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ヒマラヤスギ雑記

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アドミの仕事

世間ではなんというのか知らないが、私が今まで仕事をしてきた企業のほとんどでは、庶務的、事務的な仕事のことを「アドミ」と呼んでいた。今もそう呼ぶのかな。新卒で就職した会社でも、自分の仕事に加えて女子社員はみな部のアドミの仕事をやらないといけなかったし、その後私は役員秘書として再就職し、アドミ的な業務を中心に秘書業務を2年とちょっと経験した。

新卒で入社した会社も再就職した会社も外資系だった。そういうところには、秘書を統括する立場の人が必ずいる。新卒で就職した会社では、当時の女性の秘書課長がものすごい権限を持っていて、役員秘書だけでなく女子社員全般の応対、言葉遣い、服装に激しく口出ししていて、入社当初はびくびくしていたものだった。秘書課長および配下の秘書達の言い分はかなり偏向しているときもあったのだが、電話の応対、予約の入れ方、書類の配布の仕方、会議室の押さえ方などをいかに二度手間と間違いを防ぎ要領よく、エライ人に迷惑をかけないでやるための指導については彼女らは正しかったと思う。役員秘書として再就職した会社でも似たような感じだった。とにかく、センスのない電話をかけたり、メールを書いたりを何度かすると、「できない秘書」のレッテルを貼られてしまう現場だった。自分が役員秘書をやるようになるとわかるのだが、アドミが出来ない部署とはあまり関わりたくないと周囲はどうしても思うのだ。「あそこは(あの人は)アドミが出来ない」、これだけは言われたくなかった。

私がおそらく当時の秘書課長に近い年齢になったからわかるのだが、アドミの出来ない人と関わるのは本当に疲れる。夫と私はメールが別アカウントで、夫は自宅のメールを毎日チェックするとは限らないから、それぞれに必ずメールを送付して欲しいと何度伝えても出来ない人とか、確認もとらずに勝手に案件を進めようとする人とか、「うっかり」伝えるのを「何度も」忘れる人とかと案件を進めるには、こちらが我慢するしかないのだろうか。あまりこちらから注意をすると、「怖い人」とか「口うるさい人」と思われるだろうし(既に思われている)、こういうことって上司が注意することじゃないの?といつも思うのだ。前述のメールを私に送ってこなかった人は、お願いしてからは送ってきたり、送ってこなかったりを繰り返す。これは、ちゃんと覚えていない、ようするにアドミを軽んじているということだろう。

アドミの仕事を侮ってはいけないのだ。社会で生きていく以上、別に働いていなくてもアドミ的な業務は日常的に発生する。一度でちゃんとやろうと意識しないと、ずるずる、だらだら何度でもやり直しとなる。数年前、ある店で頼まれてペンダントトップを取り寄せてもらったことがあった。そのときも、何度も何度も店側がわけわからんことを電話してきて、ペンダントトップ1つ取り寄せるのに、なんでこんな大騒ぎになるのかさっぱりわからなかったのだ。そして、なんとなく空気が「ヒマラヤスギは面倒くさいことを頼む客」という感じになっているし。なんでやねん。ややこしくしているのは、そっちが電話とか伝票をひとりでお手玉してるからやん。そこでは二度と取り寄せないけど。

実生活でアドミの弱い人にちょっと振り回されてしまうことがあって、心境を記録。今は、怖いボスっていうのは流行らないのだろうか。

小林聡美の離婚について
ちょっとショック。小林聡美みたいに、多才で真面目でよい意味で内向的でクールな女性が、他のどうでもいいような芸能人と同じように離婚ネタで報道されるのも悲しいし、また個性的で才能豊かなカップルだから続いて欲しいなと、コチラの勝手な願いもある。
by himarayasugi2 | 2011-05-25 08:32 | 雑感
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