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ヒマラヤスギ雑記

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24時間凶暴な男

以前朝のケンの散歩のときに遭遇して嫌な気持ちになった、「朝から黒サングラスのチンピラ(略して黒チンピラ)」とまた遭遇してしまう。あいつ(!)が公園近くを通る時間を避けていたのだが、その日はいつもより時間が遅かったため、黒チンピラを朝の散歩コースで目撃してしまう。黒チンピラは、曇り空の下でも黒サングラスで、むっちりした体に前回と同じ、安物のぺらぺらのスーツを着用していた。

黒チンピラは凶暴が服着て歩いているような存在で、こいつが現れると平和な住宅街が一気に事件現場に変るのだ。暴力的な佇まいである。24時間臨戦態勢というタイプ。ただ、以前私が住宅街のお洒落な飲食店でこれまた事故のように遭遇した「極道のえらいさん」とはかなり格が違う感じ。「極道えらいさん」が、配下のものを刃物のように扱って自分は指示するだけならば、黒チンピラは使われる刃物のような感じである。使い捨てのカッターの刃先である。極道えらいさんには、得体の知れぬ恐ろしさがあって、おしゃれ定食屋の店内の温度が一気に氷点下にまで下がっていたが、黒チンピラは恐ろしいというよりは、凶暴。その姿は、散歩中にマズルに皺を寄せて周囲に向ってずっと吠えている犬と重なる。

この日、公園の木の陰から黒チンピラの姿を確認した私は、「ウンチ踏め踏めの呪い」をかけながら、黒チンピラが視界から消えるのを待っていた。黒チンピラが横断歩道を渡ろうとしたとき、先に原付が左折した。黒チンピラが渡る前であるし、別に原付は危険なタイミングというわけでもなかった。黒チンピラが渡ろうとしても接触するようなギリギリなタイミングではなかったのだが、黒チンピラは自分が横断する前に左折されたことにどうやら腹を立てたようで、その原付の女性に向って、朝の通学路で、「ごらぁ!」と大声で怒鳴りつけた。この場合、「ら」はイタリア語のように巻き舌で発音するのがコツのようである。

驚いたことにこの黒チンピラは、本当にカタギのどっかのサラリーマンみたいで、一体、この不景気にこういった稀有な人材を雇用する余裕のある会社ってどんなんやねん!と、これまたしつこく思った次第である。まぁ、ある意味こういった人材が求められている職場もあるかもしれないけれど。考えたくない。一生関わりたくない。

ああ、また黒チンピラのことを書いてしまった。「ウンチ踏め踏めの呪い」も続行中である。私って、執念深い。

また行間から呪いが染み出るような文章を残してしまった。ごめんなさい。
by himarayasugi2 | 2011-05-28 08:17 | 雑感
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