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ヒマラヤスギ雑記

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本屋は不要なの?

金曜日、病院へ検査結果を聞きにいく。食中毒菌である「カンピロバクター」がしっかり検出されたと説明を受けた。あとは少しずつ通常の食事に戻せばいいとのこと。完治か。病院のある場所からちょっと歩くと、最近できた巨大スーパーがある。車で食料品を買いに数度行ったことはある。2階にも食料品以外のものを販売しているよう。せっかく近くまで出たから、病院の後ちょっと歩いてみた。スーパーは我が家からかなり南下したところにあって、ついでがないと行かない場所なのだ。

病院から国道まで南下して西へ。国道沿いには巨大パーキングを併設したチェーンのレストランがずらりとあって、あとは車の販売店とかが目立つ。あまり魅力的な町並みではない。いきなりアダルトショップが普通にあるし。スーパーはその一角にある。生鮮食品の評判はよい。2階には衣料品、ドラッグストアに混じって本屋があったので、新書でちょっと気になるものがあり本屋へ直行。が、本屋といっても、コミック、ガイドブック、月刊誌・週刊誌(一般的なものだけ)、ちょっと文庫本(売れ筋オンリー)とちょっとだけ単行本とあとなぜか美容関係の本がどーん。新書は扱っていなかった。かなり広い面積だというのに。

これだけの売り場面積があるのに新書を外すとは。で、美容とダイエット本だけはDVDと一緒に平積み。以前からこの界隈には大型のショッピングビルがあっても、本屋はないなぁと思っていた。ここの最寄の駅周辺にも本屋がないし。たまにスーパー内の本屋といってもコミック中心で、本屋というよりは「マンガと料理本を売る店」といったほうがよい。この店も然り。そのお隣の駅(地元)の周辺には小規模な本屋はあるにはある。けれども、大学の多い町なのにこれはないだろうという感じ。ネールサロンは多いけど(←皮肉です)。それにわが地元の図書館といったら、とても哀しいのだ。調べモノがあっても市立図書館ではなにひとつ解決しない。狭くて、本はボロボロ、雑誌、新聞、園芸、料理がメインで、前述のスーパーの中の本屋もどきと大差ないのだ。

語弊があるかもしれないけれど、本屋はその街の文化度を表すバロメーターのひとつかなと思う。大昔の大学生時代、ジーンズでの授業出席を禁止していたアメリカ人男性の先生は、「京都はcenter of cultureだけど、神戸はcenter of non-cultureだ」とよく言っていた。それを言われるたびに神戸っこの私はめちゃくちゃ腹が立っていたのだが、私がうろうろしている神戸のある地域では、図書館はぼろぼろ、学生街でも本屋はしょぼいので、こういうところでも京都に負けていると思う(*1)。京都は本屋マップが学生間で出回るくらい色んな本屋が多くて、街全体が学生さんを大切にしているといった印象。神戸も異国情緒とか神戸ビーフとか(ネールサロンとか?)ばっかり大切にせんと、もうちょっとまともな本屋(*2)のアクセスをよくして欲しいと思う。あ、あと図書館にも予算をあててほしい。

*1:ま、京大があるし。他も有名私大・芸大目白押しなので規模は違うけど。
*2:ただ、大学の比較的多い街の隣の駅周辺では、ショッピングモールにかなり充実した大型書店がある。2軒も。羨ましい。ネットの本屋があるでしょって言われそうだけれども、本屋をぶらぶらして偶然本を手に取る楽しさって大切だと思う。そういう偶然で米原万理さんの本にも出合えたし。ぱらぱらっと目を通して、おおおっと思って即買いだった。

追記:おなか、すっかりよくなりました。
by himarayasugi2 | 2011-05-14 08:57 | 雑感
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