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ヒマラヤスギ雑記

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古書店ドラマ/跳躍ネコ

『ビブリア古書堂の事件帖』の初回を視聴する。古書店が舞台のなぞ解きものであることしか事前知識はなし。それがよかったのか、ドラマは楽しめた。高橋克実と松坂慶子と鈴木浩介以外の俳優は、ほぼ知らない俳優なのでそれも多分よかった。主演のショートカットの女の子は、CMではよく見るけど、実はあの漢字「剛力彩芽」を正しく読める自信がない。本を読むと気分が悪くなる男性、大輔役の人も知らない人である。だから純粋に筋を楽しめたのだと思う。

私の知り合いの本が大好きな某さんは、もし今の仕事をやっていなかったら、古本屋の店主になりたいと昔話していた。古本屋には独特の空気がある。ただ本を買い取って売る、だけでなくて、歴史を扱うようなそういう崇高なものがあるのだ。ドラマのエンディングで『ネバーエンディングストーリー』(原作『はてしない物語』)の曲が流れていたけれども、あの映画(原作も)も確か古道具屋か古書店から物語がスタートしていた。古書店、あるいは古書は、別の時間に繋ぐ窓のような存在なのかもしれない。『ヒストリアン』も、物語の発端は古い本だったし。

初回は、祖母の遺した本から、祖父と結婚前から祖母には好きな人がいたこと、そしてその人と娘をもうけていたこと、そしてその娘が自分の母であることを、本を持ち込んだ大輔が知るというエピソードだった。ちょっといい話だった。謎がわかってほっとする展開である。ビブリア古書堂の内装も外観も雰囲気のある洋館で素敵である。その店主の女性も、ちょっと浮世離れした感じがぴったり(ちょっと酸っぱいことをあえて言えば、他の女優さんでもぴったりな人はいるような気もする)。古風な服装もいい感じである。確かに鎌倉だったらああいう古書店があっても不思議でないし、でもってああいう喫茶店があっても不思議でもなし。ああいう職場、いいな。来週も視聴する予定。そうそう、携帯電話とかパソコンとかも初回は出てきてなくて、一体いつの時代のドラマだろうってワクワクしながら視聴していたのだ。

月曜の朝に、妹から動画のURLが送られてきていた。猫の跳躍がすごいっていう動画である。猫のお気に入りのネズミを天井からつるし、どの高さまで猫がジャンプしてネズミに届くのかという実験の一部始終を撮影したものである。実験は150センチから始まり、160センチ、170センチ、180センチと高さを上げてゆく。猫はごく普通の小さな猫である。助走なしの垂直飛びだけでネズミをしとめる高さまで跳躍し、そして一発でネズミをハタキ落とす様子は、まるでバレーのアタックのよう。で、187センチ、192センチ、194センチ、196センチとネズミの高さをあげてゆくも、余裕である。体長の5倍近い高さにあるものを助走もなしの垂直飛びで仕留めているのだ。身長1.7メートルの私の場合、8.5メートル頭上にあるネズミを垂直飛びでたたき落とすことになる。無理、無理、無理、絶対に無理!

スローでとらえたネズミをはたき落とす猫の表情がまたよいのだ。冷静沈着で、凄腕のスナイパーみたいなのだ。空中で完全にバランスを保ち、無駄な動きがない。かっこいい。猫ってあの大きさだからまだ安全な動物なんだと思う。あの俊敏さに身体能力に狩猟本能を備えていて体長1.7メートルだったら、人間なんてひとたまりもない。それこそ豹とかライオンとか虎クラスである。でも、豹たちはあそこまで垂直飛びはできないし。やっぱり猫、おそるべし。ちなみに動画を見てわかったのは、この猫はおそらく右利きだということ。以下、動画。



猫の体って、ほんとに美しい。柔らかくしなやかで、力強い筋肉が見える。しかも着地を見ていても、なんにも苦労していないのだ。ふわっ、と雪の上に着地しているよう。ちょっと感動した。人間でこれだけの身体能力があったら、暫くオリンピックのゴールドメダリストでおれる。なんの競技かはわからんけど。
by himarayasugi2 | 2013-01-15 08:45 | エンターテインメント | Comments(0)
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