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ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

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Mちゃんと会う。Mちゃんはお嬢さんの受験が終わり、春休みを利用して久しぶりに関西に里帰り中なのだ。Mちゃんのお嬢さんが、ギターを始めたがっているという話を知っていたので、もしよかったらということで、父が昔購入して30年間納戸に放置していたギターを、少しメンテナンスをしてMちゃんのお嬢さんに弾いてもらうことになった。Mちゃんは、ランチを一緒にした後家に来てくれたのだが、待ち合わせまでの短い時間を利用して、忙しいのに、お花を手配してくれていた。

大人っぽくて、シックで、でも春らしく爽やかなブーケを素敵なお花屋さんに頼んで作ってくれた。こんな素敵なお花をいただくのは、本当に久しぶり。ベージュがかったモーブピンクのバラもいい香り。早速、昭和初期の水差しを花瓶に見立ててお花を活けた。お花を人からいただくというのは、格別に嬉しい。花の最も美しい時間を切り取って自分のために選んで届けてくれる心遣いとか、また生花の持つ独特の華やぎとか、存在感とか、芳しい香りが日常をぱっと明るくしてくれるところとか、そういうもの全てが嬉しい。

東京時代に、仕事でプレス会場に出席してから夜のイタリア語のクラスに行ったとき、プレス会場の方が、捨てるのももったいないから、といって会場のお花を白い紙にくるくるっと巻いて花束にして持たせてくれたことがある。大きなお花を抱えてイタリア語の教室に遅れて入った私を見て、イタリア人男性の先生が、「今まで僕のクラスに花を持って登場した生徒はいないよ!」と大喜びの大騒ぎだった。で、花を取り上げて「この花は授業が終わるときに僕から贈呈するから」と言う。先生は終始ご機嫌だった。花束には、人を浮き浮きさせる力がある。人に贈るのも幸せだし、人から贈られると本当に嬉しい。
花_c0221299_8461252.jpg
(ソファに座ってギターを弾くMちゃんの手と、お花と、お花のむこうにいるケン)

Mちゃん、どうもありがとう。それから、夫にワインまで、ありがとうね。「スペイン」を上手く弾けたら、打ち上げで飲むそうです。
by himarayasugi2 | 2010-03-31 08:52 | モノ | Comments(0)
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