人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

早朝のワンピースの女性/なでしこ練習

自主的サマータイム導入で、夫は朝5時すぎには普通に起床する。で、晴れていたら草屋根の潅水装置を回し、大事な、大事なゴーヤの様子をチェックする。夫からかなりおくれて6時すぎにやっと私は着替えてのろのろと起きてくる。このサマータイムにはいろいろいい点があって、ケンの朝の散歩の時間が早くなり、涼しい時間に余裕を持って散歩ができるところである。同じことを考えている人は他にもいて、私の家の近辺では朝も6時過ぎたら犬の散歩の人や、ウォーキングの人の姿が見られるようになる。

ご近所に住む高齢の女性、年齢は四捨五入して90歳くらいの彼女は、毎朝の散歩を日課にされている。夏場の彼女は小花がプリントされたワンピースとか、無地の水色のワンピースを着て、白いズックを履き、手には杖をもち、白いテニスのときに被るような帽子を被っている。ほぼ毎朝会う方で、夏になってケンのお散歩を早めたら、彼女も暑い時間帯を避けたようで、やはりよくお会いする。いつもすれ違うときとか、お見かけしたときに、会釈して「おはようございます」と挨拶を交わすくらいで、それ以外はお話をしたことがなかったけれども、お互いにとって「朝のお馴染みの顔」である。

ケンの朝散歩は、まず遠くの公園に行ってパトロールをしてから、ゆっくり住宅街を回り、二つ目の小さめの公園に最後に寄ってから、家に帰るというコースをとることが多い。先日の朝、小さな公園に最後に寄ったら、その高齢の女性がベンチに座って木陰で涼んでいた。「おはようございます」と私。「おはようございます」と彼女。彼女の声は、ちょっと高音で可愛らしくて、目上の人に対して失礼かもしれないけれども、とってもチャーミングなのだ。いつもは「おはようございます」とお互いに交わして会話は終了するけれど、この日は彼女が「これからお散歩?それともお家に帰るのん?」と訊ねてきた。

「いえ、もう帰るだけです」と私が普通に答えたら、彼女が悲しそうな声で「あのね、私ね、最近耳が遠くて、あなたが話している声が今、全然聞こえなかったのよ、ごめんね、もう1度言ってくれる?」と言う。少し大きめの声で同じことを繰り返したら、また彼女が悲しそうに「ごめん、また聞こえなかった、お散歩は今からなの?」ともう1度質問したので、私はとにかくわかってもらわなくてはと思って、無意識にケンのリードを持っていない方の手を「いいえ」という意味で横に振り、「お散歩終わりました」と大きな声で答えて、家の方向に指差して「今から帰ります」と言った。

そうすると彼女が「ああ、そうなの、もうワンちゃんは帰るんやね、お水飲むのやね」と目を細めて笑う。ケンも「もう帰る」と私の顔を見上げたので、ケンをひっぱりながら「さようなら」と手をバイバイと振ったら、同じように笑顔で「バイバイ」と振り返してくれた。彼女が聴こえにくいことを私に伝えてくれたことに感謝した。これだけの会話なのだけど話せてよかった。

なでしこ練習
昨日、リハビリで隣でストレッチを受けていた患者さんも話していたけれども、芦屋浜でなでしこジャパンの主力選手が練習をしていたらしい。家に帰るとネットでもそのニュースが流れていて、テレビでも見た。週末にケンをつれてよく行く芦屋浜の公園は、広くてきれいな敷地にいつも人が少ないところがのんびりしていて好きなんだけど、テレビのニュースによると、平日にもかかわらず、大勢のファンや報道陣が押し寄せていたよう。あそこのピッチは開放的な作りで見学しやすいというのもあるけれども、あんなに人がたくさんいる様子は初めてみた。一過性の人気で終わらないように。ただ選手はこの状況に対しては冷静なようで、マイクを向けられても淡々としていた。そういうところも含めてかっこいい。隣でストレッチを受けていた患者さん(男性60代以上)は、地元に応援したいチームが増えて嬉しいと素直に喜ばれていた。もちろんひとつめは阪神タイガースだろう。
by himarayasugi2 | 2011-07-22 08:05 | 雑感 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 40代女性が3人集まると、 シバイヌ警察 >>