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ヒマラヤスギ雑記

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身体に叩きこめ!

語学を人に教えた経験は、大学の頃の家庭教師のアルバイトのときだけである。学校の授業の補習程度でよかった、たいしたことはしていない。でも、語学を習った経験は、豊富である。「勉強しなくていいんです、聴くだけでいいんです、辞書も見ないでください」と昨今ラジオで何度も唱える〇ピードラーニングというのがあるけど、私は、ある程度は文法を身体に叩きこんでからでないと、不安でたまらないタイプである。

去年の春から習い始めた某外国語、今年の3月末で一端お休みする予定である。本業に集中する所存……。先輩(某外国語の達人)から、「私は、2か月集中講座に通ってからあとは、独学だった」と言われたこともある。

某外国語の授業は、代行の先生だった。もともとの先生の御都合で、残りは代行になることは聞いていた。代行の先生による初の授業を受けて思ったのは、「私、この先生の授業のほうが向いている」ということである。もともとの先生は、優しくて、ほんわかしていて、気持ちの暖かい、よい先生で、生徒とも仲良くなるし、なんの問題もないと思っていたのだが、代行の先生の授業を受けて、「新しい外国語の授業って、やっぱ、こういうほうが私に合っているかな」と感じたのだ。

代行の先生は、とにかく反復、復唱、がんがんあてるし、システマティックに板書もする。余計な情報(例えば、今までの先生だったら生徒が質問したら、そのまま脇道にそれて和気藹々な雑談に突入することも多々あった、別に今いらないやんみたいなことで時間を消費していると感じたこともあった)は、一切なく、「これ覚えてないと、絶対にあかんやつ」を集中的にやらせて、クラスメート全員が体得したかを必ず確認する。忙しいし、集中しないとついていけないし、ずっと口は動かしているしで、終了時間を10分も過ぎていたことに全く気がつかなかったのだ。この授業に1年近く出席していて、時間を忘れたことはこれが初めてだった。わりと厳しいし、発音ができるまで、同じ人に何度も復唱させるし、緊張感半端ないけど、それが私にはあっていると思った。逆に、楽しかったのだ。意外だ。

某外国語は、発音に難所がいくつかある言語なのだが、かなりの難所を発音させるときに、この代行の先生の言ったことがよかった;
「ちゃんと発音できているかどうかを、耳で確認するのではなく、口の筋肉の動きを覚えて、それを再現します、まずは口の筋肉に動きを叩きこんでください」

初学者が自分の怪しい発音を、自分の耳で正確かどうかを確認するのは、逆に難しい。だから、口の筋肉が、先生が「OK」と言ったときの動きを再現できているかで確認するほうが確実なのだ。そういうことを今まで言われたことがなかったから、新鮮だった。

あと少しだけど、この代行の先生の気の抜けない授業で頑張ってみよう。また本業が落ち着いたら、この言語、もうちょっとスパルタな教室を探してやり直してもいいかも。友達作りも嫌いじゃないけど、こういう外国語を身体に叩きこむという作業のほうが、やっぱり私は好き。

本日節分。わりと美味しいお店で20分並んで恵方巻を買い、その後、夫がわりと美味しかったと言っていたお店でこれまた20分並んでランチを食べて帰宅。よく並んだ。ケンは、今とても元気で、ほっとしている。しばらくしたらお散歩に行こう。 







by himarayasugi2 | 2017-02-03 15:35 | 雑感 | Comments(0)
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