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ヒマラヤスギ雑記

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ドラマをみて書斎が欲しくなる。

怖いもの見たさもあって、ドラマ『ゴーストライター』を今のところ視聴している。スランプの流行作家の遠野リサは、アシスタントに最初、小説のプロットを書かせただけだったのに、ずるずると小説自体もアシスタントに書かせるようになってしまう。つまり、「100%ゴーストライティング」になったのだ。遠野リサは後ろめたさもあって、アシスタントに豪華な部屋を借り与える。そこでアシスタントは、昼間はアシスタント、夜は小説を書くようになる。遠野リサはもう、書けなくなっていて、アシスタントの原稿が仕上がるのをイライラしながら待つだけになる。昨夜のエピソードの終わり際では、アシスタントはわざと原稿をじらす。遠野リサとアシスタントの力関係は微妙に変化し始める

「遠野リサ」というのは、ベストセラーの記号であって、ブランドである。誰が書いているのかはもはや重要ではなくなっている。ネットでゴーストライターが書いた「遠野リサ」小説を絶賛する人たちは、ゴーストライターが書いた「遠野リサ」ブランドを冠していない作品も同じように評価できるのだろうか。ドラマでは文芸雑誌の連載を毎回評価するネットのサイトというのがあって、それをエゴサーチしては一喜一憂する様子が、リアルだった。中谷美紀が演じる主人公の遠野リサがあまりにリアルに堕ちてゆくので、見るのが怖い。来週視聴できるかどうか。ストーリーは追うけど。それにしても、アシスタント役の女優が残念。この役はすごく重要な役なのに。

今まで書けていたものが、書けなくなるというのは恐怖だと思う。やはり枯渇したと考えるべきなんだろうか。クリエイティブな仕事というのは、そこが怖いと思う。ある程度は努力で補えても、全てを努力だけでカバーできなさそうだし。

アシスタントが遠野リサから与えられた仕事部屋が羨ましくて、うっとりしてしまった。鎌倉の40畳近いワンルームマンションである。私は、四畳半でいいから、個室の書斎が欲しい。現状は、ダイニングテーブルが私の書斎であり、夫婦の食卓である。広げすぎると食事のときに完全に片づけられなくて、テーブルの端にざざーっと寄せたりと、雑然としている。設計のときに「個室の書斎」とちゃんと強調すべきだった。キッチンの横の書斎コーナーは、手狭で、お料理のレシピの検索くらいしかできない。パソコン、固定FAX電話、プリンター、電気スタンドを置くと、書類を広げるスペースがないのだ。

昨日とうって変ってものすごく寒い。実家の2階ベランダで水が凍っていたらしい。今朝はさすがに小学生男子たちも暖かそうな上着を来て登校していた。
by himarayasugi2 | 2015-01-28 08:49 | 雑感 | Comments(0)
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