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ヒマラヤスギ雑記

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不審者

我が家とお隣の間にある、老朽化したブロック塀を取り壊し、新しく塀を設置する工事が昨日まで行われていた。連日工事の人が我が家の庭と隣家の庭を行き来しながら作業していたので、ケンを庭に放せなかった。早朝の散歩から戻ると、ケンは敷地内を移動して隣の実家に顔を出し、おやつをもらうのが朝の日課だ。実家に行くので自由にして欲しいと、ケンが目で訴えたけど、リードをつけたまま実家の方へ一緒に移動した。

庭から実家のリビングへ回ると、まだ雨戸が閉まったまま。両親は、寝ているようだ。いつもなら、ケンが独りでお座りして、雨戸が開くのを待つのだが、私がリードを持って一緒に雨戸の前で待つ。暫く待っていると、なにやら背中に鋭い視線を感じる。振り向くと、お向かいの奥さんが、お勝手から私を怪訝な顔で睨んでいる。雨戸の前で黒いダウンにニット帽の人物が中をうかがっている様子は、さぞ怪しかろう。慌てて「おはようございます」と声をだして私だとわかってもらう。「あら、あなただったの、何してるの」「いや、塀の工事をしていて、で、ケンを庭に放せなくて、だからこうしてリードを持ってケンと一緒にいるんです」としどろもどろで弁明をして、やっと不審者の疑いを晴らした。

15年ほど前に、東京から2時間離れた北関東の小さな町で暮らしていたとき、仕事帰りに、バスがなくなると駅からタクシーに乗るのだが、二人のタクシー運転手から「あんた、X病院に今度きた女医さんでしょ」と言われたことがある。二人目に同じ質問をされたとき、なぜそう思うのかと尋ねたら「スーツ着て共通語を話すから」とのこと。同時期、週に1度、仕事帰りに都内のイタリア語教室に通っていて、授業終了と同時に大急ぎで教室を飛び出していたら(家まで2時間かかるので)、クラスメートが皆、私がイタリア語の後ホステスをしていると思っていた。女医にホステス、なかなかよいではないか。内心喜んでいた。

あれから、15年。女医やら、ホステスと間違えられていた私は、今や不審者である。えらい落ちぶれようである。正確に言うと、不審なおばさん、あるいは、おばさんの不審者か。ただの不審者よりは、こっちのほうが良い人っぽい。

c0221299_1013882.jpg(写真上:実家の庭の水仙が、だいぶ咲き出した。 写真下:雪柳の枝についているカマキリの卵。春になったら孵化する?)c0221299_1031549.jpg
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# by himarayasugi2 | 2010-02-07 10:08 | 雑感 | Comments(0)

関西人のノリ

今朝、実家の縁側で、母と昨夜の『探偵ナイトスクープ』コネタ集の話で盛り上がる。「スナックには必ず山ちゃんがいるのか」という疑問を解明する探偵。長原探偵は、片っ端からスナックのドアを開けてはいきなり「山ちゃんおる?」と尋ねるのだが、お店の人は長原が突然テレビカメラと現れても、驚く様子もなくて、「山ちゃん、今日はこーへんわ」とか「山ちゃん、もうすぐ来るんちゃう」とか「山ちゃん、亡くなって、三回忌」とか「山ちゃんやったらここにおる」などなど、スナックには必ず山ちゃんという客が存在することが、判明した。それも驚きなんだけど、店の人が、長原の問いかけにごく普通に受け答えできてしまうことのほうが、驚き。とことん、番組のノリにつきあいます!みたいな感じで、同胞意識を感じるのだ。

突然探偵が店を訪ねてきて「すいませーん、探偵ナイトスクープなんですけどね、山ちゃんおる?」と問いかけて、それに対して一般の人が答えるとシンプルな構成だけで、番組を成り立たせるのは、「関西人のノリ」を抜きには不可能だとしみじみ感じる。「山ちゃんおる?」という問いかけに対して、「山ちゃんて、どの山ちゃんですか」とか「これ、テレビですか」などという野暮な返事は皆無で、もうノリノリで「山ちゃんねー、そろそろ来るんちゃう」など、どの店でも適当に返事しちゃうところが、ええわーと思う。母もおおいに同意だったみたいで、先日彼女が観た「波田陽区の芸に大阪の小学生がダメだしをする」という番組についても熱く語ってくれた。とにかく大阪の小学生は、笑いに厳しいらしい。波田の芸について「もっとしゃべらなあかんで」と注意し、「しゃべってみよ、しゃべれるから」と哀れみ、とにかく波田はボロカスに言われたそう。「でも、大阪の小学生の言うとおりなんよね」と、笑いのご意見番と化した母。

関西では、一般の人が普通に面白かったりする。先日もスーパーのレジで「1,012円です」と言われて財布をみたら11,011円だったことがあって、一万円札をだしたらおばちゃんに、「12円はないん?2000円でもいいけど。50円はないん?」と詰問されてしまう。「すいません、11,011円しかないんです」といったら、「あと1円かー。あたしの店やったら、奥さんやったら負けてあげるねんけど、あたしの店とちゃうから、ごめんな」と笑われた。で、一緒に笑う私。毎日、知らない人に笑わせてもらったり、笑わせたりで、こういうのは、やっぱり楽しい。
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# by himarayasugi2 | 2010-02-06 12:26 | エンターテインメント | Comments(4)

横綱の品格

暴行事件でその処分が注目されていた、朝青龍が引退届けを提出した。格闘家が、一般人をもし殴ったとしたら、素手でもハンマーで殴ったのと同じくらいのダメージを与えるだろうし、格闘家だったら、たとえ、一般人に殴られても絶対に殴り返してはいけないと思っている。格闘技は、喧嘩に使うものではないのだ。彼にはそういう自覚などはなかったのだろう。怪我をしたと嘘ついて、モンゴルでサッカーやっていたとかで数年前に大騒ぎになったが、それと暴行事件では次元が違う。普通、社員が泥酔して、人を殴って怪我をさせたら、企業だったら一発退場だ。なかなか腰を上げない相撲協会は、イエローカードを一体何枚持っているのだろうと思っていた。

記者会見で品格について問われると、「皆さまは品格、品格と言いますが、正直、土俵に上がれば鬼にでもなるという気持ちで上がります。そこで精いっぱい相撲を取らなければいけないという気持ちはありました。(自分は)今までにない(種類の)人なので、皆さまに大変迷惑を掛けたと思います。」と答えていた。彼は「品格」という言葉の意味が最後まで理解できていなかったという印象を受ける。「勝たなきゃいけないんだから、(品格に欠けてても)しょうがないだろう」と聞こえてしまう。けれども、品格に欠けるといいながらも、勝ち続ける彼を横綱にしたのは、協会であるし、ずっとそばにいながら彼を制御できなかったのは、親方なのだ。あの親方は、ちょっとないんじゃ。

朝青龍は、自ら引退届けを提出した。解雇されるくらいなら引退のほうがマシ、といった計算があったかもしれないが、責任を取って自ら引退を決めるということで、初めて横綱の品格らしいものを示せたと思う。

これから彼はどうするのだろう。彼の言動は、横綱であったために、まだブレーキのかかっていた感があったが、横綱でなくなってからの彼の言動こそ「品格」が問われるのでは。内舘さんは、朝青龍の天敵と揶揄されていたが、本当は心配していたのだと思う。高度な格闘技を身につけた者は、それを制御する力も同時に身につける必要があることを朝青龍が理解していなかったことが、心配だったのだ。

****メモ******************
今日みたお洒落な小学生
フードつきのニットコート。色は、ベージュ地にこげ茶の不規則な幅のボーダーがはいっていて、それにこげ茶のダウンベスト。黒いスリムなパンツにスニーカーで、コーディネートのアクセントはフューシャピンクのランドセルと、同じ色のレッグウォーマー。小学生3,4年生くらい?お母さんがコーディネートしてあげたのだろう。すごくかわいい。
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# by himarayasugi2 | 2010-02-05 09:29 | スポーツなど | Comments(0)

口内炎

週末くらいから、食事をするときに口腔内に痛みを感じるようになった。最初はやりすごしていたのだが、だんだん無視できなくなってくる。鏡で見ると、舌の側面に1.5センチほどの白い潰瘍ができていた。口内炎である。見るからに痛そうである。

トーストとか、ビスケットとかがあたると痛くて食べられなくなってくる。蜜柑ですら、沁みるのだ。結果、朝から液体しか口にできなくなった。お腹は猛烈にすいているのに、いざ食べようとしたら、痛くて口にいれられない。お腹がすくと、気力もなくなってくる。早急に返事を書かないといけない、重要なメールに返信して、精魂つきる。我ながら余力なさすぎだ。昔、愛読していた動物図鑑に、ライオンでも虫歯が一本できると食べることができなくなって、結果飢え死にしてしまうと書いてあったことを思い出す。口内炎ひとつで、アフリカのライオンにまで思いを馳せる。

夫にメールしてゼリー飲料とお湯を注いでつくるスープ類を帰りに買ってきてもらう。痛みがひどくなるようなら、やっぱり病院へ行かないとだめだろうなと考える。別件で隣の実家に寄ったときに、「口内炎がひどくて」と話すと、母がこないだ口内炎で病院に行ったときの塗り薬があるから、とくれた。寝る前に塗ることにする。

夜になると、ますます痛みが増してきて、話しするのも億劫になる。電話の声も妹に言わせると、「かわいこぶりっこ(死語?)してるみたい」とのこと。舌を極力動かさず、口数を減らすと、かわいく聞こえるのか。この口内炎話法は完治後も継続しよう。

就寝前に、ケナログを患部にてんこ盛りにして口をかぷっと閉めて寝た。翌朝、2割くらい痛みがましになっているのがわかる。でもまだ痛くて、朝食はゼリー飲料とミルクティーだけ。口腔内が痛むだけで、走るのもめんどくさくなるし、外出も会話も食事すら億劫になってしまっている。精神的にも不安定になっているようで、午前5時ごろに、日本刀で人を斬り殺す夢を見て目が覚めてしまう。どんだけ、メンタルが弱いのだ、自分。

今朝はだいぶ口内炎はおさまった。
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# by himarayasugi2 | 2010-02-04 08:27 | 雑感 | Comments(2)

斜め掛けバッグが増えた理由

6年前に関西に戻ってきてから、斜め掛けバッグが3つ、リュックが1つ増えてしまった。ファッション上の理由ではなくて、防犯上の理由である。周辺は空き巣被害も多いのだが、ひったくりも多い。夫もナイロン製のビジネスバッグで必要に応じて背負えるものを、関西に帰ってから通勤で使うようになった。東京・横浜時代に使用していた、ショルダーバッグや、ハンドバッグの出番はめっきり減った。

関西に戻ってすぐに大阪のど真ん中のオフィスに通っていたとき、駅に降りると「ひったくりに注意しましょう。○○○警察署からのお知らせです」とアナウンスがひっきりなしにあって、毎日緊張したものだ。こういうアナウンスは東京ではなかった。実際にひったくりに遭った人も多くて、身近なところで私の母親(被害は、本とノート一冊だった)、ご近所のお嫁さん(姑の薬を病院でもらいに行く途中)など被害にあっている。私も高校のときに未遂に終わったが、ひったくりに遭ったことがある。

部活で遅くなって坂道を上っていたら、直前にすれ違い、すぐUターンしてまた私を追い越した原付が、坂道を下りながらすれ違いざまにバッグをひったくろうと、原付を寄せてきたのだ。ひったくるタイミングが合わずに偶然に難を逃れることができた。すれ違いざまに、原付から思いっきり手が伸びてきたことは、鮮明に覚えている。それ以来、追い抜いていった原付にはいつも注意するようになった。

ひったくりは、昼夜を問わず、とにかく隙を狙ってくる。近所の高齢のご夫婦が、駅前の銀行にお金を降ろしに行くとき、途中からずっと自転車につけられていることに気が付いた。銀行の中から外の様子を伺うと、あきらかに自分たちが出てくるのを待っている様子。奥さんが、意を決して、その自転車の青年に近づき、「さっきからあなた誰を待っているのかしら」と大きな声で周囲に聞こえるように尋ねたら、慌てて逃げ出したらしい。おそらく、出てきたところをひったくるつもりだったのだろう。私はその奥さんに「外を歩くときは、必ず斜め掛けにしなきゃだめよ」といつも注意される。しかも斜め掛けにして、バッグ部分はおへそのあたりにぶらさげ、常に手を添えて「警戒してるわよ!」というオーラを出しながら歩けと言われる。防犯意識とお洒落は、共存できないみたい。

先日の早朝、家の前を西から東へと通り過ぎた原付が、また東から西へと戻ってきた。ブロックを一周している模様。早朝散歩中の私、ケン、夫(通勤途中)の前を往復する怪しい原付。雨なのに黒いサングラスの運転手の若者。怪しさ120%。住宅街を早朝に原付で徘徊するだけで、即ひったくりと疑われてしまう、哀しいわが町事情。
c0221299_9101833.jpg(ケンと一緒に毎朝パトロール)
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# by himarayasugi2 | 2010-02-03 09:12 | 雑感 | Comments(4)