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ヒマラヤスギ雑記

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新聞

夫と幾度となく話しあっても、結論が出ない案件がある。現在はペンディング状態である。それは、紙媒体での新聞購読を継続するか、否かという議論である。現在我が家では日経の朝刊だけを購読しているのだけど、夫が紙媒体での新聞購読を見なおそうかと最近考え始めたのだ。発端は、そんなに新聞を隅から隅まで読んでいないのに、この金額を払って毎日届けてもらう必要があるんかい、と考え始めたことである。それから、ネットのニュースである程度は網羅できることも理由。テレビと合わせたら、まぁ、ほぼ巷の話題にはついていけるんじゃないかと考えたのだ。たまに週刊誌を買って情報を補完できるし。そうなると、全部読まない紙の束は資源ごみの日まで家に置いておくことになって、場所をとるとか、そういう風に話は流れていった。紙媒体での新聞購読のメリットは、ニュースが向こうから与えられるといった点(視界に飛び込んでくる、活字の大きさがニュースの重要性を可視化している、とかもそう)、ネットに比べたら読みやすい、情報を収集しやすい、と夫も私も思っている。

新聞購読をやめた場合、夫も私も危惧している点は、自分から能動的にニュースをネットにむかって読みに行かないと情報が得られないということ。紙の新聞だと、ふと広げたらニュースが目に飛び込んできた、というシチュエーションがあり得るのだけど、ネットだと「さ、経済ニュースをチェックだ」とか「社会面はどんな感じ?」とかとか主体的に情報を収集していく姿勢が不可欠である。紙の新聞の場合、あの第一面にどかーんと大ニュースがあったときの興奮とか、工夫をこらした活字のチョイスとかを、楽しみにしている面もある。

私は新聞購読をやめることに夫ほど積極的ではない。ネットのニュースだと、見たいものしか読まなくなりそうな気がする。それこそ、見たいものだけニュース検索かけてそれだけ読んで終わり!って感じ。紙の場合、隅から隅まで読んでいないにしても、ふっと目に入ってくるリードで、「読んでみよかな」と思ったりすることもある。あの、ぱらぱらと紙をめくるときに、目に飛び込んでくる文字(文章)とは、(大げさだけど)一期一会でもある。読んでみたら意外とためになることも多いのだ。自分にとって必要な情報くらい自分で取捨選択できるという人も多いだろうけど、私にとっての必要な情報や知っておくべきこと、というのは私の知らない場所にも沢山あると思う。どこに、どういった情報や知識があるかなんて、自分だけではわからない。

それから私は、すぐに役に立たない話というのがとても好きなのだ。他の新聞は知らないけれども、日経の文化欄とか、「春秋」とかも好き。書評も毎回ではないけど、やっぱりチェックする。それから土曜日の『日経プラスワン』も好き。お取り寄せのお勧めお菓子とか、お勧め温泉宿とかのランキングなど、自分とはまた違った視点からのセレクションが新鮮であるし、直近に予定がなくても、朝のコーヒーを飲みながら、ぱらぱらと読んだり。

すぐに結論が出る気配はないけれども、今度話し合ったら、やっぱり新聞購読はなくなる可能性が高い。電子媒体って、「点」であって「面」じゃないから苦手なんだけど。でも我が家で雑誌が最近ほとんど買われることがなくなったことを考えたら、情報を紙媒体で毎日購読するというスタイル以外にも選択肢が今はあるということ。やはり時代の流れかもしれない。どうなるんだろう。私はスクラップするのが好きなんだけどな。
by himarayasugi2 | 2013-03-24 09:29 | 雑感 | Comments(0)
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