平松愛理のコンサートのチケットをいただいたので、昨夜夫と待ち合わせて行ってきた。平松愛理のことは、『部屋とYシャツと私』くらいしか知らなくて、でもこの曲は、結婚式の二次会とかでもよく歌われていたし、二次会のカラオケで、新婦が目をウルウルさせて歌っていたこともあった。とても印象深い曲である。
開演前にぐるっと見渡すと、客層は老若男女がほどよく混ざっていた。ものすごく若い人っていうのはいないけど、私よりも年代が下の人もかなり見かけた。同じ経緯で来ることになったさわさんが、偶然にも私の席の隣だった。
開演直後は、少し緊張されていたのかなと思ったけれども、コンサートが進行するにつれてのびのびと歌い上げていた。どういう話し方をする人かとかも全然知らなかったのだけど、感じがよくて、面白い、優しい品のいい人だなぁと思って聴いていた。小柄な人だけど歌声は力強かった。知っている歌は少なかったけど、彼女はステージの盛り上げ方も上手で、嫌味がなくて、アットホームな感じで最後はとても盛り上がった。立ち上がって振り付け通り(?)に動いてみたり、頑張ってみた。デビュー曲は、二十歳のころに振られた実体験を歌にしたものらしく、これをずっと歌われると私を振った相手はどう思うんでしょうね、といたずらっぽく笑っていらしたのもかわいかった。
彼女が神戸出身の同年代くらいの方だというのは、うっすらと知っていた。そして、阪神大震災以後は、被災地に出向いてボランティア活動に熱心に継続的に取り組まれていることもなんとなく知っている。東北にも行かれているらしい。一部の有名人がボランティアを自身のプロモーション的にとらえているのに対し、彼女の場合は、本当に心からやりたいからやっているのだと思う。彼女は社会派の歌手なのかなと思っていたけど、昨日のパフォーマンスからは、本当に歌が好きで、好きでという気持ちが伝わってくる。デビューのときから付き合いのある人と、25周年の記念コンサートでも同じステージに立てるというのは、彼女の人柄もあるのだろう。長く彼女のファンをされている人も、きっと彼女の人柄に惹きつけられて、応援したいと思っているんじゃないかな。26年目からの歌手活動も、素晴らしいものになりますように。
コンサートは、思った以上に長かった。帰宅したら11時を回っていた。
懐かしい歌を聴けてよかった。記念に貼っておく。
改めて今聴いてもこの曲は、いいなと思った。