無事に東京に着く。久しぶりに東京の叔母と昨年末に結婚した従妹、でもって東京の妹と東京駅で落ち合って、とりあえずランチを食べに移動。研究的活動は後ほど。妹にPCを借りて覚書程度に更新。
東京駅に到着して「なんか、駅暗い?」と気づく。電気が煌煌としていた明るい新大阪駅の構内に慣れきっていたので、東京駅の薄暗さにはすぐ気がついた。叔母に言うと「あったりまえでしょ、節電じゃない。新大阪はそんなに電気つけっぱなしなの?」と返される。そして、夜ご飯の買い物のため、妹の地元駅の駅ビル内の成城石井に行くと、ここも最低限の電気しか使わないようにしていた。チルドのケースの手元灯が消されていたのだ。東南アジアのスーパーに食品を買いに行ったとき、確かこんな感じだった。妹に夜と、店舗は6時で、レストランは8時閉店と教えられる。従妹が昨晩行った新橋のバーは3時まで薄暗くやっているらしい。でも、これは例外らしい。東京にお住まいの人がきいたら、「なにいうてるねん」ということばかりだとは思うけれども、関西から東京にひょっと来ると地震の存在をとても強くかんじる。
妹が知り合いから聞いた話。
Aさんの部屋には、葉がしゅっとした細長い観葉植物がある。その観葉植物の葉が一枚だけ、クルクルと円を描くように回ったらしく、それに気がついた次の瞬間に余震が起こった。以後、余震の前にその葉だけがクルクルと回るらしい。ただ、回ってすぐに揺れがくるので、予知というには程遠いらしいが。また、Aさんの友達の家では夏からつるしっぱなしの風鈴が、鳴ったすぐ後にガタガタガタと大きく揺れたらしく、これも葉と同じなのかという話。
行きの新幹線はガラガラだった。車窓から外を見ているだけであきない。京都を過ぎたら、屋根にうっすらと雪が残っているなぁと思ったら、次に進むと真っ白の世界で、次の瞬間新幹線は吹雪の中をつっきっていた。そしてしばらく行くと、菜の花畑やら桃の花が見えて、富士山を拝んだところで眠くなって寝ていた模様。絵巻物を見ているようだった。
妹の家から神戸に電話すると、楽しそうな夫の声が。のんびりしているよう。ふううん。ケンも絶好調らしい。私が不在で、楽しそうちゅーのが若干気に入らない。やせ我慢か。
叔母たちと食べたランチは美味だった。
(前菜。右下の小さな黒いものは、鶉の卵のピータンらしい。珍しい。)