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ヒマラヤスギ雑記

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靴と鞄

今年に入ってから夫は、朝の通勤時に時々「ちょっと謎の男性」を見かけるようになった。その男性はいつも電車を降りて改札に向かうときに気がついたら夫の前を歩いているという。改札を過ぎてもしばらく男性と夫は同じ方向に歩いているそう。夫は男性の顔を見たことがないのだが、「あ、あの人だ」とすぐわかる。その理由を尋ねると「靴」だという。

男性はいつも革靴を履いている。その革靴が、原形をとどめないくらいにボロボロなのだ。最初は「そういうダメージド加工してあるお洒落な靴」なのかと思ったらしい。が、よくよく見てみると靴底がすり減りすぎてほぼ「無い」状態で、かろうじて靴本体とつながっている底も、歩くたびにパタンパタンと離れて、男性の踵部分の靴下が見えるんだとか。これは、ダメージド加工じゃなくて、本気のダメージドだと気がついたのだ。

「何歳くらいなの?着ているものもボロボロ?擦り切れてるの?鞄は?髪の毛は散髪行ってない感じとか、シャンプーを何日もしてない感じとか?」と疑問をぶつけてみる。夫によると男性は30歳前後、アウターもパンツも、持ち物も高級品ではないにしても、汚れたり、破れたり、擦り切れたりしていなくて「ごくごく普通」らしい。頭髪も普通に散髪していて、社会人のマナーとしての清潔感は十分に維持されているとのこと。

「だからよけいになんであんな靴を履いているのか謎やねん、絶対に本人はあの靴が崩壊寸前の状態ということくらいわかっているはずやねんけど」うーん、なんでやろ。「訊いてみるとか?」「無理無理、よう訊かんわ」

続報を待っているのだった。


大谷選手の奥様の画像も、動くお姿も公開された。日経新聞にも写真が載ったくらいだから、ものすごい関心事なんだ。高校の野球部のエースで4番を打つキャプテンと、バスケット部のマドンナのカップルがそのまま大人になって結婚したような、爽やかで見ていてちょっとくすぐったくなるような二人だと思った。

テレビやネットの論調はだいたい同じで「この人がお相手でよかった」といったもの。そう感じるポイントは人それぞれだとは思うけど、私は彼女が移動中に持っていたでっかいスポーツバッグを見て、なんか部活帰りの女子高生みたいでいいなと思った。あれだけのお金持ちのスター選手の奥さんになってはじめて姿が公開されるときって、もうちょっと気合を入れるものなのかなと思っていた。

移動中の服装が全員が球団スポンサーのナイキのジャージっていうのは仕方がないにしても、ブランドもののバッグで「大谷の妻アピール」するのかなとこっちはちょっと予想していたけど、なんだよあのバッグ!私が高校のときに持ってたのによく似たスポーツバッグは!一番の好感ポイントである。「機内持ち込み用のバッグにこれちょうどいいやん」とあの部活バッグを選んだのだろうか。適当に選んだ感がよい。しかも無造作に地面に置いて写真撮影してたし。でかすぎるバッグを「ぐわしっ」とたくましく持って、「ああ、ここを通り過ぎて早くバスに乗りたいわ」といった感じで歩く姿を、私はいいなと思った。

お幸せに。


追記:
ハイブランドのリュックとバッグを持っていた山本選手はちょっと浮いていたかな。



『グレイトギフト』の最終回:
最終回にいろんなものを詰め込みすぎでは。お茶碗におせち料理を無理やり盛り付けた感。でも全体としては面白かった。これは続編をやるのでしょうか。











# by himarayasugi2 | 2024-03-17 17:29 | モノ | Comments(0)

おやつ事情

恐ろしいことに来年の夏に還暦を迎える。二十代の頃の私にとって、還暦も古希も、そして米寿も同じである。還暦を過ぎるとみな「年寄り」であり「高齢者」であり「おばあさん」というのが、二十代の頃の私の乱暴な認識だった。乱暴すぎるやろ。殴りたい。

このように「二十代の頃の私」をかろうじて客観視できるほどには内面も成長したとは思うけれども、本人的には中学生の頃からあまり中身は変わっていない気がする(あくまで自分目線)。でも、生き物としての肉体は確実に経年変化(劣化じゃなく変化、ね)をとげており、最近特に感じるのが、脂っこいものはたくさん食べられなくなったこと。

数年前からサーロインステーキは3×7×1㎝程度のを一切れが限度になった。ふた切れ食べたら、胃がもたれる。肉は赤身じゃないとダメだし、霜降り肉とかバラ肉系の調理法はしゃぶしゃぶ一択である。グラタンも大量になってくるとしんどい。朝のパン食はやめて久しい。でも、グラタンもパンも好きなのだ。ただそのへんは量が食べられなくなった。また唐揚げとか揚げ物類からは距離を置き始めた(でも体重が減らない、コロナ時のMAXから1キロ減っただけ)。

おやつも、ケーキは大好きだけど量は考えないといけなくて、洋菓子は、すごく美味しいものを少しいただくという感じだ。食べ過ぎると胃がもたれるから。消化器専門医に胃カメラ検査のときに「最近、サーロインとか脂っこい肉をたくさん食べられなくなりました、大丈夫でしょうか」と訊ねたら(胃の画像を見ながらめっちゃ冷静に)「みんなそうです、普通ですね」と返ってきたけど、夫の母はめっちゃ食べるんよね、個人差あるわー。

前置きが長いけど、そういう胃腸の曲がり角を迎えたお年頃(私)が最近よく食べているおやつがある。





アーモンドは甘い味付けで、カルシウムせんべいはしょうゆ味。どちらも薄味で美味しい。


それからこれ

しっかりゴマの味と黒蜜の味がする。一つでだいぶ満足する。

健康おやつは、夫が通りかかったドラッグストアの店頭で見つけて試しに買ってきたのが始まり。少量で満足できて、必要な栄養素も摂れるから重宝している。味も美味しい。実家の母も気に入って何度もリピートしている。ひとくちセサミンも個包装で、一個お茶うけに食べるようにしたら、あすけんでも鉄分が足りていると出るようになった。どれも薄味でおすすめ。ドラッグストアだとめちゃくちゃ安くて、タニタ食堂のおせんべいは二つとも買って350円しなかった。リピート中。

で、ホワイトデーのお返しに夫からもらったお菓子も美味しくて気に入っている。
ここの


今年の初めにMKちゃんと芦屋でランチしてから、うろうろしていて見つけたお店。和菓子屋とは思えないお洒落な店構えに驚いたもの。ここの詰め合わせをお返しでもらった。やさしい味の和菓子。黒豆甘納豆が特にお気に入りである。さくっとしっとりで、甘さ控えめ。最中も美味しかった。



多様性:
某政党の和歌山県連が会合に肌の露出の多いダンサーを呼んであれやこれやで顰蹙をかった件、言い訳が「多様性をテーマにした会合だから、ダンサーを呼んだ」だって。最初にこの言い訳をきいたときは、笑いに変えてお咎めなしを狙っているのか、にしては笑いのセンス悪すぎと思っていた。ここで多様性を出してくるのはさすがに無理がある。


ドラマの最終回ラッシュ。二階堂ふみの恋愛ドラマは3週間前に離脱した。玉木宏主演ドラマも途中でリタイア。最終回は、『相棒』『となりのナースエイド』までは視聴。あと楽しみにしているのは『グレイトギフト』と『不適切』と『厨房のアリス』。『となりのナースエイド』は、何度もリタイアしそうになった。脚本がちょっとあれすぎて。最終回とは思えないような内容だった。『相棒』はなかなか面白かった。『ブギウギ』が終盤に入ってちょっと失速気味?内藤剛志を捜査一課長のパロディ的に出演させるのは、私はあんまり好きでなかった。


















# by himarayasugi2 | 2024-03-14 14:47 | | Comments(0)

なんとかなった

母の実妹である東京の叔母(以下、S叔母)が、帰国した。年明けにフランスへ旅立ち、一か月のホームステイ&語学研修を終え、その後単身「コンポステラ巡礼の旅路」を巡ってきた。S叔母は79歳。出発前のS叔母は、Wi-Fiが何かも知らず「ウィーフィー」と呼んでいるレベルで、ネットは普段から全く使わない人(スマホはライン使用のみ)。当然、Myパソコン持ってない。だのに、フランスの語学研修は、行く前からオンラインでの手続きが必要だし、研修中は生徒が各自の端末を使って課題をこなし、授業に参加することが求められている。資料のダウンロードだって当たり前にある。

それを聞いて妹と私は「おばちゃん、大丈夫なんやろか」と心配していたけど、S叔母の3人の子供(=私の従兄弟)はみな理系なので、出発前に端末も購入して設定も済ませて、使い方もちゃんと教えるだろから、私らが心配することないか、と静観していた。年明けの出発なのに年が明けてから端末をそろえたみたい。ぎりぎりやん。

S叔母は帰国してすぐ電話をくれた。めっちゃ楽しかったみたいで1時間もしゃべりまくってくれた。以下、覚えているうちに叔母の話に基づく「なんとかなったフランス、スペイン」の記録。

出発前:
事前にクラスメートに向けての自己紹介を所定のサイトに入力するという最初のハードルに大騒ぎしていたらしい。どうなったのかは知らない。なんとかしたのだと思う(私の従兄弟が)。年が明けてすぐ端末を準備したらしい(私の従兄弟が)。あとでわかったのだが、タブレット端末を用意したみたい。

行先&旅程:
最初の一か月はフランスの北西部の地方都市での語学研修。宿泊はホームステイ。語学研修後はS叔母たった一人でスペインのコンポステラの巡礼路を一か月かけて回った。マジョルカ島もついでに立ち寄ったらしい。そして帰国。

一か月の語学研修期間中:
S叔母のホームステイ先は77歳の夫婦二人暮らしの一軒家だった。二人ともとってもよい方で、奥様はお料理上手で毎日ご飯が楽しみだったそう。夫婦は英語が全く話せず、S叔母のフランス語が通じないときは、互いに英語とフランス語の辞書をひきながらコミュニケーションをとったらしい。ホームステイ中は、平日は朝と晩の食事、週末は朝昼晩の食事が提供される。庭で野菜を育てているので、庭の野菜を使ったポタージュが前菜に出てきて、そしてメインへ続くそう。ポタージュはいつも違う野菜で作っていて、それがとても美味しくて作り方を教えてもらったとのこと。グラタンも美味しかったし、なんでも美味しかったと話してくれた。

語学学校では4つあるレベルのうち、下から2番目のクラスになった。のんびり勉強するつもりでいたら、みんなめちゃくちゃフランス語が上手で焦ったらしい。ちなみに学校全体でも日本人はS叔母と部分参加の若い男性と、最終週にインテンシブを受けにきた女子大生だけ。若い男性とS叔母は同じクラスだったらしい。79歳というのは、最年長で、あっというまに学校で有名になってしまった。授業中に配布される資料はすべてオンライン配布で、各自ダウンロードして画面で見るのだが、S叔母はキーボードのないタブレットのため、うまく操作ができなくてまごついていたら、学校の人が「特別ね」とS叔母の分はプリントアウトしたものをくれたらしい。「助かったわー、みんなめっちゃ親切で、なんでも訊ねたら教えてくれるのよ~♪」だって。S叔母は画面で資料を読むのは一度に何枚も読めなくて不便だと思っていたので、机いっぱいに資料を広げてご満悦。

授業で一度、「自分の国の人で世界的に活躍している人についてみんなに紹介するスピーチをする」という課題があったのでS叔母が「大谷翔平」についてスピーチをしたら、誰も大谷翔平を知らなかった。みんなググって「あ、この人が大谷翔平なんや」と初めて知ったらしい。ヨーロッパの人は野球に興味ないから当然なのか。

クラスメートはスペイン人が多かった。彼らはみな最初からすごく流暢なフランス語を話していた。年齢は30代前後が多かった。豪華客船で働くスペイン人シェフがフランス語を上手くなりたいと参加していたり。そのシェフは五か国語が話せるんだとか。

語学研修も最後の日、クラスメートの68歳のポルトガル人の弁護士が「期間延長しなさい、一緒にもっと勉強しようよ」と熱心に勧誘してくれたってさ。クラスメートらはみな、奮闘しているS叔母に親切にしてくれていたみたいで、S叔母も嬉しそうだった。

週末はパリに行ったり、オランダ滞在中の孫と落ち合ってモンサンミッシェルへ行ったりしていた。モンサンミッシェルの写真を一度だけ母に送ってくれたのだけど、S叔母が来ている上着がちょっと薄いんじゃないかとは思っていた。大雪で語学研修が休みになるくらいフランスは寒いはずなのに。それを言ったら、なんとS叔母、寒いヨーロッパに備えてフード付きのダウンのロングコートをわざわざ用意したのに、日本で出発前に空港をうろうろしているうちにどこかに置き忘れ(*1)、ダウンコートがないことに機内で気がついたそう(なんといううっかりミス)。幸い薄いダウンジャケットをスーツケースに入れていたので、それの下にカシミアとか手持ちの衣類を重ね着しまくって寒さをしのいだとか。なんとかなるものである。でも、写真では結構寒そうに見えた。

語学研修後:
研修を終えて、S叔母は念願のコンポステラ巡礼の道をめぐることになる。S叔母は自分ではWi-Fiを用意していなかったので(Wi-Fiが使えたのは語学学校の中だけ)、ネットに頼らないで一か月回るのだ。といっても、これまでも彼女は海外に何度も一人旅をしている(*2)けど一度もネットを使ったことがないので、彼女的にはいつも通り行き当たりばったりのアナログ旅である。

私「ホテルは予約していったの?」
S叔母「うううん、駅についたらそのつどインフォメーションに行って予約してもらう、地方はいつも安い宿を紹介してくれるよ、ま、私がぼろぼろのかっこだからだと思うけど」(*3)
私「電車の切符は?」
S叔母「最近はみんなネットでチケット買うのね、それは困ったのよ、そういうときは駅員さんにきいて、自販機で買った、スペイン語表示の自販機でわからなかったらまたその辺の人に聞いたりしたら、みんな『やったるわ』って私の代わりに買ってくれるねん、みんな親切やわ、助かる~♪」

S叔母のいいところは、不明な点は躊躇なく質問できるところだと思う。全くもって物怖じしない。あの迫力で来られたらみんな「しゃーないな、やったろか(=しかたがない、やってあげようか)」となるだろう。彼女は絶対にあきらめないので、相手するしかないのだ。

そんな感じでS叔母はスマホが使えないというハンデを克服し、フランス語もうまくなって、コンポステラとマジョルカ島をエンジョイして無事帰国したのだった。


お金の話:
S叔母がびっくりしたのは、大都市の物価である。バルセロナで「普通の、カジュアルな、若い人向けの」店に入ってパエリア1人前とペリエを頼んだら、日本円で5000円だった。日本でいえば、吉野家で牛丼とウーロン茶を頼んだら5000円だった、みたいな衝撃らしい。「そのパエリアがまた、めちゃくちゃまずかったのよ、あんたのご主人が作ってくれたパエリアのほうがずっと美味しかったし、量も多かった」と猛烈に憤慨。別にその店の問題ではなくて、円安のせいなのだ。他もどこでも安そうな店も全部高くて、コンポステラを一人で回っていたときは、外食は1日1回だけにとどめ、あとは外で買ったものを宿で食べていたそう。パリもマドリッドもバルセロナも、大都市はホテル代は猛烈に高く、普通のビジネスホテルみたいなのが素泊まりでも2万円前後かかったそう(パリはオリンピックを控えているからか特別高かったらしい)。ただ、コンポステラを回っていた期間に宿泊した宿は、一泊8000円から9000円(素泊まり)くらいで、わりといい部屋だった。地方都市ということもある。私が先日税込み2500円で美味しいコース食べたと言ったら、「そりゃ、外国人が日本は安いと押し寄せてくるのもわかるよね」と納得していた。

クレジットカードの請求が今から恐ろしいと、電話の向こうで震えていた。
S叔母は滞在中、風邪ひとつ引かず元気だったそう。

S叔母は私との電話で大谷翔平選手が結婚したことを初めて知った。反応は「あらまぁ、よかったじゃない」という親戚モードだった。


成果:
S叔母にとってフランス語は第三外国語になる(第二外国語はドイツ語)。研修最終週にやってきた日本人女子大生がS叔母のフランス語について「帰国してすぐ仏検2級を受けたら合格すると思う」と言ってくれたそう。それからS叔母は私との電話ですごくナチュラルに「Wi-Fi」のことを「ワイファイ」と話していた。すっかりWi-Fiは理解できていたのだった。すごい。


なんとかなる:
S叔母の話をきいていると、私はなんでもかんでも最悪を想像してしまうし、心配性かなと思った。今まで、いったいいくつの石橋を渡る前に叩き潰してきたことだろう。私はWi-Fiはなにか知っているし、S叔母よりも20歳も若いからもっと思い切っていこうとちょっと反省した。

*1)帰国後すぐ電話したら、東京某警察署で預かっていることがわかった。近日中に受け取りに行く。
*2)イギリスとかエジプトとか、何度も一人旅をしている。怖いもの知らず。
*3)質素な恰好でインフォメーションで宿探しを頼むといつも安めの宿を抑えてくれるらしい。無鉄砲に見えてもS叔母は、インフォメーションは明るいうちに行くとか、用心するところは用心している。危険な目には合わない人。






















# by himarayasugi2 | 2024-03-11 13:57 | 雑感 | Comments(0)

ケンの命日、今週あれこれ

2021年3月6日は、ケンが天国に旅立った日である。あっと言う間に3年も経った。ケンは元気にしてるかなって毎朝、お水を変えるときに想う。今年はミモザが遅くて、命日に間に合わなかった。仕方がないので庭に咲いていたクリスマスローズとまんりょうの赤い実をお供えした。
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これは亡くなる数週間前のケン。耳は聞こえてなかったけど、目は最後まで見えていて目で気持ちを伝えてくれていた。何か言いたそう。最後まで自分の足で歩いていたし、気持ちもしゃんとしていた。急に体調を崩したかと思ったら、あっという間に旅立ってしまった。
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これも亡くなる数週間前のケン。いつもケンは穏やかで優しくてかわいい子だった。

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↑2020年10月の八ヶ岳旅行のときのケン。大好きなカフェでとっても嬉しそう。

3月に入って夜に一人でいると気配を感じることがあった。夫とテレビを見ていたとき、何週間も静止したまま同じ場所に置いてあったバランスボールが突然転がり始めたことがあった。夫と私の目の前でなにもないのにいきなり動き出して、私の横でぴたりと止まった。ケンなのかなぁと思っていた、思いたい。

ケンちゃん、ずっと好きだからね。生意気な妹を見守っていてね。
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↑「生意気な妹」が昼寝から起きてぼーっとしているところ。

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「ごろんごろん、従僕、お腹を撫でなさい」

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「もっと上手に撫でなさい」



ランチ:
さわさんに声をかけてもらってランチに行った。さわさんも私も来月から忙しくなるので、どこかでランチできたらいいなと思っていたところ。諸事情により、ランチの後は不便な我が家に寄ってもらって、家で二次会。なぎが初対面のさわさんに対して「誰?ここはなぎちゃんのおうちよ」みたいに最初は「あぅあぅあぅー、誰よー」としゃべっていた。
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今年見つけて気に入っているお店で。ヨコワとジャガイモのピュレの前菜。これ、超美味しかった。

同世代とのおしゃべりは、この年代ならではの話題が多くなる。お互いモノを減らすにはどうしたらよいのか(増やさなかったらいいのはわかっているけど、できないんだ)ということを考えている。食器問題、深刻である。私の場合は大人数のホームパーティーはもうやらないと思うので、人数合わせのためにとっておいた取り皿は処分しようかなと思っている。万が一、人が多めに来るときは、紙皿で対応すればいいやって思っている。旅先でなんとなく買った小皿とか、もう何年も使ってないし、捨てるか…。作家モノの大皿でもう使わなさそうなのは、欲しい人にお譲りするのがいいかなと。器を新たに購入するときは、何かを処分するようにしたい。

さわさんから、とっても美味しい手作りマフィン(栗の渋皮煮とバナナ)となぎへのおもちゃをいただいた。ちょうど隣の実家にT叔母さんが来ていたので、彼女にもおすそ分けしたら、翌朝「めっちゃ美味しかった」というラインが。実家の母も美味しい美味しいと言っていて、会社に3時のおやつに持っていった夫からも「めっちゃ美味しかった」とラインがきていた。お料理もお菓子も上手なさわさんである。ごちそうさま。


東京の叔母が帰国する。Wi-Fiがなにかも知らぬまま、パソコンもほとんど使えないまま、出発の数日前に慌ててタブレットを購入して(授業でパソコンが必要)、語学留学へ旅立ったのが1月上旬。日本でみんな心配していたのだったが、楽しそうだった。興奮して1時間も電話でしゃべりまくる叔母。叔母の語学留学およびその後の自由でアナログな一人旅の話についてはまとめられたら後で記録予定。


いつまでも寒い。お隣のハクモクレンがまだ咲かない。

















# by himarayasugi2 | 2024-03-08 19:08 | | Comments(2)

小さい犬と梅を見に行く、

梅が見ごろらしいということで、なぎを連れて梅を見に行った。数日暖かい日が続いていたのに、この日は寒かった。初詣に毎年行く山の上の神社の奥の梅林へ。
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お弁当を持ってのんびりくつろいでいる人が多かった。梅の甘酸っぱい香りがほんのり漂っていた。
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9.15キロのなぎどんを抱っこして梅と撮影する。重い。
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写真が嫌いななぎは、全然こっち向いてくれない。夫はあの手この手でなぎの目線をもらおうとなぎに話しかけるも、無視。周囲の人が「あの子、カメラ嫌いなんや、おもしろいね」って話すのが聞こえる。

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「ん?なぎちゃんのこと呼んだ?」

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りりしく決まった、なぎと梅。

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すぐ気が散ってしまう、なぎどん。重い。

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この日は、自宅→山の上の梅林→自宅とは反対側の道から降りて駅前のにぎやかなところ→自宅、というロングコース。山の上の梅林を三角形の頂点に、大きく三角移動した。距離にして6キロくらい?もっと?体重が9キロちょっとのなぎは、途中でばてるんじゃないかと心配していたけど、全然大丈夫。むしろ人間のほうが疲れるのが早かった。無尽蔵の黒柴の体力に夫も私もちょっと感動する。

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軽快な足取りで、えっほえっほと歩くなぎ。八ヶ岳でもハイキングコースをガンガン歩いていたね。

なぎが歩くのに飽きてごねたら困るので、おやつは必ず多めに持ってゆく。リンゴを薄くスライスしたものをタッパーにいれて。

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「それ、なぎちゃんのおやつ?リンゴ?」

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「やったー、リンゴだ、おいしー」


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舌をしまい忘れているなぎ。

駅側の梅林にも行ってみた。

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晴れているのに雪が降りだして、めっちゃ寒かったけど、人間は冷えてトイレに行きたくなったので駅付近のテラスのあるカフェにとりあえず行って、ドリンクをオーダーしてからトイレを借りる。寒すぎて誰もテラスにいないなか、震えながらその後暖かいドリンクを飲んで、なぎと家まで帰るのだった。


6年ぶりに大学院の頃の同期のC嬢とM嬢に研究室関連で必要があって連絡を取った。彼女らは修士修了のあと、しばらくは会う機会があったけど、その後はそれぞれ環境の変化に伴い、研究室からは離れたのだ。なんだかんだで彼女らももう、30代後半(今年37?36?)になっているけど、私の脳内では彼女らはずっと23-4歳の院生のままである。M嬢からの返信が予想外にやや感傷的だったのに驚く。M嬢は6年ぶりの私からのメールを受け取って、懐かしい気持ちで胸がいっぱいになったという。今は子育てで大変な時間を過ごしているM嬢にとって、「私」は研究室にいたころの時間を思い出させる存在らしい。そして「改めて研究室で過ごしていた20代の時間は夢のように贅沢な時間だったと感じています」と。わかる。私もだから。研究室で現役院生として頑張っていた8年くらいの期間は、私の人生の中でも宝物のような時間だったと思う。

M嬢とC嬢とはまたお茶しましょう、となったのだけど実現できるといいな。

週末、研究室関連のイベントがあった。とてもためになる講義に参加していろいろな人に会えてよかった。元ゼミ先生から春から始まる仕事の準備は順調かと訊かれる。「いえ、全然、まだ」と低い声で答えると、にかーっと笑って「大丈夫?もう3月だよー!」と大声で言われてしまった。でもこういう雰囲気は院生時代の楽しい頃を思い出していいな。MKちゃんと「また、ご飯いきましょ」と手をヒラヒラさせて挨拶して解散。



祝ご結婚!
大谷選手が結婚したという速報をTVで見た瞬間、自分でもびっくりするくらい大きな声で「えーーーーーーー!」と叫んだ。制御できない驚き。すぐに夫と実家のグループラインに連絡すると、妹からの返信は「えー!誰?」だった。やっぱり相手は誰やねんってなるよね。その後怒涛の勢いでネットなどを検索して、どうやらこの女性らしいという個人にはたどり着いたのだが、もしこの人でなかったらこんなにネットで騒いでどうするんやろう。そもそも本人も大谷さんも何も言うてないし。ま、多分、この人なんでしょうけど。なかなかお似合い。

だいたい、短期間に3-4回も日本で大谷さんに会うというだけでももはや「普通の日本人」じゃないやん、とTVを見ながらひとりでつっこんでいた。デコピンと暮らし始めたときに、遠征に出ているときは誰がデコピンの世話するのかなぁって思っていたけど、そういうことだったのか。いいね。

誕生日プレゼントに「シューズ」って。靴でなくてシューズってことはスニーカーとか、そういうことなんでしょうか。大谷さん曰く、「彼女は自分と同じで実用的なものが好きで、特になにが欲しいというタイプでないから(=物欲がないという意味かな?)」らしいけど、実用的なものが好きであることは、実用的なもの以外は不要だという意味ではないような。彼はお母さんのプレゼントも「シューズ」だったそうなので、ま、いっか。おめでとう。













# by himarayasugi2 | 2024-03-04 15:07 | | Comments(0)