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ヒマラヤスギ雑記

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挙動不審

デスクから立ち上がったとき、ちょうど外を歩いている1人の男性が視界に入ってきた。午後1時過ぎくらい。外にいるのは、その男性だけだ。我が家は、公道に面した石垣の上に建っている。なので、室内からだと常に通行人を、見下ろすことになる。こちらが通行人を日中室内から見ているとき、通行人は見られていることに全く気がつかない(夜は室内で電気をつけていると、外からでもわかる)。なんとなく男性を見ていた。

男性は、身長175cm程度で、どちらかというと痩せていて、サラリーマンとかにありがちな普通のヘアスタイル。グレーにブルーのラインの入った、どこにでも売ってそうなウインドブレーカーに、下は黒っぽいパンツに黒っぽい靴を履いていた。黒いポシェットを斜め掛けにしていた。メガネをかけている。年齢は35-40歳くらい。なんとなく見ているうちに、この男性を以前も見たことを思い出した。

男性は、我が家からよく見える南北の道をこちらに背中を向けて普通にゆっくり南下する。途中、Xさんの家の横を通るとき、心なしかX邸の庭を覗き込んだように見えたが、そのまままっすぐ歩いて、右に曲がり(西へ)、見えなくなると思った次の瞬間、引き返し、反対側の角(まっすぐ歩いて左に曲がる角、東方向)に歩いて、見えなくなると思った次の瞬間、Uターンし、さも、そちらの角から現れたかのように南から北へと歩いてくる。つまり、さっき背中を向けて南に歩いていた同じ道を、今度は顔を向けて、北に(我が家の方へ)戻ってきたわけ。変な動きである。

夫を窓際に呼び寄せ、「あの人、変じゃない?」と言う。男性は、Xさんの家の横で止まり。Xさんの家のフェンスに手をかけて、伸びあがってX邸の庭や、住居を覗き込み、門扉のほうに行って、門扉をまたぐ勢いで、体を伸ばして敷地内をじろじろみていた。夫が、「どこから見ても不審者や」とつぶやく。X邸は、この1年で空き家になっている。雨戸が閉じたままだけど、定期的に人がきては、庭木の手入れなどをしている。その男性は、かなり長い間、中を覗き込み、ようやく去っていった、何度もX邸を振り返りながら。そう、この男性は、以前も同じようにX邸を覗き込んでいたのだ。不自然に家の周りを何度も歩きながら。

不動産の関係者ではないだろう。もしそうだとしたら、車で来るだろうし、怪しまれないようにふるまうと思う。あれでは、110番されても仕方がないような挙動不審レベルである。母に話すと、ご近所の人に念のため知らせておくとのこと。今度同じ場面に遭遇したら、警察にも伝えたほうがいいのだろうか。あの男性はどういうつもりで、ああいう行動をとるのか、今のところ可能性は2つ;

1)中古の住宅を探していて、空き家だということに気づいたので、気になっているから。

2)彼は空き巣で、下見に来ている。

どちらかだと思う。100歩譲って1)としても、あの挙動不審っぷりを正当化するのは難しい。2)のほうがしっくりするが、ただ、空き巣が真剣に下見するとしたら、昼間は避けるのではないかと思うのだ。いや、意外とフェイント?やっぱり、本当に家を探しているのかもしれない。越してきた人が、あの人だったっていう展開もあったりして。








by himarayasugi2 | 2016-11-06 09:23 | 雑感 | Comments(0)
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