私はトイレが近い。中学のころには友達の間でも有名だった。特に午前中はよくトイレに行くと思う。それは今でも変わらない。なので、朝一で遠いところに行くのがとても憂鬱である。途中のトイレを考えてしまうからだ。たとえば、京都の某所に行く場合(片道2時間半)は、地元の駅から阪急梅田へ行って、京都線の時間をチェックしてから京都線のホーム下のトイレに行く。で、河原町についたら京阪の駅でまたトイレ。バスの場合(烏丸から乗ること多い)は、バスに乗る前に阪急の駅のホームでトイレ。で、目的地についてもトイレ、となる。これが午後になると状況は一変する。帰宅まで一度もトイレに行かないことが多い。おそらく、心理的なものもあると思う。遅刻してはいけないとか、そんなことを考えているのかも。
外出先でトイレは行くほう。よくトイレに行くので、外のトイレ事情にも詳しくなる。あのビルは改装してから、トイレが抜群によくなったとか、あの百貨店は改装してもトイレにはお金をかけていない、などなどトイレの印象がいいと、ビジネスやら店の印象もアップするのだが、逆の場合の下げ幅はかなり大きいのだ。やっぱり和式しかないとか、和式がメインのトイレだとワーストリストに登録となる。レトロビルに入っているカフェとかは、トイレがフロアに男女共用のがひとつだけでしかも和式というのが多い。普段よりもお洒落しているときなどは、残念ながらレトロビルでお茶をするのは断念することもある。和式トイレだと洋服が汚れそうな気がするし、フロアのトイレが男女共用なんて耐えられない。リップを塗りなおしていたら、男性が入ってきたなんてやっぱり嫌だ。どんだけトイレ中心の生活なんだろう。
先日の三連休に、夫と三宮に買い物にでた。西へ移動しながら、必要な用事と買い物をすませ、帰りは元町から電車に乗るというコースである。行程の三分の一ほどでトイレに行きたくなったのだが、この辺りのトイレは汚い&和式が多いので出来れば使用したくない。引き返すときれいなトイレがあるのだが、それは夫が嫌がる。かといってトイレのために先へ進んでここの用事をスキップすると、それも夫が嫌がる。ついに夫が「もう、ここのビルのトイレ借りたらいいやん」とイライラ。そのビルは、若者向けのアパレルブランドだけが出店していて、飲食店も若向けの店しかない。高校以来通過するのみの場所で、店もトイレも20年以上利用していない。高校のころの記憶をたどれば、やはり不潔&和式のイメージしかないのだ。平気、平気と寛容(?)なところを見せて、トイレにはいると・・・なんとぴかぴかのトイレに変身していた。スツール付きのドレッシングコーナーもあるし、トイレは洋式のウォシュレットで、蛇口も自動感知型の最新式。ハンドドライヤーも完備し、姿見もある。知らなかったよ。このビル見直した。
「ずっと、ここ改装中やったから、トイレきれいやと思っててん」と夫。なら、早く言えよ。
(外でしかトイレをしてくれない飼主泣かせのケン)
お勧めトイレ 三宮~元町
国際会館の下にあるSOLのトイレはわりときれい。ミント神戸のトイレもいい。
「さんちか」にもぐって西へちょっと歩くと、きれいなトイレあり。
「サンプラザ」の二階のイシバシ楽器の近くの女子トイレは最近改装している。グー。
元町のBALのカフェMUJIのある地下一階のトイレ。まずまず。
大丸神戸店の二階(エルメスとかシャネルとかある売り場)のトイレはゴージャス。
今までで絶句したトイレ
バリ島のタナロット寺院のトイレ。気絶しそうだったが、用は済ませた。
北京の天安門広場近くの地下にあるトイレ。気絶しそうだったが、用は済ませた。
天津市内のアーケードの中の扉のない丸見えトイレ。勇気がなくて回れ右した。間一髪で、シンガポール資本のホテルのトイレに駆け込みセーフ。