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ヒマラヤスギ雑記

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女子フィギュアフリー/耳障りな実況/モロゾフ

26日の日曜日は、見たい番組が同じ時間帯に別チャンネルに散らばってしまって、朝は夫と軽く口論となったのだ。夫は亀田のボクシングと『坂の上の雲』(録画で解決)が見たいとか、M1が見たいと主張していた。亀田ボクシングとフィギュアの全日本選手権を交互に見るということで一応解決をみる。といっても、私は浅田選手の演技を見るのが怖くて怖くて、結局スポーツナビというサイトで、字幕による実況をちらとみて、結果を知った上でのテレビ観戦となった。でも、浅田選手がフリーでも3Aを着氷したというのをリアルタイムで知って、ちょっと涙が出そうに。

結果を知った上での観戦でも、映像で見るのはやはり違う。以下、素人の独りよがりな感想など。

鈴木選手:SPがなんとなく不当に点が低いように思っていたので、鈴木選手がフリーを沈んだ気持ちで臨むことになるのでは・・・と思ったが彼女はのびのびと、ちょっとけつまづくも、プログラムを滑りきった。よかった。ただ、ひとつ言うと、衣装がうーん、もうちょっと似合うものもあったのではないかな。まるで、デコTシャツのようで、他の選手の衣装と比べてちょっと古典的すぎるような気がする。

村上選手:演技終了後の彼女の表情でも、かなりいい出来だったことがわかる。流れのあるジャンプ!見ていても勢いがあって、伸び盛りという感じである。おそらくこの辺は好みだが、やっぱり振り付けと彼女の個性がマッチしていないと思う。SPもフリーも「元気溌剌」なイメージの選曲だと思うけれども、若々しいというよりは幼い。衣装のあの継ぎ接ぎデザインは、残念。

浅田選手:彼女は滑っているだけで美しい。結果から言うと、村上選手とさほど変らないフリーの点数で総合二位だったのだが、GPシリーズの極度の不振を考えれば、短期間でよく復調できたと思う。本人もベストの演技とは思っていないから、満面の笑みというわけではなかったけれども、不調のトンネルからやっと抜け出せた安堵感が顔からにじみ出ていた。ベストの演技は世界選手権で是非披露して欲しい。でも、彼女が復調したのが、なぜこんなに嬉しいのだろう。彼女はそういう選手なんだと思う。彼女の今期のフリーは、彼女らしく可憐な、と言われているらしいのだけど、彼女って本当は前のフリーの「鐘」のような荘厳で力強いものへの憧れのほうが強いんじゃないかな。可憐な要素もあるけれども、本来の彼女は美しいファイターだと思う。といっても、今期のフリーも美しかった。いつまでも見ていたいと思わせる。

安藤選手:この日の主役だったと思う。ダイナミックで安定した強くて美しい演技。精神的にも成熟し、とても安定している。演技の途中で泣きながら棄権したり、トリノでもいい演技ができなくてバッシングされたりと、以前の安藤選手は精神的にとてもつらかったと思う。同じ人とは思えないような、自信に満ちた表情と滑り。彼女もやっぱり乗り越えて強くなった人なのだ。演技の最後に足を鳴らし、「どんなもんだい!でや!」といわんばかりのたくましく、やんちゃな表情に、力強いガッツポーズが、素敵だった。頼れるアネゴのような感じである。親近感がもてる。ああいうガッツポーズは現役生活期間にそうそう出来ないであろう。上位2名が安藤選手と浅田選手になってよかった。若手の活躍も無視できないけれど、この2人はまだまだ若手に席を譲るような2人ではない。2人とも乗り越えてきた者だけが持つ、内面の輝きがあるから。是非、納得のいく演技で、演技終了後に満面の笑みを見せて欲しい。
モロゾフさ、キス&クライで安藤選手にキスしようとしたよね?見逃さないよ。
庄司選手なども、今回世界選手権には行かないけれども、彼女は来年あたりもっと成長していると思う。

安藤選手と浅田選手の背中のラインの美しさにうっとりしてしまう。肩の痛い私としては、あんなに手が上がるんかぁ、ええなぁなどとつぶやく。世界選手権が楽しみである。

下に、今回の女子フィギュアの耳障りな実況について、不満を少し。




女子の実況を担当していた塩原恒夫アナウンサーについて:今回はとくに耳障りに聴こえた実況だった。意味不明の横文字フレーズを演技前、演技中、演技後に連発する。その横文字フレーズというのは、古舘一郎が昔やっていたのをマネしているのだろうか。古臭い語呂合わせ、しかも的外れ。これを少なくとも試合前には用意していたようなのだ。実況アナなら他に準備することがあるだろうに。くだらない。彼の口から発せられた言葉の全てが削除したいほどなのだが、覚えていて嫌だったのは、「がけっぷち」(と言ったらしい、村主選手に対し。妹証言)、「オーバーザマオ」(村上選手の終わった後)。彼のくだらない横文字フレーズが不快なのは、その言葉を聞いて必ず悲しい気持ちになる人(当該選手やその選手のライバル、またファンなど)がいるような言葉だから。スポーツの実況というのは、中立の立場で選手に敬意を持って行うものだと思っている。この塩原アナは、実況で笑いを取ろうと考えている、あるいは、実況はエンターテインメントだと考えている、かもしれない。でも実況で目立とうとするような人は、やるべきではないと思う。それにこういうところで、笑いをとろうとする人ほど、面白くもなんともない、しょうもないやつなのだ。また、高島アナが庄司選手を訪ねていってインタビューしていたのだが、「私、31歳なんですけど、庄司選手から見たらおばさんですか」って質問していた。アスリートに敬意を持っているのなら、他にする質問があるだろう。こういう余分な映像を挟まないで、生中継して欲しかった。
誰も塩原アナに苦情を言わないのかなぁ。
by himarayasugi2 | 2010-12-27 08:28 | スポーツなど | Comments(4)
Commented by lunatic at 2010-12-27 09:49 x
 スケートは見ていなかったのですが、古舘さんの意味のない耳障りな聞いているだけで不愉快になる実況を受け継ぐアナウンサーが少なからずいて、その放送に遭遇すると本当に悲しい気持ちになります。

F1(地上波)やバレーボールなどは実況を聞きたくないがために見なくなりました。(F1はそういう実況のない有料放送へシフト)。

アナウンサーさえまともな実況をすれば楽しめるスポーツ放送って変ですよね。
Commented by himarayasugi2 at 2010-12-27 15:12
lunaticさん、
>アナウンサーさえまともな実況をすれば楽しめるスポーツ放送って変ですよね。
そうですよね、なんのためにいるのやらって思います。
実況のアナウンサーは、解説者からいかに視聴者が知りたい情報を引き出すか、などが大切な仕事だと思っているので、ああやって(lunaticさんはご覧になってなかったそうですが)、ひとりよがりで不快な雄たけびをあげるべきではないと思いました。
Commented by しらとり at 2010-12-27 22:33 x
私もあのアナウンサーにはあきれました。真央ちゃんとかちゃん付けはいい加減やめて欲しいです。荒川静香は「浅田選手」と言いますし。
「おばさんですか」発言、これもびっくりしました。14歳といってもスケート歴は長いわけですから。日々練習しているんし、、、あの高島アナは別に必要なかったと思います。

 しかし、私はゴミ出しをしていた(安藤美姫のとき)ため、見逃してしまいました>そのシーン!
Commented by himarayasugi2 at 2010-12-27 23:30
しらとりさん、
現役で競技を続けているのですから、年齢に関係なくやはり「選手」って公式の場で呼ぶのが敬意を表すことかなと思います。あのアナウンサーは、ほんまに。「おばさんですか」質問があったとき、テレビの前で「おばさんだよ!」って私が答えておきました。

安藤選手のガッツポーズ、あれはほんとによかったです。美しくてかっこよくて。ユーチューブでそのうちアップされるんではないかしらん。
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