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ヒマラヤスギ雑記

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シーズン11

『相棒』のこと中心。

『相棒』のシーズン11が始まった。初回は2時間スペシャルで、香港ロケであった。豪華である。初回エピソードは、杉下右京の新しい相棒のお披露目がメインだが、それに絡ませて殺人事件も一応あった。まずは新しい相棒についての印象を書きとめてみる。

新相棒は、若手演技派の成宮氏である。役柄は、警察庁次長の息子で、刑事になったばかりの甲斐トオルである。甲斐は父親との関係が微妙という内面の複雑さを一応持っているという設定。性格的には初代相棒の寺脇氏が演じた亀山に似ていて、熱くて青い。杉下右京には、やはりクールな神戸よりも、単細胞で読めない行動力を内包している体育会系の方が、組み合わせとしては相性がよさそうである。実際、初回のラストで、杉下自身が新相棒として甲斐を指名するのだ。ほとんど父と息子のような二人だけれども、なんだか杉下は楽しそうである。

杉下は刑事になりたてほやほやで、粗削りで経験もない甲斐をなぜ相棒として指名したのか。と、初回だけを視聴した範囲でその理由を考えてみると、甲斐はまだまだ初心を忘れていないにつきるからかと思う。彼はまだ警察のドロドロとしたところとか、犯罪を追うにあたって直面する不合理さとか権力の壁などを知らない。知らないがゆえにまだ腐っていないのだ。そして、香港の殺人事件に際し、長いものに巻かれなかったという意外と芯の強いところが杉下のお眼鏡にかなったのかなと。警察官として譲れない信念を持っているか否かの方が、ときとして能力の高さよりも重要なのだ。今まで杉下右京をドラマで追ってきて感じるのは、彼自身、警察官で重要な点は信念だけだと考えているのではないかということである。

とまぁ、初回だというのに書きすぎてしまった。あと、甲斐刑事はドラマの設定で絶対音感を持っていることになっている。これは、今後この能力が生きるエピソードが出てくる伏線になるのだろう。「ピアノをやったから身に付いた」と甲斐刑事は説明するが、絶対音感って後天的なものではないと思っていたけど。私も細かいことが気になる。

香港の在香港領事館での殺人事件は、甲斐刑事の紹介のための舞台にすぎず、あまりトリックとか動機については説得力がなかった。犯人もなんか最初に「こいつ、絶対にアヤシイ」ってわかってしまったし。カクチカコが見ないうちに、ちょっと年齢相応感が出ていてショックを受ける。アイメイクが濃すぎるような。このくらいの年齢になると、化粧が濃すぎると逆効果になるんじゃないかとか、考えた。人のことはよくわかるけど、自分のことはもうお手上げである。目じりのしわとかね。法令線とかね。他にもあるけどね。

『相棒』は、やっぱり安心して見ていられる。先シーズンはわりとマンネリっぽかったりストーリーが退屈だったりした回もあったけど、今回は石坂浩二とかも出てくるし(しかも警察庁という微妙な立場であり、警視庁刑事である甲斐の父親でもある)、甲斐刑事の彼女もなんかいい感じだし、期待できそう。甲斐刑事の彼女役の真飛聖のさばさばしたところが好き。「トリオ・ザ・捜一」も「鑑識米沢さん」も健在で、やっぱり『相棒』は楽しい。

ロンブーン:夏の間読みためた文献内容を読み返しながら、思いついたことをどんどん書きこんでゆく。ネットで、事実と自分の考えはペンの色を変えるとあとでわかりやすいとあったので、文献内容客観的事実は紺色のインクで、それに関して思いついたことは緑色のインクで、注目したいことはマーカーで、指示っぽいことは赤で、みたいにやっている。今月末には一発目の発表が某先生であるから、なんとか形にせねば。でもドラマあるし、って関係ないか。
by himarayasugi2 | 2012-10-11 06:56 | エンターテインメント | Comments(0)
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