最近、テレビの視聴時間がめっきり減ったことは気がついていた。テレビよりも前に、まず雑誌を買うことが減少し雑誌離れとなり、そして今はテレビ離れになっている。とはいってもオリンピックとなるとテレビの前にキャンプしているような状態にもなるから、コンテンツ次第(リアルタイムで見てこそみたいな映像や好きなドラマとかとか)ではテレビの前に戻るけど。雑誌を最近買わなくなった理由は、ネット上のほうが新鮮で感度の高い情報が入手しやすいからだと思う。私の場合、昔よく買っていた雑誌は、インテリアとか住宅とかデザイン系のものがほとんどで、主な目的は見て楽しむことである。書店でそれ系の雑誌をぱらぱらっと見ても、結婚する前からインテリア雑誌は見ているから、どの写真を見ても既視感があって購入にいたらない。住宅や家具の流行は(普通の人にとっては)年単位でしか変化しないので、毎月記事にするのは難しいトピックだと思う。そうなると、そういう雑誌に求めるのは、家具やら、雑貨やら、グリーンなどの独創的な組み合わせや、それらで構成された空間(センス)を見るためであるけれど、それもどこかで誰かがやっていたようなもの、あるいは、その焼き直しが多く、昔ほど目新しさを感じることはなくなった。
ちょっと前からタンブラー(Tumblr)を使ったネットにあるイメージとかテキストを切り抜いたりしてスクラップブックのように紹介しているサイトにはまっている。タンブラーを使っている好きなサイトはブックマークしている。美しいイメージがばんばんアップされていて、見ているだけで楽しい。新鮮でセンスのある視覚対象を紹介する役目は、以前は雑誌のものだった。今はネットだと感じる。雑誌と違うのは、そのサイトの持ち主個人の目でいいと思ったイメージとテキストを集めているところ。イメージとテキストの選定にぶれがないのだ。とれたての新鮮さというか。持ち主の個性(国籍も含め)がそれぞれに出ている。こういう素敵なことが進行中とは長らく知らなかった。興味をひくテキストを切り抜いて貼りつけているサイトとか、風景、自然現象、インテリア、ファッション、スイーツ、動物に関連するクールなイメージを選びに選びぬいて貼りつけているサイトとか、いつも感心して見ている。読むんじゃなくて、見る、という感じ。
愛読しているサイトで、90歳になるリジャイナ・ブレットさんの「人生が自分に教えた45のアドバイス」の一部テキストが紹介されていた。面白かったから元サイトにアクセスして45のアドバイスの全てに目を通したのだけど、結構心にどかんとくるものがあったので、それを4つ以下に抜粋する。
21) キャンドルを灯し、シーツを新しくし、素敵な下着をつける。特別な日のためにとっておくのではない。今日という日こそが特別なのだ。
23) 今、変人になろう。歳を取るのを待ってから紫色の服を着なくてもよい。
39) 毎日外に出よう。奇跡はあちこちで待っている。
42) 最高のときはこれから来る。
私は23番が特に好き。21番もいいな。
タンブラーが引用していた原典サイト:
http://labaq.com/archives/51212781.html
タンブラー、面白そう。
古書店ドラマ:今週もがっつり視聴する。このドラマ結構好きなんだけど、視聴率がふるわないとか。なぜなんだ。キャストに依存していなくて、ストーリー主体だからいいと思うのだけど、逆にそれが視聴率が伸びない原因にもなっているような。
ここ数日、学生モードをオフにしていたら、文章を書くのがしんどいと感じる。エンジンはいつも温めておかないとあかんのかも。