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ヒマラヤスギ雑記

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村上隆の好感度

アルネという雑誌が、今号を持って終了するということで、記念に購入する。アルネはお洒落なカフェとかでだいたい置いているし、薄いので本屋で手にとってすぐに読めてしまうこともあって、今まで買ったのは、村上春樹の自邸が取材されている号ぐらい。これは永久保存版。
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今号をぱらぱらと読んでいて、村上隆が犬を引き取った話に目をとめる。与論島に行ったとき犬と出会い、その後その犬が産んだ子犬を本当に引き取りにいったそう。成長すると中型犬くらいに成長しそうな、白に茶色のぶちのはいったミックスっぽい子犬と触れ合う村上隆の写真が、延々と掲載されている。

村上隆のアニメっぽい作品とかが高値で取引されているのは知っているし、彼が現代アートの旗手であることもテレビや雑誌で目にして知っているのだが、作品は、よくわからないし、興味もなかったし、インタビューから伝えられる本人にも関心がなかった。全裸のパフォーマンスアートのビデオを見たこともあるけれど、正直「きゃー、やめてー」って感じ。ぽっちゃりしすぎっていうか、むさくるしいっていうか、そういう印象しか持っていなかった。

それが、いきなり沖縄で犬を引き取って、めちゃくちゃ可愛がっているなんていう記事を読んでしまうと、私の中の村上隆への好感度が、ぐーーーーんと上がっていくのがわかる。特に37ページの「ポムちゃんとかけっこする村上隆」の写真(小さすぎて、本人かどうかもわからない)は、犬好きのおっさんが、子犬をいつくしんでいるだけの写真で、普通すぎて掲載価値があるのか。村上隆、いい人やーん。作品とは関係なく、本人の好感度急上昇中。

甘いなぁ、私。次に村上隆の作品を見るときに、ポムちゃんと戯れる姿を思い出して、今までと絶対に違う受け止め方をしそうである。犬を飼うにしても、きっとお金もあるから、すごい血統書つきのチャンピオン犬の子供とかを外国から「買う」ことだってできそうなのに、旅先で出会った犬の子供をあっさり引き取ってしまうという「おおらかさ」みたいなものを、気難しそうな芸術家が持っていたことを知った嬉しさっていうのでしょうか、なんかそんな感じである。まぁ、お金があるから、犬一匹のために与論島を往復できるともいえるけど、でも、まぁ、いい人やん、村上隆(なんで上から目線)。ポムちゃんの絵もそのうち描くのだろうか。




編集人の文章、ちょっと読みにくい。
by himarayasugi2 | 2009-12-23 09:38 | 雑感 | Comments(0)
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