昨日、学校の帰りに乗った電車はすいていた。席に全員が座っていて、立っている人が1人か2人見えるくらい。沿線にある私立の小学生の下校時間と重なっていたよう。私が座っていたすぐ横に、小学生の女の子が2人立っていた。3年生くらい?2人とも青い制服にランドセル、髪の毛はひとりはおでこをだして後ろにポニーテール、もう一人は8:2くらいにわけてヘアピンでとめてこちらもピカピカのおでこを出していた。二人とも何がおかしいのかわからないけど、楽しそうにクスクス、クスクス笑っているのだ。ときどきふざけたりして、鞄が私の膝に少し当たっただけで、すぐにヘアピンおでこの方の女の子が、「ああ、ごめんなさい」っていちいち頭を下げて謝ってくれて、とにかくかわいらしいから、何度でも鞄が膝に当たってもいいよって思ってしまった。
ひとつ駅に停車すると、女子高生が乗ってきた。と、同時に私の隣の席が空いたのだが、小学生の女の子達が座ろうとしたときに、女子高生が少し遅れて座ろうという気配を見せただけで、小学生の女の子達は、ぱっと後ろに飛びのいて「ごめんなさい、どうぞ」って女子高生に席を譲ったのだ。女子高生も愛くるしい小学生の女の子達を見て、「いいよ、あんたら座り、先座ろうとしてたやん」と手招きして席に座るように言う。でも女の子達は少し離れた出入り口のポールのところで立って、「いいです、いいです」ってニコニコ笑いながら、手は「バイバイ」みたいに横に振ってやっぱり遠慮する。そのしぐさがあまりに可愛らしいので、女子高生達も「かわいいなぁ、座りよ」って何度か言うけど、やっぱり小学生の女の子達はニコニコ笑って、手はバイバイみたいに横に振っていた。
このやり取りを見ていた人は、私も含めて「なんか、いいなぁ、どっちもかわいいなぁ」って思っていたと思う。さて、どうなるかと展開を隣で見ていたら、女子高生が「じゃあ、悪いなぁ、座らせてもらうね、ありがとうな」と言って席についた。小学生女子は、ニコニコ笑っていた。席を譲ってもらうと優しい気持ちになるのだろう。女子高生達もずっと「あの子ら、かわいいなぁ、私ら席譲ってもらって、おばあさんの気分やわ」って暫く喋っていた。でも女子高生もかわいかったよ。おばあさんになるのは、あと60年以上ある。
駅に降り立ったら、いつもの時間なのにとても暗かった。すっかり日が短くなってしまった。こういうのは寂しい。スーパーの店頭にも蜜柑が並び始めていて、あっというまにこれは年末がやってくるなと思う。坂の途中にタリーズが出来て、1度寄って休憩したいけれども、いつも混雑していて無理っぽい。大学に持って行く水筒にも今日は熱いお茶を淹れた。
(朝の散歩の後、ブログを書いていたら、構って欲しくておでこを擦り付けてきて甘えるケン。耳の後ろをマッサージしてやると気持ちいいみたいでじっとしている。そのうちおもちゃで遊べと暴れだす。)
(プーはいつでも近くにいる。すぐ臭くなるので洗って干して、お腹の破れたところを縫い合わせる。ケンは何してもかわいい。)