二か月近くショートヘアを放置していたら、ぼっさぼさ。毛先が乾燥して、外にはねまくっている。前髪は眼球をつきさすほど伸びている。髪が多くて、太くて、ぱさぱさなので、落ち武者みたいになっている。というわけで、美容院へ行く。
いつも切ってもらっている美容師は、昔、芦屋の店でも働いていたことがあり(当時の店はもうない)、私は同じ時期に芦屋に2年と2か月住んでいた。芦屋を中心として、阪神間は、阪神とオリックスの選手がわりと住んでいる。近鉄が関西拠点だったとき野茂は住吉の有名高級マンションに住んでいたらしい。芦屋には特に有名選手が多く住んでいた。美容師も私も、阪神時代の〇ネモト(現監督)と、オリックス時代の〇ヨハラが住んでいたマンションのことを知っていた。私は、一度も彼らを街中で見たことがなかったけど、美容師は何度もあったという。当時勤めていた店は、そのマンションの近くだったから、肩幅のいかつい大男が歩いているのが店の中から見えるなと思ったら、〇ヨハラだったことが何度かあったらしい。お店には〇ヨハラの関係者がお客さんでたまに来ていて、その人が、〇ヨハラがどんな人かという話をよくしていたという。
「かわいそうに、いつもその人は〇ヨハラにおびえていました」
細かい話は、伏せるけれども、美容師は今回〇ヨハラがああいうことになったときも、驚かなかったらしい。〇ヨハラは、1人だったら生きていけない弱い人で、威圧的な態度も弱さを隠すためのものだろうとクールだった。「お金がなくなったらテレビでて、小銭稼いで、でもだんだんテレビからも声がかからなくなって、で、今回の事件でしょ、野球から離れてはいかん人やったんやと僕は思いますよ」
そうかー。
あとは、女性受けと男性受けは、全然違うという話をしてくれる。カットモデルの写真をお店のサイトに載せるときに、女性スタッフと男性スタッフにそれぞれどれがいいかと訊ねると、たいてい意見が分かれるという。女性に受けが悪いのは、今でも「ぶりっ子」らしい。美容師によると、ぶりっ子も、全盛期の松田聖子まで突き抜けてしまえばいいけど(あれはひとつの完成形だった)、中途半端なぶりっ子、媚というのは、同性から叩かれるから、そういう写真はサイトには載せられないらしい。メインのお客は女性だから、当然である。「今やったら、〇原さとみなんか、ぶりっ子やなぁって思いますけど、あれも松田聖子の域まで行ってないと僕は思いますね(私もそう思う)」
女性受けがいいのは、ショートカットで、ボーイッシュな感じの女性らしい。綺麗系は、中途半端に綺麗だとダメで、絶世の美女レベルから許容対象になるんだって。たとえば、雑誌の表紙を飾るレベルくらいのオーラがないと、同性からの支持は得られないとか。
いろいろ勉強になります。
活かせる場がないけど。
追記:
今回のカットは、ちょっといまいちだったと思う。まるでマッチ棒のようだ。髪が多くて、黒いボールを載せているみたい。慣れたところで、手を抜かれたのだろうか。うーむ。
追記その2:
どうして都知事Mは、都知事でいることにあそこまでこだわっているのだろう。だいたいさ、都庁の職員が都民の税金で、くれよんしんちゃんとか、ピザ窯の作り方とかの本を買ったら、懲戒処分だと思うけど。謝って済むレベルじゃないと思う。