風邪がほぼ治ったところで、今度は初詣に行った。毎年、同じ山の上の神社にお参りをするのだけれども、ケンが行きたいコースでないみたいなので、いつもダラダラ歩かれて往復に時間がかかる。なので、最初は夫と2人で、さっと行ってさっと帰るつもりでいたのだが、戌年なのにケンがお留守番はあまりに不憫となって、やっぱり連れてゆくことにした。ケンはさほど嬉しそうには見えないけど。
この神社に行くには、急こう配の参道を上るしかないのだが、途中でケンは飽きてしまって尻尾もダダ下がり。ハエがとまるような速度でしか歩いてくれない。途中、何組にも抜かされてしまい、みなさん抜くときにケンの顔を覗き込んでは、「がんばりね」とか「あらら」とか笑うのだ。ケンは笑われたって全く気にしない。
(参道の途中の絶景ポイント。ケンの尻尾は神社を出るまでずっと下がったままだった。)
やっと神社に到着して、夫と交代でお参りをする。ここの神社はやっぱりよい。空気が澄んでいて、厳かな感じがする。おみくじは大吉だった。結んで帰る。
(お参りをすませて振り返ったら、遠くに海が光る。いいなぁと毎年思う。)
(鳥居の前で夫が自撮り。)
勉学は、安心して励みなさいとのこと。相場は「売れ 今が好機」と出た。何を売れば……。
帰りは、カフェに寄って帰ろうとなる。ケンに「今からカフェに行くよ」と、街へ出る方の道に連れてゆくと、途端に尻尾が上がって、坂道を勇んで降りていく。
(カフェへ行くとわかれば、このやる気。率先して道を下って行くケン。ひっぱられるので気が抜けない。)
(真剣な顔で先を急ぐケン先生。)
夫が珈琲を買うので、外で待機して、
(夫が店内から撮影したケンと私。私は疲れて座り込んているところ。)
カフェの外テラスで休憩する。寒いから誰も外でなんかお茶していない。熱々のお茶もすぐにぬるくなる。
(パンの端っこをもらう。)
「カフェは楽しかった?」「まぁまぁ」
カフェで休憩した後のケンは、ご機嫌さんで、元気よく早く歩いてくれた。
夜は、夫がお好み焼きを沢山焼いてくれて、隣の実家から母と妹も合流して食べた。夫、年末からずーっと休みである。今日も休み。
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