」
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(気持ち良さそうなケン)

*1:ケンは以前の飼主にはマンションで飼われていた可能性が高く、庭に放していても暫くしたら必ず「お家に入れて!」と短く鳴く。
*2:ケンはベッドとかソファといった高いものの上には乗らない。なので、床に置いたりさえしなければ悪戯は防げる。
*3:ケンはおそらく前の飼主に置き去りにされたかもしれなくて、最初に家にやってきたときは、後追いが激しくて、とにかく必死で家の中のどこに行ってもついてきた。トイレの中までも。今はそういうことはなくて落ち着いているけれども、やっぱり不安になることもあるのかもしれない。

追記:夜、震度3の地震があった。今の家では初めて。屋根に重いものが落ちたようで、一瞬だったが、ケンはすごく驚いたようで、しばらく吠えていた。落ち着かせようと、夫と2人で「ケンちゃーん、なんも怖くないよー、平気、平気」と笑顔で接して、吠えるのをやめたところでおやつをちょっとだけ食べさせて褒めてやった。
by himarayasugi2 | 2011-01-29 00:00 |
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