人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

わかるわー!

昨日の夜、ちょっとしたことで見つけたブログにどっぷり浸かってしまい、結局、最新のものまで全部記事を読んでしまった。書き手は、49歳の女性で、今年の4月に仕事(雑誌のフリーライター)を一端やめて、言語聴覚士の資格取得のための専門学校に入学された。専門学校課程は2年で、カリキュラムはブログに詳しいが、とにかく厳しいのだ。毎日、夕方の6時まで授業があって、昼休みは50分で、90分の授業の間の休み時間は10分。これが2年間続く。実習が480時間だそう(ひー)。課題や発表も沢山ある。

今は、夏休み前の試験が終了したところで、そのとき試験10科目にレポート二つを2週間でこなされたよう。夏休みは夏休みで、前期試験の準備で勉強会などを自主的に行う。授業が厳しくて途中でやめる人も多いときく。その30年ぶりに学生に戻った同世代の女性の毎日を、昨夜はわくわくしながら拝見した。

彼女のご主人は、脳出血で失語症になり、それが彼女が言語聴覚士を目指す理由である。そこまでのいきさつはすでに電子書籍になっている。ブログでは入学してからの毎日をリアルタイムでつづられている。

私が大学院の受験を決めてからの日々と重なることも多くて、いろいろ思い出しながら一気に読んだ。もちろん、言語聴覚士の専門学校は、スケジュールもぎっちりだし、厳しいし、試験は暗記力がかなり問われるものが多いし、そのハードさたるや、のんびり院生の私とは比較にならない。国家資格なので、試験に合格しないとなれないのだから、厳しいのも当然である。私が「わかる、わかる、」と思ったのは、20歳以上も年下ばかりの世界に、世間的には立派な「おばさん」が、飛び込んで行って、みんなと比べて圧倒的に記憶力も体力も衰える中、ドキドキしながら授業を受けたり、少しずつみんなと仲良くなっていく過程なのだ。

笑ったのは、20代の学生と仲よくなってお喋りも盛り上がり、途中、トイレに行って鏡を見たら、さっき一緒に喋っていた20代の女性ではなく、おばさんがこっちを見ているなぁと思ったら自分だったと気付く箇所。全く同じことを私も経験している。ずっと20代のお肌を見ながら話をしていると、うっかり自分も同じだと思って、で、トイレの鏡で「あれ、このおばさん、誰?」みたいになるのだ。この方も同じこと感じたのだと、ぐっと親近感がわく。それから、よく受ける質問があって、これがまた、全く同じなのにも笑う。ディスコで踊ったのか、バブル期は肩パッドの入った服を着ていたのか、バブルのときの就活は楽だったのか、というもの。ホントに同じことを私は院に入ってから何度も訊かれるので、やはりバブル経験者って、貴重な歴史の証人なのかしら。

私が、初めてゼミや某先生の授業で、発表をしたときは、緊張のあまり声が震えていたし、厳しくて怖い、怖い某先生の授業の前は、眠れないこともあった。入学の前は、周りは若い人ばかりだから、相手にされないだろうなって思っていたし。とにかく授業の邪魔にならないようにしようと思い詰めていた。でも、学校は、学びたい者を温かく受け入れてくれる場所だった。それに20代の若い人って、こちらが考えている以上に大人なのだ。このブログの書き手の方も同じように感じているようである。

率直に、飾らずに忙しい毎日を綴られている。楽しいブログである。昨夜は読んで、エネルギーをいただけた。私も頑張ろうっと。

http://dosuru40.com/category/obasen/
by himarayasugi2 | 2014-08-25 09:50 | 雑感 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 1年続いたけど。 夏休み終了間際、『東洋経済』の... >>