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ヒマラヤスギ雑記

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『龍馬伝』27回:象二郎が地べたに転がされる

弥太郎は、以蔵に毒饅頭を食わせるのは、オレでなくて以蔵と仲の良かった龍馬だろう!お前はどこにおるんや!と叫ぶような手紙を送る、龍馬が土佐に戻ることなどないとわかっていながら。手紙を受け取った龍馬は、危険を顧みず土佐に戻り、武市たちを助けるために後藤象二郎に「吉田東洋を殺したのはオレだ」と大芝居を打ち姿を消す、というお話。

個人的に、象二郎が龍馬に翻弄されて、最後に地べたに転がされてくやしがるという絵が見れて、爽快な気分に。象二郎のあまりの痛がりように、あれは肋骨を一本ほど折られたんかなと、夫と楽しげに復習をしてしまった。しかし、もう少し後に龍馬と象二郎は協力しあうらしいのだが、地べたに転がされたところから、どうやって仲直りするのか見ものである。

以蔵役の佐藤健は、ここ何週間もいつもつるされていたり、重い石を膝に載せられたり、顔は殴られてふくれあがり、血が噴きだし・・・という状態でしか出演していないのだが、とにかく目が強くて、とても印象的。つるされながらも、後藤象二郎を真っすぐに見つめるのだが、そのシーンの眼力の鋭さに、象二郎もひるんでいるように見えた。こういった野性的な佇まいというのは、この俳優固有のものなんだと思う。動きがなくても、セリフがなくても存在感がある。来週は処刑されると番組サイトにあって、画面を直視できないと思う。

龍馬の大芝居は、弥太郎、ピエール瀧との組み合わせてコメディ演出にしていたけれども、なんというか、仲間を助けるという張り詰めた緊張感の中にも高揚感のようなものもあって、感情移入ができた。この場面も弥太郎の視点から見てしまう。弥太郎は、龍馬という無条件に頼れる人物の大きさに改めて気づいたのだろうか、彼の龍馬を見る目から、歪んだ嫉妬のような感情は消えて、今まで否定し続けていた、やっぱり龍馬が好きだという気持ちを素直に受け入れたようにも見えた。弥太郎もピエール瀧も、本当に普通の人々なんだと思う。弥太郎のリアクションの面白さは、こういった普通の人々が、自分達の理解を越えた圧倒的にスケールの大きい人間に出会い、その人物の破天荒な行動に振り回されながらも、好感を持ってしまうという過程が、見ていてもよくわかるところだと思う。最後に、「達者でな」と笑顔で消えていく龍馬を、泣き顔ですがるような表情で見送る弥太郎。弥太郎は、もう精神的にぎりぎりだったところに、龍馬が現れて、武市と以蔵の解放につながる出来る限りのことを自分の代わりにやってくれて、結果はどうあれ、弥太郎は救われた気持ちになったと思う。龍馬にはずっといて欲しいと、本当に思っていたことだろう。

来週は、武市が切腹、以蔵が処刑される。見届けようと思う。





1階の庭は、ここ数日の大雨で、雑草天国でとても写真に撮れる状態ではない。草ボーボーの中、ブルーベリーが沢山実をつけていて、日曜はまとめて収穫。全て夫とヨーグルトと一緒に食べる。なんだかすごくセレブになった気分(安いセレブやなぁ)。
『龍馬伝』27回:象二郎が地べたに転がされる_c0221299_8175950.jpg
(今年は、ヒヨが来ない。近くにある背の高いジューンベリーの実は結構食べられたけれど、ブルーベリーは見えなかったのかも。甘くて美味しかった。)

草屋根も雑草がすごい。来週の週末にでもなんとかせねば。現在はねじ花がたくさん咲いている。
『龍馬伝』27回:象二郎が地べたに転がされる_c0221299_8191963.jpg
(縦にすっ、すっと伸びているのが、ねじ花。薄いピンクで、蘭ににた花が、螺旋状についていて、かわいらしい。)
by himarayasugi2 | 2010-07-05 08:21 | エンターテインメント | Comments(0)
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