週末、夫がよい生鮮食品を揃えているスーパーへ行ったときのこと。店内の青果コーナーで、有田みかんの特別販売があった。ビニール袋にみかんを詰め放題で300円、というお得な特売である。奥様たちはみな、丁寧に考えながら一つでも多くのみかんを詰めようと励んでいたらしい。夫は、最初から詰めるのは面倒くさいから、すでに店の人が詰めて置いてあるビニール袋を取って籠に入れる。すると、みかん担当販売員の還暦近い女子(平たくいうとおばさん)が、駆け寄ってきて、「まだまだ、入るから!」とさらにみかんを5-6個つかんで、強引にグイグイグイグイと袋に押し込み始め、夫はその迫力に抗えなかったらしい。販売員はきっと、せっかくの詰め放題だというのにチャンスを放棄する「よそのご主人」が歯がゆかったのだと思う。
みかん販売員は、にっこり笑って「ようけ入った!」と満足そうだったらしい。夫は、ありがたいけど、厳密にいえばビニール袋に入っている状態とはいいがたく、みかんがただ袋のへりに乗っかっているだけなのに、いいんだろうかと思ったという。入りきらないみかんは、取り除かれるはずである。そのままレジへ籠をゆらさないようにもっていったら、案の定、追加で押し込んだみかん5-6個が袋からこぼれたらしい。てっきり、落ちたみかんは返すのだと思ったら、レジの人も無言で別の袋に落ちたみかんを詰め込んでくれて(!)、300円のままにしてくれたという。有田みかん万歳!甘くてとても美味しかった!
週末、夫はDMを握りしめて車のディーラーのところへいそいそと運転していった。お目当ては、「クリスマストイレットペーパー」4ロールである。DMを渡すと無料でもらえるのだ。サンタクロースとかクリスマスオーナメントが可愛らしく印刷されている特別仕様のトイレットペーパーらしい。確かに、クリスマスアイテムが全面に印刷されていて素敵である。これは21日ごろから我が家のトイレで使用して、25日には使い切ろう。トイレだけはクリスマスの準備万端である。お正月バージョンも欲しいぞ。
今朝の寒さにびっくりである。その前日が暑いくらいだったために、体がついていかない。久しぶりに床暖を入れ、家で靴下を履く。先ほどケンの散歩に行ってきたのだが、ヒートテック2枚、セーター、ウルトラライトダウンベスト、ウルトラライトダウンジャケット、ウインドブレーカー、マフラー、帽子、手袋という南極越冬隊みたいな装いとなる。着込みすぎて手が上げられない。ケンはよく立ち止まって考え込むために、かなり厚着をしないと本当に寒いのだ。
熱いお茶を煮沸かす。小さいほうのサーモスに淹れて、授業にもってゆく。