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ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

行って帰るだけでバテる。

連日、近辺では35度以上の最高気温を記録していて、雨など全く降らない。エントランスのヤマボウシは、朝夕と水をやっても、もう毎年のことではあるが、葉が茶色くなって散りはじめた。ヤマボウシは南向きの日当たりのよい場所に、ぽつーんと1本植えるような木ではないのだ。家の周囲は全体的に焦げている。ブルーベリーもちりちりになってしまった。もう余程のことでもない限り、日中は一歩も外に出歩きたくない。しかし、図書館で借りている本がすべて延滞していて、引き続き年末まで借りたいのだけど、一端返却してから、翌日以降でないと延長できなくなってしまった。黙って借り続けるというのも手なのだが、あまりやると電話がかかってくるのだ。去年もシュウロン執筆の修羅場にかかってきて、「いつ返しますか、今、日を決めてください」「す、す、すみません、X月X日に返します!」というやりとりがあった。それは避けたい。

そういうわけで、重い腰を上げて本を返却しに大学へ行くことにした。久しぶりの大学である。朝一番にすぐ出られるわけもなく、出発は11時というもっとも気温が高い時間帯に家と大学を往復するはめになった。こういうとき、大切なのは服装である。軽く見積もっても5キロは下らない書籍(もはや冊数でなくて重量)を持って炎天下往復で徒歩1時間以上(*1)、電車30分、となると制汗剤など焼け石に水である。なので、汗でぐちゃぐちゃになってもいい装いとなる。ボトムは座ると膝小僧が見える長さの半ズボンで、トップはキャミソールの上に風通しのよい12年前に新宿伊勢丹のBPQCで購入したコットンのスキッパーシャツにする。足元はぺたんこのサンダル。頭には中折れ帽をかぶり(散髪前で爆発しているから)、歩くときは日傘も差す。完ぺきや。で、リュックにしようかと思ったけれども、本を返却すると軽くなるので、ななめがけバッグと大き目の肩からかけられる布製エコバッグに本をいれることにする。リュックは、背中が蒸れてびしょびしょになるし、わきはくっきりと汗リングがつくから夏は避け気味である。バッグの中には、お茶を凍らせたペットボトルと塩飴を忘れずにいれる。これでさらに完ぺきや。でもすごい重い。

玄関の姿見を見たら、半ズボン姿に大荷物の私は某放浪の画家のようだった。道中も、そして大学でも知っている人に会いませんように。荷物はめちゃくちゃ重くて、地元の駅についたら背中から汗が腰へとつーっと流れていくのがリアルに感じられる。

図書館でまずは一部の本を返却する。残りはコピーをとってから返却しようと思っていたのに、係の人に「まだあるんじゃないですか、延滞している本が」と追及される。「コピーをとってから返しますから、すみません」とぺこぺこ。すべての本を返してから、新たな本を探しに上へと上がる。漬物石が2個くらい分の重さの必須本を手に取る。コピーをすることに。ただ、ページをめくってコピー台の上に置くだけでもちょっとしたエクササイズになるくらい重い。やっぱり、年いってからの学生生活はこういう面でもしんどい。文献コピーで体力を消耗するという有様。上腕部の筋肉を限界までつかってコピー終了。夏休み中の図書館は、お年寄りが多い。涼みにきているのかな。

大学を後にして駅へと向かう。途中、高校の横を通ると、グランドでブラスバンド部が炎天下熱心に練習していた。なんか、いいわー。ラッパがぷおぷお叫んでいるのを聴きながら歩く。意味もなく「青春!」って感じだなぁと思う。そういえば、お昼食べてない。

結局地元の駅についたらタンチタイムはとっくに過ぎていたので、カフェでお茶とマフィンを食べて休憩して帰宅する。本当に、本当に暑かった。町全体が蒸し器の中にあるようだった。

*1:家から地元駅まで片道約12-5分、大学駅から大学まで片道15分。道中、ほとんど日陰などなし。
by himarayasugi2 | 2012-08-28 08:42 | 雑感 | Comments(0)
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