久しぶりに変な夢を見た。夢の中で私は、非公式に翻訳の仕事を頼まれる。「非公式」というのは、口約束だけでの依頼で、翻訳料の取引を残さないという意味である。ようするに、「闇の仕事」みたいな感じ。一応、翻訳を終えたら8000円を私に払うということになっていた。翻訳を終えた私は、依頼者のところに行き、翻訳が終わったから、翻訳料を頂戴と伝える。すると、依頼者は、現金がないからパリのメトロの回数券をあげるから、それを受け取れという。はっきり覚えているのは、私が「パリに行かないのに回数券をいくらもらっても価値がないから、現金でください」と依頼者に迫ったことである。すると、依頼者が、「いい考えがある!」といって、台所にゆき、しばらくしてお皿になにやら載せて現れる。
お皿の上にはなぜか、アツアツの老祥記の豚まんが8000円分盛られていて、依頼者はそれを翻訳料として受け取って帰れというのだ。はっきり覚えているのは、私が「そんなものでごまかさないで、現金を払えっていってるでしょ!」と大声で怒鳴りながら朝4時58分に夫も巻き込んで目を覚ましたことである。夫、ごめん。
ここが夢だなぁと思うのは、依頼者が、桐嶋カレンだったということ。そして桐嶋カレンの家が、香港映画に出てくるような、怪しげなアジトみたいな暗くて、外はネオンがギラギラな、古い九龍城みたいなアパートの一室だったこと。なにゆえ、こんなところで桐嶋カレンが出てくるのか、さっぱりわからない。この夢、一体なにがいいたかったのか。
いい天気。今から遅いけど、洗濯して掃除して、梅を見に行く予定。