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ヒマラヤスギ雑記

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どんな映画を誰と観るか。

妹が今週末に短期間だけ東京から帰省してくる。第一の目的が「ハリー・ポッターの映画を観るため」と最初に聞いて驚く。「東京ではハリー・ポッターが観れないわけ?映画館むちゃくちゃ沢山あるやん」と聞くと、映画『ハリー・ポッター』シリーズを最初からずっと一緒に見ている友達が関西にいて、新作が公開されたら必ずその人と一緒に見ることが「儀式」になっているんだとか。きみら女子高生か。他の映画は東京で普通に観ているらしいから、どうやら『ハリーポッター』は妹とその友達にとって特別な映画らしい。

私が新卒で就職したときの会社でも実はちょっと似たような「活動」をやっていた。同期の女子社員のIちゃんとたった二人で「アクション映画同好会」というのを不定期で開催していたのだ。開催といっても、会社帰りにアクション映画とかB級映画を見てストレスを発散して、ご飯を食べながら感想を言うというだけの集まり。Iちゃんは配属先の部署でちょっと悩みもあったみたいだし、私は誰も誘いようのないアクション映画を観たかったし、と両者の利害が一致をみてしばらくこの会は続いた。映画の選定は、まずアクションがあること、それから火薬の量が半端ないことである。で、何本か一緒に見に行ったのだけど、Iちゃんが会社を辞めたためそこで会は突然解散となった。あまり何を観たかは覚えていないけど、覚えているのは、『ロボコップ3(?)』。あと忘れてしまった。

そういう映画を観る会は、結婚して再就職した会社でも作ってしまった。今度は「マイナー映画同好会」である。今度の会員は1人増えて3人。YさんとKさんと私である。これはマイナーそうな映画を観に行くという会のはずなのだが、ときに選定を間違ってしまって『ユージュアルサスペクツ』みたいな立ち見でぎゅうぎゅうの映画とかにも行ったことがある。人数が20人に満たなかったのでは『ブロウン・アウェイ』なんかが閑散としていた。でもKさんがジョニー・デップが大好きだったため、途中からジョニデのファン倶楽部的な感じになってしまった。『エドウッド』『ドンファン』『ニックオブタイム』を観た。会社一の映画通だったKさんによると、今までで観客数が5人未満だった映画はKさんとYさんで二人で観に行った『ミナ』という映画らしい。途中からあまりに眠くて二人とも気絶したため、なんにも覚えていないとか。なんでも『ミナ』は、ユーミンが「ミナ、私の青春」とコメントしたとかしなかったとかで、それで観に行ったら「散々だったわよ」(Kさん)とのこと。

このマイナー映画同好会も、会社が合併されて自然消滅となる。私はボスがクビになったこともあって、会社を辞めて語学の仕事をするために専門学校に行き、YさんとKさんは合併後は関連会社かどこかに別々に行くことになったらしい。が、Kさんは途中で辞めたとか風の便りで聞いた。この会社には短い期間だったけど、遊びの部分で色々楽しかった。色々なことを教えてもらった。でも嫌なことも沢山あった。またちょこちょこ思い出したら書こう。
by himarayasugi2 | 2011-08-12 08:14 | 雑感 | Comments(0)
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