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ヒマラヤスギ雑記

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懐かしい人と会う

中高のドウソウカイだった。この時期に関西でドウソウカイって多いのか少ないのかわからないけど、少ないかもしれないから、とりあえずカタカナ表記とする。

中高のドウソウカイは、6年間多感な時期を過ごした人たちとの再会の場である。東京横浜に長くいたこともあって、ドウソウカイに出席するのは8年ぶり3回目である。この年齢になると、「誰かわからん」人もいるだろうから(やっぱりね、いろいろとね、)、氏名(および旧姓)を書いたシールが入口で配布されるので、それを胸に貼って会場入りする。ほとんどの人は顔みただけで、まずはあだ名がでてくる。

会えば懐かしいのは、当然なのだけど、普段は、中高時代のことを考えたり思い出すことは、全くなく、それこそ1秒もない、のだけど、当時の友人の顔を見ただけで(それも再会が久しぶりであれば久しぶりであるほど)、中高時代の光景が、わーっと押し寄せてくる。「そんなことがあったね!×1000」みたいな。行ってよかった。楽しかった。もう教室で何かを一緒に勉強することもないし、今度会えるのは、次のドウソウカイになるだろうという人も多いけど、十代の記憶の片隅に互いに存在し合えたというのも何かの縁だなと思う。こんな私のことも、ちゃんと覚えていてくれていて、「変わってないねー」とか「女らしくなったんとちゃう(←聞きようによってはどうよ、のコメント)」とかコメントをもらえるのも、楽しい。いろーんな人に「あんたは全然変わっていない」って言われて、実は内心「ぐふふ」とほくそ笑んでいたのだった。この年になると、変わっていないっていうのは、褒め言葉だと思っている。ものすごくポジティブなのだ。それから卒業以来会ってなかった人に、「髪型変えた?」って訊かれた。それ、いつと比較して言っているんだか。

同級生で医者になっている人が多くて、この日は眼科医だけで5人くらいたらしい。1人の「めんしゃさん(眼科医の関西弁)」に「老眼になってん、なおらんの?」と訊いたら、あっははははと笑い飛ばされて、「なおるかいな、みーんな老眼になるんよ、」とのこと。患者さんで、「先生、ご飯粒が食べるときによく見えませんが」と訴える人がいて、それも老眼なんだとか。わかる。私もご飯粒が、口に近づいてくると、ぼやけるのよね。

GOLD世代といわれる世代なので、みなさん、人生いろいろである。離婚、結婚、再婚して、また新たな道を歩んでいる人もいたし、お仕事再開した人、前からお仕事頑張っている人、お子さんが受験で大忙しの人も大勢いるし、海外で活躍されている人もいる。素敵な人ばかりだから圧倒されるだろうなと思っていたけど、実際はそういう人と話すとえらく元気になった。私も、小さい箱の中で来年も精一杯頑張ろう。

その後、数名でお茶して、いろいろ話して夜に帰宅。昼から6時間は喋っていたかも。話題にどうしても、本人の健康と親の健康の話が入るのは、この年齢ならではかな。ドウソウカイって不思議である。束の間、思い出を共有している人と一緒に懐かしい話だけをして過ごす場である。年齢が上がるほど、必要な場だと痛感する。私にとって、1年1年が人生において最も濃密だった時代の記憶を、同じようにそう感じている人の存在を確認することは、過去の肯定につながるし、現在の自信にもなるのだ。ドウソウカイも毎回出席できるか現時点では、全く見えないけれども、また行ってたくさん笑えればいいかな。

1年の終わりを楽しく締めくくれてよかった。

夫は夕方からギター教室仲間との忘年会に出席していて、帰りは深夜だった。夫婦二人とも超ゴキゲンだった。
by himarayasugi2 | 2013-12-30 09:22 | 雑感 | Comments(0)
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