昨夜は会社帰りの夫と待ち合わせて、とある場所で開催されていたクラブイベントに行った。「クラブイベント」とさらっと書いてみたのだが、実は行くまでは、こういうイベントとはわかっていなかった。一応、行く前の理解としては、ジャズライブみたいなのを、ドリンクと軽食をつまみながら鑑賞するイベントだと思っていた。ビルボードライブのスタンディング席(でも座るところもある、みたいな)を想像していた。が、少々(というよりも大分)違ったようで、とにかく立ちっぱなしで、めっちゃ疲れた。膝が今も痛い。夫が帰りに「これは、まぁ、クラブイベントやったなぁ」と腰をさすりながら言うので、こういうのをクラブイベントっていうのだと学習した私である。ミュージシャンの顔ぶれとか、そういうので事前にわかることだけど、そういう予習を怠ったのだ。
イベントが始まると、男性が2人DJ席に立つのだが、1人は泥酔していて、1人は酩酊状態であった(酔いの度合:泥酔>酩酊とする)。まだ始まったばかりなのに。で、泥酔DJは、何を言っているのか(=何語を話しているのかすら)さっぱりわからなくて、登場15分ほどで退場していた。自主的退場なのか、強制退場なのかは不明。で、酩酊DJが話すのだが、これも単語、単語は聴き取れるのだが、全体で何を話しているのか、意味がよくわからなかった(日本語だけど)。らりっているような。もしかして、酩酊していなくてもこういう話方なのかもしれないけど、横にいた若い女性(なんと夫の会社の同僚だった!)に「これ、聴かなあかんもんなん?」と訊いたら、「スルーしていいと思いますよ、何言っているのかわかんないし」とのこと。なるほどね、スルーね、メモメモ。
で、まぁ、DJがうだうだ話して曲を大音量でかけているときは、DJの周囲のダンススペースで、ゆらゆら踊る人々が多数いて、中には坊主のコスプレをしている人もいて、完全に入っていけない私たちである。というか、このイベントは、接待で来ている人もおれば(接待層)、クラブが好きだから来ている人(クラブ常連層)もいて、とりあえず何かよくわからんけど来てみましたという人もいる(一般音楽愛好層:これが大多数で、私たちもここに入る)。しかし、イベントの楽しみ方としては、体を音楽に泳がすように、陶酔して踊るのがおそらく正解みたい。途中から、ビールをラッパ飲みして、奇声を上げながら踊るクラブ常連層の人も数名いて、途中で一般層のお客から、注意されていた。が、なにが正しい楽しみ方かがよくわからない。
3ミュージシャンが登場して、ステージをやってくれた。最初にパフォーマンスするのは、前座扱いかもしれないけど、実は最初のグループが一番わたしたち夫婦は気に入ったのだ。とにかく演奏が上手だし、わかりやすいし、気持ちよく楽しめる音楽で、みんな若くて感じがよくてよかった。率直に言って、このグループの演奏がなかったら、わりとがっかりしていたと思う。それくらいよかった。
で、2番目のグループは、これぞクラブミュージック!って感じで、いつ曲が始まっていつ曲が終わったのかもよくわからずで、1曲がめちゃくちゃ長くて、単調。陶酔して踊りまくる人が目立つ。最後に、大御所の前衛ジャズミュージシャンが登場したのだけど、そのころには、私も夫も立ちっぱなしで足腰がかなりきていた。もうね、開始から3時間半たってやっと登場なんだもん。疲れた。でも、せっかく来たから大御所聴いて帰ろうとなったけど、これもまた、1曲が長くて、難解で、前衛すぎてついていけない。これを立ちっぱなしで聴く体力も気力もなく、気がついたらほとんどの人が脱落して、帰っていた。残っているのは、クラブ常連層と一般音楽愛好層の一部だけ。接待層は、おそらく最初のグループが終わったところで帰ったと思う。それでも開始、2時間以上は経っていたから。
どういうジャンルの音楽でも楽しめる夫がついに、「あかん、もうついていけない、」となったために、私と夫は大御所の演奏を途中リタイヤすることに。それでも10時半は過ぎていた。夫の会社の同僚の若い女性2人は、もうちょっと頑張って聴いて帰るらしい。挨拶をして帰宅する。あー、疲れた。
このイベントは、なんと写真撮り放題であった。演奏中でもOK。大御所が出て来たときは、やはりみなさん、スマホを掲げて撮影大会となった。ただ、一応、肖像権の問題もあるかもしれないから、私は、会場で見た、素敵な靴の写真を載せる。
(最初のグループのギターの男性が履いていた靴は、カモフラージュ柄のスリッポンであった。ものすごくお洒落。彼は、黒髪、白とグレーのボーダー半そでシャツに、黒のサルエルパンツにこのスリッポンである。この靴欲しい。ちなみに、夫が「めちゃくちゃこのギター上手!」って感動していて、トイレで話しかけたという。)
(最初のグループのキーボードの靴。この靴は、あえて大き目のサイズを履いているのだと思う。夫の会社の同僚の若い女性も、この靴には注目していて、かわいいですよね、とやはり言っていた。彼は赤と黒のチェックのシャツに多分、黒っぽいパンツだった。)
(2番目のグループのキーボードの男性の靴。配色スニーカーで、紺とヌメ革だと思う。これもかわいい。)
(暗くてよくわからないけど、これはクラブ常連層の男性の靴。私の目の前で踊っていた人。レオパード柄のスニーカーで、でっかいジッパーがデザインになっている。こんなのどういうとこで買うのだろう。かわいい。)
会場で写真を撮影していた、カメラマンがかっこいいのでちょっと載せる。
(外国の方。目立たないように全身真っ黒だったけど、かっこいいから目立ちまくり。)
(最後に大御所。あえて顔がわからないものを選択。演奏中はなかなかかっこよかった。)
最初のグループのCD買おうかなぁ。よかった。あと、夫会社の若い女性とのお喋りも楽しかった。もう、今朝は足腰ががたがたですが。
掃除も洗濯も済ませた。夫は休日出勤となり、私は普通に作業にかかる。途中、昨日が最終回だった『HERO』の録画を見よ。