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ヒマラヤスギ雑記

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本の帯

先日、原稿提出の目途がたって駅前の本屋をウロウロしていたときに、海外ミステリーのコーナーに目立つポップを見つける。文庫本が平積みで、なおかつ表紙が前を通る人にも見えるようにディスプレーされている。暫く娯楽のために本を読んでいなかったから(ディーヴァ―の新刊は、お楽しみにとってある、来週あたりから読む予定)、こういうベストセラーのミステリーもいいかなと思って購入する。ポップには、ミステリーのランキングで昨年、史上6冠を獲得したとあるし、本の帯にもあるのだが、「驚愕、逆転、慟哭、そして感動  101ページ以降の展開は誰にも話さないでください」とまで書かれてある。昨日、わくわくしながらページを開いたのだ。

ラジオでもこの本のことを絶賛していたし、読む前にちらっとアマゾンのレビューも少しチェックしたら、これまた「味わったことのない読書体験」ってあるし、期待が膨らむ。大どんでん返しの連続とか。

が、驚愕も慟哭も感動もなく読み終わった。決して面白くないとは思わないのだけど、もの凄い大どんでん返しを期待しすぎたせいもあるし、胸をつかれるような何かを得られることもこれまた期待しすぎたのだろう、普通だった。個人的には、犯行の動機があまり好きでない。帯とかレビューが結末の意外性(どんでん返しの連続とまで)と感動をあおっているけれども、実際はそんなに意外な結末でもないような。ましてやどこを感動するのかもよくわからず。もちろん、こういう結末を最初から予想できるわけもないのだけど、途中からだいたいのあたりがつくというか。絶対に最後の最後まで予想もつかないものでないと、どんでん返しとは言えない。そういう意味では、セバスチャン・フィツェックの『治療島』は、読み終わったときに、やられたーと爽快な敗北感をおぼえた。ディーヴァ―は、常にどんでん返しの連続技で、そこそこ驚きもあるし。帯があまりにも煽っている場合は、2割くらい差し引いたほうが私の場合はいいのかも。

あくまで私の場合の感想。

夜は、『デート』を視聴する。うーん、今回はいまいちだった。来週、ここからどうやって最終回へともっていくのだろう。見るけど。

今日は、あたたかい。靴下も履いてないし、窓も開けている。どういう装いで外出しようか。急にこうなると、服が用意できない。綿っぽいのは、しばらく箪笥の中にあるから皺が気になるし。

by himarayasugi2 | 2015-03-17 09:17 | 本など | Comments(0)
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