たまに散歩途中に通る道沿いで、現在レオパレス21のアパートが建築中である。そして、その足場のところに防音シートがかぶさっているのだが、そこにでかでかと堀北真希の顔写真がついているのだ。昨日の朝も、堀北真希の大きな顔をケンと見ながら歩いたのだった。
その堀北さん、ご結婚されたらしい。芸能界に疎い夫でも知っていたから、大ニュースなのだろう。電撃結婚らしいのだけど、ニュースバリューは、そこではなく、お相手の山本耕史がどれだけ熱く堀北さんに迫ったのか、に置かれているみたい。ネットでニュース見出しをクリックすると、出るわ、出るわ、山本さんの熱烈アプローチの一部始終が!
山本さんは、堀北さんのことをいいなーってどうやら6年前に出会ったころから思っていたらしい。でも、彼女をドラマの後に飲みに誘うものの、断られるし、連絡先は教えてもらえなかったし、再び共演することがあっても、全然相手にされなかったらしい。また舞台で共演するチャンスに恵まれたから、今度こそと40通もの手書きの手紙を渡し続けるも、返事は一通ももらえず、最後は自分の連絡先を押し付ける。やっとメッセージのやりとりはしてもらえるようになったものの、距離が詰められず、一か八かで彼女が乗っていそうな京都行きの新幹線に指輪を持って飛び乗ってみたら、堀北さんがいて、指輪を渡して、受け取ってもらって結婚に至ったというもの。なんか、昭和の少女漫画のようだ。
山本さんは、かっこいいし、演技も上手いから、一人の人にそこまで拘って、泥臭くアプローチするっていうのが、意外である。言い寄って来る女性は多いだろうに。誤解のないように言うと、山本さんがやっていることは、ほとんどストーカーすれすれかなと。山本さんだから成功したのだと思う。それに、堀北さんも山本さんがどういう人かある程度わかっているからこその結果である。人を選ぶ戦術である。
散歩途中のご近所に、よくお会いする70代後半くらいの女性がいる。この人、朝一番にゴミを捨てに出るときで、すでに一粒パールのピアスをつけているのだ(もしかしたらイヤリングかもしれないけど、見た目ピアス)。痩せていて、足は細く、メークはあっさりめで、髪もシルバーグレーで、無造作にまとめている。外を掃除するときも、よれよれTシャツとか、ダボダボのネグリジェみたいなのとか、おばさんズボンじゃなくて、昨日の朝も、白地にラベンダー色の大き目の花柄の、ノースリーブのスリムなワンピースだった。オードリー・ヘップバーンが着てそうな感じのもの。外出のときは、ニットにタイトスカートにトレンチコートにパールのピアスといった感じで、ミラノマダムっぽい。私、いつも無印の半ズボンにそのへんのTシャツで散歩に出ているのだけど(当然部屋着もそのまんま)、やっぱ、もうちょっとなんとかしよう。