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ヒマラヤスギ雑記

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注文の多い父へのプレゼント

土曜日、かなり遅れたけれども父の日のプレゼントを買いに元町の大丸へ行った(*1)。父には、毎年何がいいか考えておいて、と言うのだがいつも「え?」みたいな注文で、品物を購入するまであれやこれやと時間がかかるのだ。たとえば「すっごくいいメガネケース」とか、「中間色の安っぽくない品のいいTシャツ」(*2)とか、わりと大変。1度などは父の日だったか忘れたけれども、妹と一緒にプレゼントを買う際に何が欲しいか訊ねたら「黄色のいいネクタイ」って言うので、黄色地に小紋のネクタイを探してバーバリーで買ったのだが、「こんな黄色いや」といって自分で持って行って交換したという過去がある。で、交換したネクタイは、紺色だった。

今年の父の日は、「夏用のいいステテコ」という注文である。夫はステテコを履かないので、私はステテコとパッチと股引の違いとかもよくわからないし、そもそも買ったこともないのだ。男性用下着ということしかわからない。で、夫に付き合ってもらって、大丸の紳士肌着のフロアへ。

そうすると、ゆったりしたボクサーパンツを長くしたようなステテコが売り場の8割以上を占めていて、残りはぴっちりとした男性バレリーナとかが履くタイツのふくらはぎ丈みたいなのである。バレリーナステテコの品揃えはほとんどなく、2ブランドのみで、しかも無地。こんなのスーパーの2階の下着売り場でもっと安く売っているのに、なんでこんなのが父の日に欲しいんだろうと思っていたら、バレリーナステテコを買い求めている人ってそのときは皆無で、かなり年配の男性が奥さんにつきそわれて、ボクサーパンツステテコをどんどん買っていくのだ。店員さんが「これでしたら、近所のコンビニだったらこのままでもおかしくないですよ」って言うのが聞こえる。下着のまま歩けるの?

ゆうに70は越えている男性が奥さんと一緒に4枚購入。その後も次から次へと男性だけ、あるいは奥さん同伴でステテコを買う。ステテコブーム到来か?しかもみんなボクサーパンツステテコを買う。ここで一回目の電話を父にかける。「もしもし、ぴちぴちのバレリーナステテコとボクサーパンツが長くなったゆったりステテコとどっちがいいの?」「ゆったり」「色とか柄の好みは?(デザインが豊富すぎて選べないのだ)」「うーん、赤とか黄色とかは嫌やな(私も嫌だ)、あと星とかも嫌や」「OK!」

というわけで、1枚はすぐに決まった。ブラックウォッチのチェックで色も落ち着いているし、結構人気で私の目前で2枚売れた。生地もさらさらしていて、可愛い感じ。もう1枚を探してみると、ポール・スミスのステテコを発見。「ポール・スミスは今年からステテコ始めたんですよ」と店員さん。なんでもすぐ完売したので、追加したらしい。夫はポール・スミスの深い紺色に黄色の水玉が、ぽつ、ぽつ散っている柄が「僕やったらこれがいい」と言う。店員さんが箱から出して広げてくれた。おお、なかなか可愛いやん。でもこの黄色の水玉で拒否されそうな気もする。過去に黄色のネクタイが拒否されたこともあったし。ここで二度目の電話をかける。「もしもし、紺色地に黄色の水玉がぽつ、ぽつっとあるやつがわりといいみたいやけど、そういう柄は嫌?もうひとつは、黒の無地。どっちも人気ステテコブランドのポール・スミスやけど(適当に言うてる)」「・・・紺地黄水玉でええで」「かならず履いてよ」「うん、履く履く」

というわけで、父の日のステテコを無事購入できた(2枚やというのにかなりいいお値段した)。帰宅後父に妹から頼まれていたゴディバのチョコレートと一緒に届ける。ま、気に入ってもらえたようで一安心。

*1:夫の父には正規の「父の日」にちゃんと間に合わせて渡した。そっちは「登山用でなくて、町用のリュック」という注文。
*2:このときのTシャツは、京都の手染メ屋さんに注文して「老竹色」というシックで明るい緑色に染めてもらったものを渡す。これは気にいってもらえた。


なんと、三宮・元町界隈はセール真只中であった。興奮する私。あれやこれや見回って結局、デ・プレでトップスを2枚買う。ハイゲージのコットンニットとプリント柄のコットンブラウス。どちらもシンプルである。嬉しい・・・。セールでものが買えたよ。去年は買えなかった。調子に乗って帽子屋を覗くとセールをやっている!が、試着を幾つかしてセール期間を確認して帰る。うーん、麦わら欲しいな。
by himarayasugi2 | 2011-07-03 07:59 | モノ | Comments(0)
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