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ヒマラヤスギ雑記

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第二の人生

昨夜は、新卒で就職した会社時代の人の送別会に参加した。総勢6人の大きすぎず小さすぎない丁度よい人数の飲み会だった。私以外は、みな、「現役の会社員」で、舌も肥えている人ばかりなので、お店も接待とかに普通に使いそうなちゃんとしたお店だった。もうね、研究室関連の飲み会に慣れてしまうと、ほんとこういうお店に行くこと自体が「イベント」になる。夫と二人ならともかく、グループでこういうお店に行くっていうのが、社会人なんだよなーとしみじみしてしまった。他のお客さんも少し高めの年齢層のちゃんとした社会人ばかりである。急に自分が背伸びしている気分になる。

高級炉端焼きのお店である。目の前で炭でホタテとか、大貝、神戸牛、茄子などを焼いてくれた。他、めっちゃ美味しいサラダ、絶品お造り、絶品鯛めし、鯛のあら、タコの天ぷらなどなど。突出しも4種類で、どれも凝っていてとても美味しい。デザートはグランマニエのクレームブリュレ。サービスも感じがよくて、居心地のよい素敵なお店だった。イメージとしたら社用接待によく利用されそうな、そんな感じ。店内は、トイレも含めて、素朴な炉端風だけど、素材もコーディネートも抜かりなし…であった。なので、お値段もやはり相応だったけど、これならこの値段でも納得である。会の主目的は、定年退職されるIさんの送別会である。Iさんは、定年を迎えてから、再雇用されて1年は契約社員という身分で同じ業務を継続されていた。でまぁ、定年後の年金の話とか、いろいろな話をみんなでする。

Iさんは、退職後、年内は国内外の旅行三昧となるらしい。高度な専門スキルのある方だから、パートタイム的に仕事をするのも十分ありだし、来年になったらゆっくりそういうことを考えるとのこと。そうしたら、一緒にいたSさんが、「僕はもう定年以後は働きたくないわぁ、もうええわぁ」と言う。「ヒマラヤスギは働きたいんか?」と訊ねられたので、とりあえず体力と気力に余裕があるうちなら、年齢と関係なく、なにかはやっておきたいと返事する。「なにか」というのは、研究でもパートでも内職でもボランティアでも趣味でも、やりたいことをやればいいかなと思う。お金を稼ぐことだけを目的とするのではなくて、自分の満足のために第二の人生(とはいっても私のキンロー生活は事実上、5年前に終わっているけど)を送りたいなと考えている。今の私の生活は、第二の人生とはいかないまでも、第二の人生のひとつ前の段階だと思う。何をするにしても社会性を失わないように、楽しく過ごしたいと思う。

大学院に入って思ったのは、大学の先生はみな60代なんて余裕で「現役」ということである。Y先生なんて75歳だけど、現役だし、これぞ大学の先生って感じだし、これぞ大学院の授業!っていうのをやってくれるし、こういう人って定年なんてあるんだろうか。大学の先生は、死ぬまで研究というお考えの人が多いからだと思う。

Iさんは年末まで予定でいっぱいみたい。私も今年は年末までわりとバタバタしているから、来年になったらIさんに連絡をとって、またうちに遊びに来てもらおう。ケンが大好きって言ってくれるし。会社員時代の人との交流は関西に戻ってからは、東京横浜時代と比べると活発ではなくなっていたけど、また沢山会えたらいいなと思った。最後は人との関係だけが残るのだ。
by himarayasugi2 | 2014-09-17 08:44 | 雑感 | Comments(0)
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