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ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

小さな頭で散歩のことを考える柴犬

*若干お食事時に読むには不向きかもしれません。

先日、ケンの夕方散歩のときのこと。夕刊を配達している顔見知りの新聞屋さんが通りの向こうからバイクでたったったっと来られたので、挨拶したら、バイクを止めてケンをしげしげと見てから、「元気になったねぇ」と言うのだ。いや、別にケンは病気でもなんでもないのだが。「いえいえ、いつも通りのケンですよ」と答えると「いや、今までで一番元気やで」とのこと。この人とは夕方散歩のときしか会わないから、そういうコメントとなったのだ。

実は、普段ケンが一番元気なお散歩は朝の散歩である(ドライブは狂喜乱舞するのだが、別枠である)。階段を下りて通りに立ったときには、だいたい「今朝のお散歩コース」(4つほどある)のどれにするかケンは既に決めている。そして、「さぁ、行くよ」とばかりにお尻を振り振りと引率してくれる。軽やかな感じで、馬でいったらギャロップみたいな。で、夕方散歩のときは朝よりもかなりテンションが下がる。「いこか」とよっこらしょっと立ち上がって、どっこどっこと歩く。かなりゆっくりである。母が「とぼとぼ」と表現していたけど、見方によってはそうも見える。そして、4つあるコースのうちの北上コースを途中でUターンするハーフコースを自ら選ぶのだ。

ケンが通りに立つ前から散歩コースを決めているときは、実は便意があるときである。長年ケンと歩いていたらわかる。一般的に柴犬は神経質な犬が多くて、トイレの場所にかなり拘りがある。ケンの場合、特にウンチはアスファルトの上では絶対にしてくれない。かならず草や土のあるところでないとダメなのだ。ケンがお散歩開始時から「イケイケ」のときはイコール「ウンチしたい」ということで、彼の小さな頭の中で今日はどこでウンチをしようかと色々考えているのだ(あそこの草がいいか、それともここの土がいいか、みたいな)。そういうときは、ウンチがしたくて気持ちがはやっているために、足取りが軽快になる。要は、ケンは急いでいるのだ。先日、新聞配達の人に「元気やな」と声をかけられたのは、珍しく夕方にケンがウンチしたくなって、レギュラーお散歩コースを軽快に歩いていたからである。

だから夕方散歩のときにケンがお尻振り振り、軽快にレギュラーお散歩コースを歩きだしたら、すぐに「あ、ケンちゃん夕方ウンチだな」とわかる。だいたいが朝に一度することが多いけど、週に何度かは朝夕とお通じがあるみたい。じゃあなぜ、普段のケンの夕方散歩はハーフコースになるのかというと、夕方散歩の後は晩御飯だとわかっているから、早くご飯が食べたくて家路に急ぐのだ。また、たまに散歩に妹が一緒についてくると、時間関係なく駅(遠い)に向かおうとするのだ。へらへら笑いながら、何度も振り返って、妹が横にいるのを確認しながら、笑顔で「今から、この人と一緒にカフェだよね?」と念を押してくる。実際に、ケンの笑顔に抗えなくて、部屋着のまま妹と駅前のカフェのテラス席に真冬に行ってパンの耳をケンにあげたことがあるけど(知り合いに会ったらどうしようかと思った、ノーメークにぼさぼさ頭だったし)。ケンは実は、ほんとにお散歩ひとつとっても、ものすごく色々なことを考えているみたいで、そういうのがすごく面白いと思う。

ウンチ、ウンチと何度も書いてすみません。
by himarayasugi2 | 2013-06-07 06:54 | | Comments(0)
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