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ヒマラヤスギ雑記

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街頭募金の光景/枝野さん

先週、地元の駅に戻ったら改札を出たところで近所の大学の学生が募金箱を持って震災復興の募金を呼びかけていた。私は先日振込みをしたこともあって、立ち止まらなかった。盲導犬と補助犬に関する募金以外は、街頭募金では寄付は行わない。盲導犬、補助犬の募金には、通りかかったら少し募金させてもらって、PRを頑張っている犬の頭を撫でさせてもらっている。

地元の大学生の募金箱は3人くらいが1つずつ持って立っていた。素通りする人が多い中、電車で降りるときから私の前を歩いていた30代前半くらいの女性が、つかつかと募金箱に近づいていった。はっきり聞き取れなかったが、学生の受け答えの感じから女性はこれらの募金は、どういう手順でどこに送金されるのかを確かめていたようである。学生がどう返事したのかは、私は聞かないで通り過ぎたのだけれど、義援金詐欺などが報じられていることから、女性は警戒していたのだと思う。

義援金詐欺は許せないけれども、ネットのニュースで知った「募金強盗」も許せない。某所の駅前で募金を呼びかけていた高校生に、若い男性が「誰に断ってやっているのか」などと言いがかりをつけて、高校生に殴る、蹴る、の暴行をはたらき、募金1万円を強奪して逃走したという事件。普通の強盗も絶対に許せないけれども、これはひどいと思う。こういうどうしようもない輩がやっぱり存在するのなら、街頭募金にもボディガードをつけなくてはいけないのかと、ちょっとかなしくなった。

枝野さんの会見を生放送で久しぶりに見た。私の聞き落としかもしれないけれども、質問者は、かならず質問の前に所属と氏名を名乗っていると思うのだけれども、名乗らずにいきなり質問する人がいたと思う。名乗らないのはなぜなんだろう。視聴者には枝野さんの顔は見えても質問者の顔は見えないし、形式的といっても名乗るべきだと思う。名前を出すことで、質問内容に責任を持つことにもなるし、なによりきちんと名乗るほうが感じがいいと思うのだけど。

枝野さんは目が充血していた。少しは睡眠をとっているというのはネットで知ったけれども、あきらかに睡眠不足の目である。左目が落ち窪んで、特に疲れが目全体から漂っている。けれども思ったのは、矢継ぎ早に放射性物質の水道水への影響、農作物の放射性物質検出の話、原発、救援物資と、曖昧に答えることが許されない項目に対する鋭い質問が飛ぶ中、落ち着いて、質問の意味をしっかり捉えて、私にでもわかる言葉できっちり答える姿から安心感と信頼感が漂う。この長丁場を乗り切って欲しいだけに、睡眠はきっちりと取って欲しい。目の充血も最初の頃の会見ではなかったと記憶している。

夜に池上さんが解説する震災の番組を途中から見る。スイスからの救助隊に密着したレポートでは、世界の災害地を救助犬と共に経験した、いわば百戦錬磨の救助隊隊長が津波で町ごと流されてしまった現場に初めて足を踏み入れたときの表情が映る。隊長は一言もコメントせず、厳しい表情であたりを見渡していた。あまりのすさまじい津波の爪あとに声もないといった感じだった。レポートの最後に隊長が、「こんなにひどい現場は初めてです、復興を祈ります」と言って帰国した。スイスの救助隊は、犬と共に雪の降る中でも活動をしてくれていた。

日常の中の地震:
妹が火曜から東京で仕事があるので、今日帰京する。他の同業の方の話でも、地震で仕事がふっとんだ人も多いという。エージェントも対応に苦慮しているそう。色々なところに余波がおよんでいる。
by himarayasugi2 | 2011-03-21 09:16 | 雑感 | Comments(0)
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