怪我をした柴犬:
月曜日、ケンの朝の散歩を終えて、庭でしばらくケンと追いかけっこをする。その後、家の中に入り作業をしていたら、ケンが構ってほしくて近づいてきた。よく見ると、右前脚を引き摺っているのだ。追いかけっこのときにでも挫いたのか。私がちょっとでも心配そうな表情で脚を見ようとすると、犬は飼主の表情を一瞬で読んで不安になってしまうので、努めて笑顔を見せながら足の裏に何か刺さっていないかとかをチェック。触ると痛がるかと思って、そろっと触るも特に痛がらない。でも歩行の際、明らかに脚を引き摺っている。結局、一端大学に行って、帰宅後、夫と獣医の夜の診療に行く。先生は丁寧に触診し、「右前脚の指の1つがつき指みたいな感じで捻挫したね」と診断。腫れと痛みと化膿を抑える注射を打って様子を見ることになった。「たいしたことないで」というぶっきらぼうな先生の言葉が嬉しい。ケンはちょっと暴れたけど、「去年に比べたら、ボク(獣医)はそんなに悪いヤツでもなさそう、ってわかってくれたんちゃうか」と先生が言うほど「獣医にいる普通の患犬レベル」の振る舞いが出来るようになっていた。それも嬉しい。
隣の実家の父が「ケンちゃんのお見舞いに」とローストビーフをくれたんだけど、これは人間が食べて、ケンにはささみを干したものをいつもより少しだけ多めにあげた。笑っているけど、心配している私と夫の様子を敏感に察知したケンは、獣医から帰宅後、珍しく体を擦り付けて甘えてきた。「もうなんともないよね?」と訊ねているようにひっついてくる。「もう、脚は大丈夫やからね」と、いっぱい撫でてやる。
朝からケンのことで精神的に余裕がなかった1日。夕ご飯を食べ終わったら、私も夫も疲れてしまって、11時前には消灯する。
火曜日の朝、前脚の様子はかなり改善されていた。まだ少し引き摺る素振りはあるのだが、よく見ないとわからない感じ。注射のせいもあるのか、昨日からよく寝ている。早くよくなるように。
(日曜日のケン。芦屋浜で笑顔。)
ボランティアも仕事も舐めてるように聞こえるが:
大学の帰り、ボランティアサークルがちらしを配っていた。当然のように私はスルーされたので、サークルの詳細はわからない。が、このサークルのメンバーがちらしを配布するときの言葉があまりよろしくない。「ボランティアやると就活に有利ですよ」とか「就職に役立つボランティア!」とかとかである。そもそもボランティアサークルっていうサークルってなんやねん。年中、ボランティアだけやっているサークルなんてあるのか。なんのボランティアをやっているのか知らないけれども、就職に役に立つからやっているのなら、今すぐやめたほうがいい。それに仕事や家事や勉強の合間に自分の出来る範囲でボランティアに真摯に取り組んでいる人に失礼。さらに言わせてもらえば、採用担当はボランティアをやっているから採用を決めたりはしないのだ。仕事も舐めているようにしか聞こえない。ちらしを配るのはいいとしても、その呼びかけはやめたほうがいいし、恥ずかしいと思ったのだった。