今週から夏休みである。夏中に読まないといけないもの、読みたいものも多くて、用事がないときは家で普通に作業している。家にいる時間が長いとケンのこともたくさん見てやれる。昨日、ケンは朝30分ほど散歩に行って、それから隣の実家に朝のおやつをもらいに行って、とりあえず足と胴体を拭いて家に入る。水で薄めた豆乳を飲んで、水を飲んで、保冷剤を仕込んだ手ぬぐいの「冷え冷えマフラー」をつけてもらって、1階の玄関のタタキでおなかを冷やしながら寝る。そのまま場所を時々変えながらお昼まで寝る。
(玄関のタタキで寝るケン。ヒンヤリしていて気持ちいいらしい。首の豆絞りは冷え冷えマフラー。)
私がお昼ご飯を食べていると、舌をぺろんぺろんさせながら2階に上がってくる。「お昼のおやつが欲しいよ」ということである。ちょっとだけ犬用チーズスティック折ってやる。昨日はその後、一端は1階に下りていったけどすぐにまた上がってきて、パソコンの前に座る私の足に頭をすりつけたりして気をひこうとする。「なぁに?」と訊くとベランダの方を向くので、ベランダに出してやる。昨日は曇っていてわりに涼しいのだった。ケンはベランダを一周して「入る」と言うから入れてやる。それから、目でお外行こうと誘いかけてくるのだ。頭を振り回したり、おもちゃ箱を倒したり、パフォーマンスを見せ付ける。ちょっと早いけど、実家にお昼のおやつをもらいに行くことにする。
私が立ち上がるとすごく嬉しそうな顔をして、「こっち、こっち」と玄関へと誘導する。で、玄関に行くものの「あ、忘れ物」と笑いながら廊下の端に戻り、ケロを咥えて「おまたせー」とドアへ。ドアを開けると真っすぐに実家に行く。わざわざ取りに戻ったのに、ケロはその辺に置きざりである。
(ケロを咥えてドアをあけてもらうのを待つケン。早く開けろっていう顔をしている。)
(外に出たらすぐにケロを咥えて右に曲がると実家の敷地である。なんの迷いもなく実家へ行くケンのお尻。)
(曲がったところで、放置されている哀しいケロの姿が!)
おやつをもらってから、涼しいのでお庭探検となる。草を食べたり、アブを追い掛け回したり、セミの抜け殻を鼻で転がしたりと忙しそうである。突如、実家の庭の片隅に突進していって(なぜかケロも一緒)、穴を掘り出す。おそらくなぜ穴を掘りたくなるのかも、ケンはわかっていないのだと思う。でも、テンションが高いと穴を掘るみたい、あるいは穴を掘っている間にテンションが上がるのか、そのあと走り出したりよくするのだ。掘るけど、場所が気に入らなかったようで、今度は我家の庭へ移動して、穴を掘りまくる。で、結局日陰を選んで休憩していた。この「やりきった顔」が人間みたいでおかしい。
「おやつくださいな」(リビングの窓越しにアピールするケン。)
(おやつをもらったら、放置していたケンを再び咥えて穴掘りへ。)
(ケロを傍らに置いて、穴掘りにいそしむケン。ケロの顔には土が・・・。)
(掘ったけど、方角が悪かったのか、あまり満足していない顔。で、場所を移動する。)
(我家の庭に戻って興奮して走りまくったあと、モッコウバラのトンネルにはいって穴を掘ったりする。トンネルから出たところで休憩中。)
(やり切った感のある顔がおかしい。下の写真の奥が、長年ケンが疾走することでできた、モッコウバラの茂みのトンネルで、道ができている。ここによくボールとかおもちゃを隠したままにするのだ。その後発見されたときは、ヤスデとかマルムシがいっぱいついていて、人間は絶叫する。)
ケンとそのあとケロのひっぱりっこをしたり、いっぱい外で遊んでやる。夏は昼間は照りすぎていてあまり外で遊んでやれないのだ。曇りの日こそ、遊ばなくては。ケンの息が上がってきたので、家にいれて水を飲ませて、冷え冷えマフラーの保冷剤を変えてやって、夕方の散歩まで自由行動となる。ケンは1階へと下りていって、また夕方散歩まで寝ていた。よく遊ぶし、よく寝るし、よく食べるケン。今のところ元気いっぱいで安心である。
夕方、かなり涼しくなってから、ケンとお散歩に出る。お尻フリフリ上機嫌である。結局夕方散歩も30分、アップダウンの激しいコースを歩き、ご飯を食べて、夫の帰りまでまた寝ていた。夫が帰ってきて、大興奮して遊んでもらってから、夫と寝る前のトイレの散歩に10分ほど歩いてから、夜散歩のおやつ(夜にトイレをしたら褒めるようにしていて、そのときのおやつ。ケンは鼻でツンと押してきて催促するのだ)をひとかけらもらって、夫と私の顔をちらっと見渡して、「おやすみ」と1階に寝に行った。規則正しく健康的な1日が終わる。
で、今朝。雨が降り出すちょっと前に無事に散歩とトイレを済ます。今、ゴロゴロ、ピカピカで怖いみたいで、パソコンをする私の足元に寄ってきた。雷がちょっと怖い柴犬である。
長い日記におつきあいいただきありがとうございました。