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ヒマラヤスギ雑記

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作文に手を入れる親

歯の定期検診が終わると、1時になっていたので面倒くさいから歯科の近くのちょっと小じゃれたカフェで昼食をとる。私は一人用のカウンターの1番端っこで、右側には4人掛けの席があり、ママ友と思われる3人の女性が座っていた。ママ友たちの話題は子供の夏休みの宿題についてだった。

一人の女性が、「読書感想文が大変やったわ、書けたってウチの子が言うから読んでみたらね、原稿用紙X枚(2枚か3枚だった)に書かれた文章の語尾が全部『---でよかったね』やねんよ。2行に1行が『---よかったね』なんよ」。笑うママ友たち。お子さんは小学校の低学年らしく、クマが主人公のお話で、クマがXXが出来るようになったとか、クマが心配していたXXがYYだったとか、そんな筋らしく、そのお子さんは「クマたん、XXが出来てよかったね」とか「XXがYYでよかったね」という具合に、お子さん目線で「あー、よかった」って思うことを原稿用紙いっぱいに全て「よかったね」語尾で書き切ったよう。横で聞いている私も、かわいらしい作文に笑ってしまう。が、その子のママはその作文が気に入らなかったらしく、「全部書き直してん」と言う。ママの言い分は「このままでは先生に親が子供の宿題を見てないって思われるから、無難にまとめた」とのこと。ふうん。小学1、2年生の「無難な」読書感想文なんてあんまり面白くなさそう。「---でよかったね」バージョンのほうが子供らしくて可愛いって私は思ったけれど。でも他のママ友達もそのママに同調する。「結局ね、市の文集とかに掲載されている詩とか、作文ってみんな親が書き直したものが選ばれているんだって」だって。それって本当なのかなぁ。

そういう話を聞きながら、私が小学一年生のときに『エルマーの冒険』で読書感想文を書いたことを思い出した。ちょっと面白いことを書いていたらしいので(歯磨きか、歯ブラシのことだったか)、なにかのコンクールに出すと担任の先生が決めたことを覚えている。そのときも先生がかなり加筆したのだ。全部ではないけれども、覚えているのは「私もエルマーと同い年だから、エルマーと同じようにXXできると思いました」が加えられたこと。その文を目にしたとき、「私、こんな風に全然思ってないけど」と感じたから忘れていないのだ。で、結局コンクールに出して結果がどうなったかは、全く覚えていない。今度母に聞いてみよう。

外は異様に暑かった。太陽光線100%遮断兵器(日傘のこと)のお陰で、気のせいかもしれないけど、ちょっと楽だった。長い間「テナント募集中」だったハーゲンダッツ跡にタリーズがはいるようだ。江草さんのブログで紹介されていた『テルマエ・ロマエ』の一巻を結局購入。面白い。ローマの古代史とかもわかるし、結構楽しい。二巻も買おうかな。
by himarayasugi2 | 2010-09-07 08:27 | 雑感 | Comments(0)
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