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ヒマラヤスギ雑記

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猛烈営業のかわし方

三連休の最後の日の午前中、外出しようと腕時計などを着けていたら、インターフォンが鳴った。もう出かけるところなのに、一体誰だろうとモニターを見ると、チラシをカメラに押し当てて、顔は見せずに男性が滑らかに喋りだした。

「クリーニングのX社です。クリーニングの集品に伺いました。」
「え?は?クリーニングですか?」(そんな約束したっけ)
「先日、今日の午前中に集配に参りますとお知らせしました。チラシを御覧になりましたか?」ああ、そういえばそんなのがポストに入っていたような、電話の横にあった。確かに手書きでこの日の午前に集配と書いてあるけれども、これって強制力のあるものでもないと思っていたので、全く気に留めていなかった。そもそもX社が営業をかけてくるなんて、初めてなのだ。「事前に知らせているんだから、当然応対すべし」というニュアンスが口調から感じられる。

「すみません、特に出すものありませんので」と会話を終了させようとしたら、
「Yシャツ1枚、お試しで105円ですよ。かなりお得だと思いますけど」と食い下がる。
「Yシャツは全てクリーニングに出しましたので、手元にありません、ですので」と会話を終了させようとしたら、
「セーターなら50%引きに今ならなりますけど。これは、かなりお得だと思いますけどねぇ」とさらに食い下がる。
「まだ冬物も必要ですので、今すぐ出すものを準備できませんので」と今度こそ会話を終了させようとしたら、
「1枚でもいいんですよ。奥さん、1枚でも出せるんですよ。」とあきらめない。そもそも1枚でクリーニングに出せることってお得でもなんでもなくて、当たり前だと思うのだが。実際はもっと猛烈に営業は喋っているのだ。口を挟むのが精一杯。

ならば、最後の決まり文句、「今から外出するので、これで失礼します。」
決まった、これで会話は終了だ!と思ったら、
「ではY日のX時からX時半にうかがいますので準備しておいてください」と、あくまで主導権はあっちで、まとめにかかり始めた。もう、こういう営業を不快に感じているということを、はっきり相手に示す必要があると思い、「その時間に在宅するとは限らないし、クリーニングのために在宅する義務もない、在宅していても、それはX社にクリーニングを依頼するのを約束するものではないし、約束する予定はない」と伝えると、しぶしぶ帰ってくれた。

あまりに時間がかかったので横にいた夫も驚いていた。むこうも仕事なので仕方がないのはわかるけれど、ただ、ここまでしつこいとうんざりである。Yシャツ1枚初回に限り105円というのは、安いけれど2回目からはなんと399円なのだ。他のものも、いつものところよりも高いし。集配料が上乗せされているのかもしれないけれど、にしても高いなぁ。それに1度頼むと、次回から必ず何か出さないといけないようで(断ればいいのだが、相手があれだと毎回疲れる)、関わらないことに決めた。隣の実家にもX社営業が行っているはずなので、聞いてみたら「クリーニングを頼むときは、こちらから伺うので再度訪問不要」と言ったら、すぐ帰ったらしい。声の調子、話すテンポなどに「お断り感」をにじませるのがコツなのか。やっぱり母は上手いと思った。
by himarayasugi2 | 2010-03-23 08:19 | 雑感 | Comments(0)
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