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ヒマラヤスギ雑記

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柴犬と琵琶湖旅行 第二部 彦にゃん、大津SA

二日目。朝から雨である。起床後、夫は大浴場へ行き、私は部屋のシャワーブースでシャワーを浴びる。

朝食は、和食。写真のものに、あと青汁とサラダと陶板で焼いた目玉焼きと、デザートの野菜のスムージーである。個人的には、朝食は洋食が好き。せめて、フルーツと紅茶かコーヒーがあったらいいんだけど。あと、ヨーグルトとか、ハードトーストとか。
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ケンの朝食はこちら。これもまた、大きな犬用のボールに移し替えて食べさせた。ケン、どうしてもお米が嫌いみたいで、食べてくれない。
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彦にゃん見た:
雨だけど、彦根城くらいは行くだけ行こうとなる。月曜の朝だし、駐車場は空いているし、雨だから観光客も少ない。犬は建物の中以外なら立ち入りOKである。と、チケット売り場のオジサンが、「今から彦にゃんが出てくるから、見てやってよ」と言うので、彦にゃんのステージを見ることに。彦にゃんは、雨のため軒のある外廊下でのステージとなる。「彦にゃんは雨に弱いんです」とのこと。彦にゃんが登場すると、その異様なプロポーションと、人間でも動物でもない動きに、ケンが警戒し、吠えてしまった。
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ケン「あいつ、怪しすぎる」

「お前、誰やねん」と吠えていたケン。慌てて後ろに下がる。
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その後ケンを連れて彦にゃんから離れて、夫に彦にゃんを適当に撮影しておいてよと頼んだら、なんちゅーか、30枚くらい連写していた。30枚もここにアップするのは、あれ何で、シュールな彦にゃんを何枚かと、一応、彦根城の写真も。雨で残念だった。
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彦根城のすぐ隣に滋賀大学があった。なんという素晴らしい立地!滋賀大の学生羨ましい。滋賀大の周囲の街並みも金沢の旧市街っぽくて素敵だった。和菓子の「たねや」本店の建物も、貫録のある古いもので、これもまた素敵で、隣のクラブハリエもよかった。中に入ってお茶したいのはやまやまだったが、ケンを1人車に残すわけにもいかず、また今度である。

大津SAにて:
彦根城を後にしたところで、雨が激しくなってきたので、高速に乗ることにする。お昼を大津SAの売店で適当に買って車で食べようとなる。ケンを連れて外に出て、順番に店にはいって好きなものを買ってくることにする。先に夫がショッピングセンターに入っていったので、私は出口でケンを連れて待っていた。そうすると、ショッピングセンターから黒いファッションに身を包んだ迫力のある男性3人が出てくる。70代前後の男性に、50代前後の男性に、アラサーくらいの男性で、3人とも、長髪で、黒を着ているのに、華やかで派手で、大津SAでかなり目立っていた。ファッションデザイナーかなと思ってみていたら、最年長で、一番存在感がある男性が、ケンを見て近づいてきた。そして、「オー、カワイイ」と言い、ケンに近づいて「You’re so handsomeネー」と言いながら(多分)撫ぜたと思う。何度も何度も、「ホントニkawaii!」みたいなことを言っていて、ケンには基本、英語で話しかけている。一緒にいる人とは英語と日本語をちゃんぽんで、ケンのことを話している。ああ、この人は外国の方なんだと思っていたら、最年長の男性が「これ、アキタ?日本の犬はイイねー、カワイイ」と私に話しかけてきたので、「シバイヌなんです」と答えたら、「え?アキタ?」と言うので、「いえ、柴犬です」ともう一度言うと、周囲の男性も「シバイヌですって」と男性に伝えて、男性が「オゥ、シバイヌね、カワイイ、すごくカワイイ」とニコニコする。

すると、一番若い男性が私に、「何歳?」と訊ねるので、「この犬は9歳になったばかりです」とわかりやすく話そうとするあまり妙な日本語で返事をしたら、最年長の男性が、「じゃあ、あれかしら、やっぱり12-3歳くらいで死んじゃうのかしら」と訊くので、「犬の大きさにもよると思いますが、中型犬から小型犬くらいだったら、大きな病気に罹らなくて、普段から飼い主が健康に気を付けてやれば、15歳、16歳くらいまでは元気でいてくれる犬も多いと思います」と答えたら、「そう、じゃあ、まだ元気でいてくれるのね」と笑うので、私も笑ったら、その男性が「僕が昔飼っていた、New Jerseyの家でね、yellow lab(=イエローラブラドールレトリーバー)はね、12歳で死んでね」と悲しげに話すので、「大きい犬だとそうなんでしょうか」と答えたら、笑顔でうんうんと頷かれる。そこで、やっと夫が「お待たせ―」と買い物を済ませて出てきた。

夫は、私が話している最年長男性の顔を見て、一瞬、身体が凍り付く。最年長男性が、夫に「お宅の犬、カワイイねー、本当にカワイイ」とまた笑顔を見せる。夫はどうやらこの男性を知っているようである。「あのぅ」と何か声を出そうとする。「ヒノさん…ですよね」と夫が言うので、この人、ヒノさんっていうんだ、会社の人?いや、こんな感じの人、夫の会社には、いないよなーと思っていたら、夫が私に、「この人、トランペットの日野皓正さんやで」と震える声でいう。あ、その名前、知っている。日野皓正って、ジャズのトランペットの大御所やん!道理で夫が神様を見るような目で男性を見つめているわけである。「あ、そんな有名な方って存じ上げなくて、すみません」(*1)と私が言うと、日野さんは、「僕、全然有名じゃないから、うふふ」とニコニコされていた。そして3人は「行きましょうか」と車に戻られた。

日野さんの公式ホームページを調べてみたら、月曜の夜(20日)に大阪のビルボードライブでステージ(*2)があるために、大阪に移動中だったのだ。私たちがお見かけしたのは、ちょうど日野さんたちが下りの大津SAに立ち寄っていたところだったようである。日野さんは、本当に犬が好きみたいだった。ケンは日野さんから沢山カワイイと言ってもらえてよかったね。日野さんって全然気付かずに話をしていたけれども、チャーミングで素敵な方であった。

日野皓正さんホームページ
http://www.terumasahino.com/

*1:夫に後で「なんで顔見て、すぐに日野皓正って気がつかへんわけ!どっからみても日野皓正やん!誰かわからんと喋ってたなんて、信じられへんで」と散々に言われた。
*2:この後、高槻で来月ある高槻ジャズに、日野皓正が出演することを知る。おー、これは何かの縁かもしれないから、行ってみたいんだけど、高槻ジャズは、無料だけど、野外会場はともかく、大劇場はすごい人でいつも何時間も並ばないと入れないのだ。それに3日の夜は、フライドプライドと日野皓正と続くので、まず無理かと。そうかー。


by himarayasugi2 | 2015-04-21 08:36 | | Comments(2)
Commented by しろた at 2015-04-22 10:02 x
以前コメントしたことのある、しろたと申します。ご無沙汰しておりますが、いつも楽しく拝読しております。
日野さんの件、私もこういう状況でしたら気づかないと思いますが、「全然有名じゃないから」っていいですね。ケンちゃんを介しての素敵な出来事ですね。
Commented by himarayasugi2 at 2015-04-22 13:52
しろたさん、
コメントありがとうございます。
そうなんです。意外とわからないものなんですよ。特に、ファンでもないので。ただ、日野さん、明らかに普通の人ではないなぁというオーラで輝いていました。SAでも目立ちまくっていましたし。

ずっとニコニコされていて、迫力はあるけど圧迫感はなく、「有名じゃないから」って朗らかに笑ってらして、感じよかったです。人柄のよさが印象的でした。
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